July 01, 2004

6月30日

ダイムラークライスラーが日本でリコールを発表した。内容はブレーキ関係。驚くのは昨年12月に問題が判明していたのも関わらず「対策部品を開発出来ていないから」という理由でずっとリコールを発表しなかった点。つまり「いつ起きてもおかしくないブレーキトラブル」をそのままにしておいた、ということ。大いに不安なのがダイムラークライスラー渾身の作である『センソトロニック』(ブレーキbyワイヤと呼ばれる電子制御ブレーキ。ペダルの踏み量を電気的に関知。最適な油圧を掛ける)も含まれること。幸い重大な事故は起きなかったものの、センソトロニック関係で365件も不具合がでていたという。確かに対策部品無しでリコールの発表などしたら、クルマの使用が出来なくなるからダイムラークライスラーの補償額は恐ろしく大きくなる。だからといって効かなくなるブレーキを放置して許されるものじゃない。三菱トラックと全く同じだ。決定的な問題点は、電子ブレーキのバックアップ機能が十分稼働しなかった可能性あるということ。トヨタもセンソトロニックと違うタイプの電子制御ブレーキをハイブリッド車で使っているけれど、万一の電気的なトラブルに備え機械式のブレーキを残している。その点エスティマHVの時、トヨタに聞くと「物理的にも従来型のブレーキと同等以上の信頼性を持っています」。センソトロニックの場合、追突事故が起きているのでバックアップ機能の効きが十分でなかったのだろう。恐ろしいことである。「最善か無か」というのはダイムラーベンツ創業当初の社是。「いい加減なものなら止めろ!」という素晴らしい精神だ。三菱自動車にも言える事ながら、先輩は天国で怒っていると思う。

Posted by kunisawa at July 1, 2004 11:19 PM | トラックバック