February 04, 2005

中国の人材

中国が持つ最も大きな優位点は『人材』である。日本人と中国人の「頭脳明晰度」にどんな違いがあるか不明ながら(個人的には無いと思う)、仮に優秀な人材を10人選ぶとしよう。100人から選ぶのと1000人から選ぶのではどちらが有利か? こらもう考えるまでもありません。例えば広州(人口1100万人で東京都とイーブン)を中心とする広東省の人口1億人少々。上海中心の狭い地域も同じく1億人を超える。しかも教育熱心。日本と違って未だに激しい競争社会だ。一方、優秀な人材を受け入れる企業は少ない。有力企業が求人をすると、優秀な人材を簡単に採用できる。広東市の場合、東京都に有力企業が10社しかなく、優秀な人材はみんなそこに入りたがっている状態をイメージしてもらえばいいんじゃなかろうか。中国に進出している企業で働く日本人は、口を揃えて「驚くほど優秀ですね」。なのに日本から見ていると、中国は遅れた国というイメージが濃い。したがって「中国は大きな魅力ある市場だし、まだまだ遅れた国だから儲かるだろう」とナメて進出しようものなら、とうてい太刀打ち出来ないという状況に陥ってしまう。技術やノウハウを吸い上げられ、ポイ。中国に進出し、成功しないで帰ってくる企業が少なくないのは、そもそも勝つポテンシャルを持っていなかったからだと思う。この点をしっかり認識することから中国は始まります。

Posted by kunisawa at February 4, 2005 09:46 AM | トラックバック