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1)SD STi MC後(2004)
2)MC前 スポーツワゴン
3)セダン STi MC前
4)初代 STiVer.6 タイプRA
5)初代SW STi Ver.
6)インプレッサvsランエボ
7)ラリーカー
・現行WRCスペックC
・現行WRX
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APRCー4 ラリー北海道

          Team栃木SUBARU

マイとかちの方が撮影してくれました。素晴らしいタイミングです!

7月14日 朝、打ち合わせを一件した後、Fロード誌カニミソ取材のため箱根ターンパイクの金魚コーナーへ。霧が出ているものの、無事終了。今日の”主役”はベンツ評価の踏み絵みたいなクルマです。果たして評価はいかに? スカイラークでお昼を食べていたら「タイヤがまだ到着しない」という連絡。あららら! 急いで帰ってチェックしてみたら、送り出しは昨日。16時くらいに到着予定とのこと。こらもう私が持って行けるタイミングじゃない。弟子山本に電話したら「栃木スバルまで持って行けます」。良かった! 私はというと、突如早まった北海道入りのため、超タイト。急いで仕事や準備を済ませ、用意終わったら夜の8時! ラッキーなことに大洗港発苫小牧行き23時59分発のフェリーが取れました。ただB寝台しか空いてない。果たして居場所を見ると、全然問題ないけれど仕事は出来ないワな。フロントで上のクラスが空いているか聞いてみたら「キャンセル待ちです」。待ったら運良く空きが出た。1万5千円の追加料金で原稿書きまくれるなら安いもの。この原稿、ツインルームで書いてます。お風呂入って飲んで寝。

7月15日 起きると当たり前ながら窓の外は海。濃い霧が出ており、50mくらい先まで見えない。ボートの免許を持っているけれど、突如こんな条件になったら真剣に恐いっす! 昔はGPSやレーダー無しで走ってたのだから驚く。「船の社会」にはそんな「船乗り英雄の時代」の名残があるのか、いろんな場面で違和感あります。例えば食事。北海道行きフェリーの食事は3食前払いで2千円。時間になると「これから食事の提供を始めます」。おいおい。お金払ってるの、コッチじゃないの! そんな船内で原稿書いたりお風呂入ったり”提供される”食事したり。そうそう。同じ船に2輪ジャーナリストの山田純氏が乗ってました。船内のビデオで初めて韓国の映画を見る。なるほど聞いていた通りストーリー的には単純かつ「ありえないでしょう!」ながら、俳優の演技力が高い。思わず最後まで見ちゃう。こらダンナの愛じゃ物足りない奥様方の支持を得るワな。定刻の19時45分苫小牧港着。今回は波もなく快適な航海でした。ホテルにチェックインし、原稿送ったりメールを見たりしてたら10時。近所の屋台村で朝採れのイカ(新鮮でウマい! 450円と安い)食べ、飲む。北海道、沖縄といい勝負なくらい好きです。

ツインルームならバリバリ仕事が可能

7月16日 朝一でラリーカーを受け取りに行く。コンテナから出そうとするも、バッテリー上がっており始動出来ず。でも通関してくれた会社の人達が親切で、たちまちブースターケーブルを持ってきてくれました。しかも今回初めて車両に全くダメージ無し! 今まで必ず2〜3カ所ヘコんでましたから。挨拶して走り出すと、コンテナヤード出て500mくらいでエンスト。あらま! ガソリン、ほとんど無かったらしい。ラッキーにも通関してくれた会社の人が通り掛かり、ガソリンスタンドまで乗せていってもらう。ガソリン買って入れたら、56リッターも入った(缶で5リッター。スタンドに移動し51リッター)。そのまま帯広まで移動。車両の不具合無し。210km走って21リッター。素晴らしく燃費の良いラリー車だと感心しきり。月曜日まで帯広スバルで預かってもらいます。帯広スバル、すでに柳沢選手のラリーカーも到着してました。地元のディーラーがバックアップしてくれるのは非常に有り難いことである。それにしても暑い! 昨年、新得町のラリー教室に行った時も暑かったけれど、今日はそれ以上。30度くらいあるんじゃなかろうか。ラリー本番の日は涼しくなることを願う。帯広駅まで送って頂き、JRで苫小牧へ。帯広から乗った特急、ディーゼルで『FURIKO』と書いてある。速いのかもしれないけれど、けっこう揺れるのね。

7月17日 泊まっているホテル、なんだか夜賑やか。いろんなトコロから、いわゆる”ラップ音”がします。部屋の中から出てるんだから困ったもの。霊感は強い方じゃないものの、なぜか音だけ聞こえるタチらしい。早めにチェックアウトし、帯広へ向かう。JH北海道支社は10月一杯、道東の高速4日間乗り放題付きの回数券を3千円で売っている。とりあえずこいつを買ってみた。苫小牧東から夕張まで1700円。夕張ICから十勝清水ICまでは”忍耐”の一文字! 何たって制限速度を下まわって走るめちゃくちゃ遅い人が居るのだ。しかもガラガラの道で後続車が数十台繋がっても我感知せず、といったペース。こういった人、心臓に毛が生えているどころでなく、社会性に問題あると思う。飛ばせ、と行ってるのでなく、一時停止し安全に譲れる路側帯はいくらでもあるのだから、50台くらい溜まったら(基本的に交通量少ないので50台溜まるってことは道交法の基本理念である”交通の円滑”な流れを相当ジャマしてる)譲りなさい、と言いたい! ノロノロ走行は年齢、車種問わず。40歳代の人のトラックだったり、20歳代のバイクだったり、若い女の子のミニバンだったりヒゲのオジサンのトライク(3輪車)だったり。皆さんストレス溜まるのだろう。たまに出現する追い越し区間は全開! というかあまりに遅い人は、追い越し禁止区間でもガンガン抜かれたりしてる。最後は40kmで走るトレーラーの後ろを延々走らされ十勝清水から高速道路に。ここ600円だから2300円分。今日から音更にあるサービスパークはオープンしてるのだけれど、キャロッセチームしか居ない。私のチームも明日の午後、オーストラリア組と栃木スバル組が音更に入ります。

こんなレンタカーが! 盛り上がりますね!

7月18日 午前中はホテルの部屋で仕事。合間に洗濯など。それにしても暑い! 一昨日30度。昨日32度。今日は午前中の激しい通り雨から急に蒸し暑くなった。とてもじゃないけれど北海道の気温と思えません。昨晩は鶏肉料理の店に入ったら、暑くて辛抱出来そうにない。エアコンが間に合ってないのだ。1品だけ頼んでビール飲んで脱出! 屋台ならいいだろう、と河岸を変えたモノの、同じくらい暑いじゃないの! お昼過ぎ、帯広スバルに行って午後のスケジュールを伝える。その足で帯広空港へ。ダニーさんとコ・ドラ(ギグニー・アンさんと言います)、ジャーナストのシモーヌさん(ロトルアの途中からスティービィちゃん、と呼んでます)の乗ったJALは10分早い15時10分着。荷物取ってクルマに乗ると、ちょうど栃木スバルの人達も帯広スバルに着いたとの電話。16時から帯広スバルでアンダーガード外して下回りの洗車や、ダメージのチェックなど。サブフレームを見たら下側がボコボコ。北海道の後、交換した方がいいかもしれません。今回は栃木スバルがサービストラックを出してくれたため、コンプレッサーも発電機もテントもあります(買い物用のスクーターを持ってくればカンペキでした)。明日の午後からサービスパークに移動する予定。皆さんサービスパークに来たらぜひ声を掛けてください。食べ物の差し入れ大歓迎っす!

 今回このような機会を頂き、小平社長を始め、斎藤専務、根本次長、中田課長、佐野店のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。7月17日に栃木スバル本社を皆さんからの激励を受けながら出発し、高速で仙台まで行き、夜8時に太平洋フェリーに乗船。船内は旅行客が多くとても楽しそうでしたが、私はラリー経験が無いので、期待と不安で一杯でした(1時間置きに目が覚めるほど)。翌日のお昼過ぎに帯広スバルに到着。今回整備させてもらうラリーカーを見て、これから貴重な体験ができるのだと実感が沸いてきました。下回りのチェックをするということで、タイヤ、アンダーカバーを外しました。また、下回を見ると前回のラリーでの激しい走りをものがたっており、いたるところにドロが詰まっています。スチームで洗車する際、ラリー車を移動させたのですが、ドキドキしました。夜はチームのみんなで夕食に。とても楽しかったです。明日からダニーさんの指導の元、整備が始まります。期待に応えられるよう、頑張ろうと思いました。(栃木スバル/星 誠一)

帯広の屋台。オーストラリア人もお気に入り!

大出 宇都宮から北海道は帯広まで約25時間。そのなかでもつらかったのが、仙台からのフェリーです。船のゆったりとした揺れ方は立っていることもできないのです。しかし、そんなつらさもフェリーから降りるときにはふきとびました。北海道に降り立ったという現実感が、これからどんな事が待っているのかという昂揚感に変化したのです。初日は、オーストラリア組と合流し、ラリーカーをリフトアップをしてダメージチェック。その後下回りの汚れを洗浄。といった内容です。ラリーカーのサービスメカニックとして派遣されたのですが、初めてなことづくしで何をすればいいのか全くわかりません。いままでの経験を生かしきれる様に、ラリーフィニッシュまでがんばりたいと思います。美味しいビールご馳走様でした。(栃木スバル/大出浩之)

7月19日 午前中は帯広スバルのサービス工場をお借りし、ラリーカーのメインテナンス。といってもダメージ無い上、大物消耗部品の交換パーツは行わない。最も減るのがブレーキローターながら、ラリー1,5回分くらい持つようだ(ロトルアのレグ1で交換したため、そのままイケそう)。メインテナンスはアンダーガードを全て外してボルト&ナットのトルクチェック。続いてオイルやブレーキフルード、クラッチフルードを交換し、キズだらけになっているフロントバンパーと、マッドフラップのリペアも行い夕方終了。私は13時の書類チェックの後、新しいコ・ドライバーとペースノート作りの練習に出る。もちろんラリーのSSで使うコースなんかに入ったら失格なので、地図と照らし合わせ疑われもしない場所を選ぶ。完全に英語のペースノートだからして(前回までミギとヒダリだけ日本語)、戸惑う。恥ずかしながら日本語でも右と左をけっこう間違えるのだった。果たして慣れるもんだろうか? サービスパークに戻ってくると、おお! テントが二つも建っており、凄く立派に見えるじゃないの! 今までのラリーと全く違う! 何とかアジパシにエントリーしているチームのメンツを保てます。夕食は焼き鳥。外国の人でも皆さん大丈夫です。スティービーちゃん&アンさん、日本に来るの初めて。いろんなものに「ファンタスティック!」「アメージング!」と喜んでくれてます。初めての日本を楽しんでもらっているみたい。

たまには酔ってないトレーシー選手を(田口選手のコ・ドラ)

 今日はオイル類の交換やブレーキの点検、Fバンパーの修理、下回りのトルクチェックといった作業をしました。アンダーガードを外しフューエルタンクの下に詰まっていたドロを落とすと、強固なアンダーガードを装着していても凹みがあり、ラリーの凄さを感じます。作業は帯広スバルの工場内で出来たので、リフトも使えて良かったです。帯広スバルの皆様、ありがとうございました。その後サービスパークに移動し、ラリーカー、トラック、テントの位置を決め明日からの作業に備えます。また、今日はチームのみんなと写真が撮れたので、とてもよかったです。明日からいよいよサービスパークでトレーニングが始まります。気合いを入れて頑張ろう!

大出 今日はラリーカーの整備です。朝食後、サービスメニューの打ち合わせをしてから作業に入りました。油脂類の交換と、ブレーキ清掃、外装の修理等を昼食をはさんで行いました。一通りの作業が終わり、サービスパークへ移動となりました。18〜19日と、ラリーカーの整備に場所を貸して頂きました帯広スバル様、ありがとうございました。サービスパークには何チームかテントを張り、ラリーカーの整備をしていました。小降りの雨のなか、サービストラックの位置決め、そしてテントを出して設置。サービストラック内の荷物を外に出して、使いやすく整理しました。その後一休みをし、レッキ車両にキズ防止のガードをつけて本日は終了。

こんな可愛らしいゲストも来ました

7月20日 サービスパークに行くと、少しづつ賑やかになり始めている。午前中はステッカー貼りや、レギュレーションの新しい解釈をクリアするための作業。私とコ・ドラのアンさんは、午後からレッキに出発。普通、レッキというと2日分をほぼ均等に分けて行うが、ラリー北海道は90%が2日目のスケジュール。したがって14時にサービスを出発し、17時帰着。おそらく近い将来レッキを1日で済ませるようにしたい、ということなのかもしれない。加えて今日は3km少々と5km少々という短いSSを2本。最長47km。普通で20kmオーバーというニュージーランドのSSからすると、あっという間に終わっちゃった感じ。もちろんラリー北海道でも今日のSSは短い方。30km近いSSもある。20kmオーバーだって珍しくありません。やっぱり北海道って本州とひと味違ったラリーを楽しめます。とりあえずペースノート作りは大きな問題点無く、一安心。ただ路面が滑りやすい。浮きジャリのコーナーも多数。深い谷や岩などないため危険性こそないものの、リタイアに直結するコースアウトに注意しないといけません。丁寧に走った方がいいかも。明日は5時30分出発。お酒もセーブし、早めに寝ます。

 サービスパークで栃木スバルのステッカーやゼッケンを貼りました。他のラリーカーに負けず良い感じです。また、今日はレッキということで、レッキカーのチェック。ラリーカーはインタークーラーに問題が発生し、新品と交換しました。今日からチーム員が二人増え、賑やかな感じ。仲も良くなってきたためか、私はあだ名で「ジュダイちゃん!」と呼ばれるようになりました(スバル1級の資格を持っているので、スターウォーズのジュダイマスターから来ているらしい)。ラリー北海道のパスにもジュダイちゃんと書いてもらいました。とても良い感じで本番に向けた作業が進んでいます。

本番に向けたトレーニングを行う

大出 今日からは直接サービスパークへ移動。サービスパークで朝食をすませて、ラリーカーのジャッキアップ。エアーツールを使用しやすいように、エアーホースをテントにそって設置。昨日からの続きで、ステッカーをはがし、新しいステッカーを貼る作業をしました。昼食後も午前中から引き続きステッカー貼り。国沢さんはレッキに向かいました。今日も午後から天気が悪くなり、雨が降ってきたのでテントに雨対策を施しました。その他の作業はエンジンルーム&ボディ清掃をして本日は終了。いよいよ明日は車検です。

7月21日 朝4時半に起きてレッキへ。音更から高速道路で足寄。そこから陸別の北西方向の山に入っていく。1本目は26km。2本目も20kmを軽く超える、日本と思えない長さのSSである。しかも変化に富んでおり、直線めちゃ長いというチャレンジングなコース。500mの直線を筆頭に、400m級ゴロゴロ。200mなんてのは普通なのだ。加えて嬉しい事に今まで出たアジパシじゃ最も短い移動でレッキ可能。陸別のあたり、交通量少なく快適であります。ラリー北海道のようなアベレージ速いコース、もちろんエンジンパワーがモノを言う。ターボラグを無くすアンチラグコンピューター、間に合わなかったため(おそらく今回もアンチラグ無しは私だけ)、厳しい戦いになりそう。昨日のレッキで三菱自動車の音更テストコースの前を通ったが、日産の陸別テストコースの横を通りました。そういえばこのあたり、テストコース多い。サービスチームは車検。基本的に問題なかったもののドライバー&コ・ドライバーの名前のステッカーを残し(ニュージーランドじゃコ・ドラのステッカーを剥がせと言われました。北海道は2人分必要との事)無事終了。これでラリーの準備が全て完了である。夜、地元主催のウェルカムパーティ。お酒も食べ物も豊富に揃っており、参加者の皆さん大満足。帯広は地元がバックアップしてくれるため、WRCも定着するんじゃなかろうか。

地元のバックアップもバッチリ!

 今日で4日目です。午前中はラリー用のアライメントの測定方法を教えてもらい、測定しました。異常なし。午後は3時からラリーカーの公式車両検査を帯広三菱自動車販売音更店で受けました。初めて見る公式車検でしたが、一般的な検査と競技に必要な検査をミックスさせた感じで特に問題ありませんでした。これでラリーカーは競技に出られます。夜はラリー北海道ウェルカムパーティに参加。会場にはラリー関係者が多数参加しており圧倒され気味。国沢さんのところに新井さんが来て話をしていたので、ちゃっかり新井さんと写真を撮って貰いました。料理も美味しく楽しいパーティでした。

大出 今日は朝から曇り空。雨が降らないようにと思いつつ、ホテルからサービスパークへ。サービストラックから荷物を出して作業準備をし、アライメントの測定方法と調整数値を教わりました。その後、外装の細かい修正、サンバイザーの作成取付、ライト点灯状態の確認、エンジンルームの点検をして、車検に向かいました。排気ガス測定から始まり、重量測定、外装の状態や下回りの確認。車を移動して、ターボ前のインテークダクトを取り外し、リストリクターを確認していました。特に大きな問題も無く車検をクリア。夜はウェルカムパーティーです。ラリー関係者方々のスピーチを聞いていますと、いよいよ明日から始まるのだなと緊張感が生まれました。

今回は10人+カメラマンという体制です

7月22日 本日は夕方にセレモニアルスタートがあるのみ。これまでのアジパシ、金曜日の午前中はシェイクダウンテストというスケジュール。マスコミの人などを乗せる日なのだ。とりあえず9時集合でサービスパークへ。昨晩遅くロトルアでメカニックをやってくれたヨダちゃんとステッカーちゃんが到着。これでメンバー勢揃いです。メカニックは作業確認と練習。初心者が混ざっていないせいか、最初から驚くほど早い! ロトルアの時は、ジャッキアップしてタイヤ交換しジャッキダウンするまで一回目8分。4分で済ます事を目標に練習した。しかし! 今回は5回やったら2分34秒という素晴らしいタイムが出ました。もはやサービス体制万全でしょう! ペースノートもコ・ドラも納得した仕上がりになったし。今日からダンロップのタイヤサービスが開き、ニュータイヤ12本も揃いました。さらに! 何とカヤバのサービスカーも来ているじゃないの! 聞けばテストケースで来てみたとのこと。スペアのダンパーをチェックしてもらうと「とりあえず分解してみました。大丈夫です。問題ありません」。カヤバもブランド構築をすべく前向きになり始めということなのかもしれない。とても良いことだと思う。これで準備は全て終了。18時からセレモニアルスタート。WRCじゃないのであまり人は来ないだろう予想していたが、意外や意外! 地元の高校の吹奏楽部や、御神輿、屋台まで出てお祭りのよう。小さい子供もたくさん手を振ってくれ、コ・ドラのアンさんも大喜び。いよいよ明日からラリー! リタイアしないよう、頑張ります。

大出 今日から前回参加された丸山さんと植草さんが合流しました。午前中はサービスでラリーカーをジャッキアップし、タイヤを外す練習です。確実に素早く作業をできるように、チーフからアドバイスを受けながら数回こなしました。前回使用したタイヤも新しいタイヤに付け替え、スタートに向けて用意が整っていきます。午後からは帯広中央公園に移動して、いよいよセレモニアルスタートです。1台1台、スタート台でドライバーを紹介しながらのスタート。色とりどりのラリーカーが公園内を走っていきました。明日のサービスは2回予定されているので、ミスをしない様に確実に行いたいと思います。

御輿が外国人に受けてました

7月23日 いよいよラリー! プライベーターはスタートした時点でエネルギーの80%を使い果たしているけれど、せっかくここまできたのだから楽しまなくちゃ! しかし! SS1から大ピンチ! レッキの時は「飛ばないだろう」と思っていたギャップをラリースピードで通ったら、とんでもありません。いや、とんでしまいました。地面が3mくらい斜め下に見える激しいジャンプだったこともあり(もちろん斜め左前方から思い切り落ちた)、飛んだ瞬間「ラリー北海道、早くも終わりましたね」と覚悟す。凄い衝撃だった上、ボンネットが盛り上がちゃいましたから。ただ踏み切る瞬間「こらアカン!」と判断。フルブレーキングして斜めに通過したのが良かったのだろう。加えてラッキーにもコースオフせず、サスペンションやラジエターのダメージ無し。しかも前を走っている伊藤君(ロトルアで一緒に走ってから仲良くなりました)に追い付きつつあるらしく、ホコリで前が見えなくなり始める。ハイビームにしていると、やはり前方に伊藤君。すぐ気が付き、譲ってくれました。驚くべきことにSS1をフィニッシュすると、けっこうタイム良いだったりして(後で9位だと判明しました)。SS2も無理せず走ったのだが、これまた途中で先行車に追いついてしまいダストでペースダウンしたものの悪くないタイム。どうしちゃったのか、自分で不思議なくらい。皆さん走り慣れている陸別のダートラコースを使うSS4とSS8を除き、まぁまぁのタイムなのだ。今回から左足ブレーキを解禁したため(ブレーキに負担が掛かる。調子こいてずっと使ってたら案の定フェードしちゃいました)、登り坂での遅れが少なくなったかも。もう一つ。良い意味で意外だったのが、完全英語のペースノートに慣れ始めたこと。アンさんのペースノート読むテンポも上手で、少しづつ解り初めた感じ。レグ1の総合結果は何と望外の10位。されど最後のサービス、めちゃ大変。バンパー、ラジエターを外し、WRCで見るような大きなハンマー使って「ガンガン!」。何と45分のサービスで元通りのカッコに! タイムオーバー無しで完了しました。

ドカン! ドカン! 思い切りハンマーをふるう

 朝、サービスパークに集合し、ラリーのレグ1がスタートしました。午前中はリフューエル(燃料補給)の担当です。SS1〜SS4までダニーさん、スティービーさんと一緒に指定場所まで先行し、リフューエルしました。これが意外に大変。燃料を入れること自体、何の問題もないのですけれど、何カ所か指定されたリフューエルエリアに行くための移動が長い。3カ所でリフューエルを行い、サービスパークに戻るとすぐ1回目のサービス。リア右タイヤがパンクしたため、全タイヤ交換。フロント部にダメージを受けていたのだけれど、トルクチェック(ボルトやナットの増し締め)など優先し、フロントバンパーは応急処置だけで送り出す。そして45分ある最後のサービスでダメージを受けたフロント部を全員で修理(ラジエターを外し、フロントのフレームを修正)しました。つなぎはクーラントでビショビショに濡れましたが、ラリーの気分を最高に味わえた気がします。また、時間内に終わる事が出来て本当によかったです。

大出 いよいよラリーカーが走り出します。朝6時半にサービスパークへ準備に。ラリーカーとリフューエルカーを見送ってから、一時ホテルへ帰りました。9時にチーム員と合流し、再びサービスパークへ移動。12時頃に初めてのサービスがあるので、時間が迫るにつれて緊張してきます。サービスパークにラリーカーが戻ってきた姿をみてびっくりしました。フロントバンパーが一部無くなってまいす。SS1でジャンプをしたとの事。打ち合わせ通りにジャッキアップ中、右後輪がパンクしたので、全部新品にするとの指示が。タイヤを外し各部チェックの後、破損したフロント部分をダメージを見る為アンダーガードを外しました。幸運なことにラジエター付近には破損箇所が無く、このまま走行可能となりました。サービスの時間が20分なので、できるだけの作業をし、新品タイヤ装着をして終了です。2回目のサービスは18時半過ぎとの事。午後は軽い食事をとり、ダニーさんとリフューエルに行きました。3回に分けてガソリンをラリーカーに補給するのです。夕方にサービスパークへ戻ってきて、すぐにサービスの準備にかかりました。まずはホイールアライメントチェック、その後にジャッキアップ。各部をチェックした後に、ダニーさんからフロントバンパーとラジエターを外すとの指示が。2回目のサービスは45分あるので、SS1で破損したフロント部を修正する事に。その間にブレーキオイル交換、リヤバンパー修正を行いました。大きなハンマーを使って破損箇所を出来るだけ修正してから、ラジエターとバンパーを装着。冷却系のエアを抜いて時間内にサービス終了です。照明装置を使いながらのサービスはとても迫力がありました。

食事もバッチリ! 知らない女の子が混ざってたりして

7月24日 レグ2は5時に1号車がスタートするため、4時起き。パルクフェルメ(車両保管場所)でラリーカーをピックアップし、まず20分のサービス。昨晩行った大修理で着脱した場所の確認など。幸い問題無し! 嬉しいことにスタート順は10番目。2分毎のスタートとなる。もちろん前を走るのは私より速いクルマだし、2分あればダストも心配なし。されど1本目のSS9は初日の最初に作ったペースノートだったため、最後の右直角コーナーの表現が悪くタイヤをロックさせてしまいエンスト。29kmある2本目のSS10も途中から30m先くらいまでしか見えない霧。ペースノート走行に慣れておらず、これまた全然アクセル踏めない(同じコースを走る午後は、道が荒れていたのに30秒も速くなりました)。ちなみに普通に走れた3本目のSS11は9位。SS12も9位と、なかなかイイ感じ。ラッキーなことに4本目のSSを終わった時点で、ちょうどパッドが売り切れ。キーキー鳴き始める。やっぱり左足ブレーキ使うと、パッド減ります。2回目のサービスで前後のパッドを交換(ほとんど残っていなかったとのこと)。午前中と同じSSをもう一度づつ走る午後に、初めてアタックしてみようと決めた。私の場合、クルマの攻め方に4つ精神的なランクが存在す。『レベル4』はクラッシュする可能性も考えられるサーキットでのレース。自分のクルマなら『レベル3』。ブツけたら自分払いなので、十分注意します。そして広報車に乗るときは『レベル2』。もし公道で事故でも起こそうものなら、社会的な問題を引き起こす。そして『レベル1』がレーシングカーより高価な試作車に乗る時のもの。今年のラリー、今まで全てレベル2。だからこそダメージも大きなコースオフもしていない。長い説明になったけど、これをレベル3にしてみましょうか、ということである。早速午後の1本目で試そうとしたが、どっこい! スタックしちゃうくらい深いワダチが出来てるじゃないの! ここで気合い入れ横向けてみたら、お腹からハンパじゃない音が。下回りを補強してないと、とてもじゃないけど耐えられそうに無い。次の楽しみにとっておきましょう。今回も最後までレベル2で走り、無事フィニッシュ!

 ラリー北海道で最も「何て素晴らしいんでしょう!」と思ったのが、観客の皆さんである。足寄でも陸別でも、サービスパークのある音更でも、通るルートにたくさん人が居て手を振ってくれます。交通整理に出ているパトカーのお巡りさんも挨拶すると手を振ってくれるほど。WRCの時と同じく、地元の『十勝毎日新聞』が毎日しっかり記事を掲載してくれているいるのが良いのだと思う。私の名前を呼んでくれる人も多く、とても嬉しかったっす! 最後のサービスに戻るとチームのみんなが拍手で迎えてくれる。いやいや今回も完走出来て良かった良かった! 順位は8位。例によって夜の打ち上げを帯広駅の近所にあるアイリッシュパブで行い。なぜか途中から田口選手のコ・ドラやMRF(三菱)のクルー、アジパシのジジイクラスであるマーレーさんのチームの人も混ざっており、カラオケ大会に。全然知らなかったのだけれど、マネージャーのダニーさん、マイク持つと離さない人でした。声がかれてるのに、まだ歌ってるじゃないの。結局2時過ぎまで騒ぎ、全員ベロベロで寝。いやぁ今回のラリーも楽しかった!

 ラリー最終日。午前4時30分にロビー集合なので気合いを入れて起きました。早朝のサービスで昨日整備したフロント部の締め付け確認。2回目のサービスはブレーキパッドを交換し、フロント2本のタイヤ交換と、トーインのチェック。特に問題なかったため20分以内に送り出すことが出来ました。2回目のサービスが終わると、後はゴール直前の最終チェックのみ。緊張感がほぐれ「国沢さん頑張って下さい」と思うだけです。結果は好成績! 国沢さん、アンさん、お疲れさまでした。ラリーフィニッシュではダニーさんにコッチにおいでと言われ、ドライバーとコー・ドライバー、ラリーカーと一緒にメディアの前で少し照れながらも手を振り、とても楽しい経験が出来ました。今回のラリーで感じたのですが、他チームはライバルのハズなのですけれど、完走できるよう手伝ってくれたり仲良く交流したりしまう。とてもフェアで楽しいモータースポーツだと感じました。また、今回本当に良い経験が出来ました。チームの人達はみんな良い人ばかり。ラリーの気分も満喫させて頂き、感謝しています。本当にありがとうございました。

大出 朝4時半にロビーに集合しサービスパークへ。朝一番のサービスは昨日の作業の再チェックです。一番目はジャッキアップ。アンダーガードを外して、クーラントが漏れていないかチェックしました。クーラントの量をチェックして補充。外した部分のトルクチェックをして、バンパーが取れないように修正。特に大きな作業もなくサービス終了です。ラリーカーを見送った後、サービススペースを整理整頓。次のサービスまで一休みです。10時頃に最後のサービスです。ラリーカーは以前と変わらぬ姿でサービスパークに。無事でよかったと思いつつ、ジャッキアップをし、タイヤを外しました。ブレーキパッドを違うものに交換すると指示が。合わせてフロントタイヤは新品に交換。大きな作業もなく最後のサービスが終了。完走を祈りつつ、ラリーカーを見送りました。しばらくしてから、無事にフィニッシュ! 8位おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。

ウチはダンロップだっての!

丸山茂高 ニュージーランドで体験したラリーの楽しさが忘れられず、今回も国沢さんにお願いして参加させていただきました。今回は前回と違いテントや工具、そして国沢さんの奥さんのおいしい手料理まであって信じられないくらいの充実ぶりに思わず国沢さんと「信じられないね」なんて話してました。これだけ揃えばニュージーランドのように道具が無いからなんて言い訳はとても出来ません。でもそのぶん気合も十分乗ってきます。そして二回目と言うこともあって多少の余裕なんかも出てきたりして……。そんなことを思っていたらレグ1のビックサービスで足をすくわれてしまいました。けど何があるかわからないのがラリー。そんなアクシデントも終わってみれば楽しかったりして、いよいよラリーの楽しさにハマってきています。今回は競技日程が土日だけで前回よりも1日短かったけど内容は前回よりもとても濃い内容のサービスをすることが出来ました。そして国沢さんは8位でフィニッシュ! そんな結果に「凄いよねー」なんて話していたら自分のチームの車がノーマル車だって事を思い切り忘れてました。ノーマル車で8位ほんとに素晴らしい結果でした。ダニーさんは初日から「unbelievable」なんて言ってました。まぁ初日の最初のサービスに車が入ってきたときも「unbelievable」でした。そしてラリーが終わればいよいよ打ち上げ。今回は前回と違い日本なのでNZの時のように他のチームとは一緒にならないのかな? 思っていたらなんとMRFのクルーとMrallyのクルーが途中から合流して結局NZの時のようにお祭り騒ぎになりました。そして大カラオケ大会に。ダニーさんは何かスイッチが入ったらしくずっとマイク握りっぱなしで終わった頃には声がかすれていました。NZで見れなかった一面が見れて新たな発見でした。他のチームの人と一緒に歌ったりできて最高でした。「ホテル ルートイン」なんて替え歌もできちゃいました。そして「Hey jude」がチームのテーマソングに。最後はみんなで大合唱、本当に最高のチームです。レース中は全然話さなくても終わってしまえばチーム関係なくみんなで盛り上がる。それもまたラリーの楽しみだと思ってます。今回は途中からの参加だったので少し心配だったけど始まってみればチームワークもバッチリおまけに順位も上の方で何も言うことが無いくらい素晴らしいラリーでした。そして最後に交わした「see you next rally」の言葉を胸に刻んでまたこのチームが集まることが出来たら最高に幸せです。国沢さん、アンさん、ダニーさん、スティービーさん、星さん、大出さん、植草さん、国沢さんの奥さん、宮本さん本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。see you next rally

植草浩昌(ステッカーちゃん) ロトルア・ラリーに引き続き、ラリー北海道にも無理やり首を突っ込んでの参加となりました。「StickerChan」こと植草です。今回は日程の都合上ステッカーを施工することは出来ませんでしたが前回にも増してラリーという素晴らしいモータースポーツに携わることが出来て大変に幸せです。本番前日の早朝に帯広に着いて速攻でホテルのベットに入って朝8時に起床、ホテルのロビーでチームメイトとの久々の再会に酔いしれた後、サービスパークへ。着いてビックリ!「何じゃこの豪華設備は!!!」。何でも揃っているサービスのテントはキャンプのエキスパートに連れて来て貰ったかのごとくです。何と言っても今回の目玉は初日の45分のサービスでの大修理大会です。サービスにラリーカーが入ってくる前に、今回はゼッケン13番のロシア人がドライバーのチームの監督さんであろう、KITという名前の群馬にあるラリーショップの社長さん(当日は知りませんでした。帰ってから調べました)吉本さんが僕たちのチームのことを気にかけてくれサポートしてくれました。この方はラリーに長年精通している方でいろいろな話を聞かせてくれました(下ネタ交じりで)。どうやって直すかシュミレーションして、車を待っていました。さぁ! ラリーカーが帰ってきました、私は本物のメカニックではないので手出しは出来ませんが、フレーム等をでっかいハンマーでドッカンドッカンぶったたくサポートをしたのですが正直腰が引けてました(後でスティービーさんにからかわれました……)。まるでWRCのようなサービスで終わったあとのチームの皆の顔は輝いていました。こんなに大きなクラッシュがあったにも関わらず、無事完走しかも8位 ゼッケン21を付けて8位というのはすんげー事です。国沢さんアンさんお疲れさんでした。そしてスタッフの皆、頑張ったね、最高のチームです。やっぱり最後はビールでしょう。アイリッシュ・パブでの打ち上げです(ここ、3日通いました……)。しこたま飲んで歌って転がるようにホテルへ帰りシャワーも浴びずにベットで爆睡です。終わってしまえばこの3日間本当にあっという間で常に寝不足だった気がします。帰りは何と! 千歳までラリーカーを自走させての移動、しばらく運転させてもらいましたがあんなにエキサイティングな移動は最初で最後でしょう。インプレッサが本気で欲しくなります。トラックと一緒だったのでスピードは出せませんが、気持ちよかったです。こんな機会を2度も与えてくれた国沢さん本当に感謝しています。See you next Rally!


マイクを離さないダニーさん。声、枯れてるっての!

7月25日 サービスパークにラリーカーとサービストラックを引き取りに行き、オーストラリア組とディーラー組はお別れ。経費削減のためオーストラリアの3人とヨメ、番頭と6人乗りし、千歳空港へ向かう。音更から千歳までノンビリ走って3時間。全員14時発のエア・ドゥで羽田まで。私のフェリーは19時。それまで溜まっていたラリーのレポートを書く。今回最も「そう思われているのね」と興味深かったのが、自動車評論家のドラテク評価。多くの皆さんから「評論家なんて口だけだと思ってましたよ」。「本当に3回目なの?」とか「練習してないってホント?」なんて事も言われました。評論家という職業、いろんなクルマにいろんな場所で乗る。ドラテクもキッチリ持ってます。ただ競技をやった経験を持たないだけ。やれば同業者の皆さん、けっこう速いと思う。帰りは仙台行きのフェリーに乗る。この路線、大洗便と全く異なり、めちゃ快適。乗ったのは何年も連続してフェリー・オブ・ザ・イヤーを取っている船だったこともあり、レストランもバーも売店もユッタリ。A寝台を選んだのだが、TVまで付いてた。考えてみれば行きもこの路線にしようと思ったのだけれど、予約取れなかったのだ。さすがに疲れたので、飲んで早寝。

今回も無事フィニッシュ! 総合8位でした

・ラリー・オブ・キャンベラのDVD映像(カンガルー横断やヘリ、ジャンプ、コースアウト映像を含む全長30km/25分に渡るSS17マインシャフトノーカット版&途中でパンクした19,5km/13分のハイスピードSS4&テストコース)が準備出来ました。応援頂ける方はこちらまで。テストコースの画像はここでも御覧いただけます。53MBありますので、ブロードバンドの方でもダウンロードに30秒近く掛かるかもしれません。