February 04, 2005

中国に負けるパターン

中国に於ける負けパターンは「自分より能力の高い人間にノウハウを教えた結果、逆転されてしまう」というもの。まず日本の自動車メーカーが中国に進出すべく交渉を開始した、と思って欲しい。車種選択する際「最新のモデルを持ってきて欲しい」という条件を出されるのだけれど、現状ではそれを飲まなければならない。安いだけのクルマを作っても、日本の他のメーカーが最新モデルを持ち込んできたら勝てないからだ。日本の技術者は真面目なので「作るからには」と、納得出来るクオリティのクルマに仕上げるべく中国人の技術者を一生懸命育てる。優秀な人材揃いとあって、生産技術をマスター。するとそれまでの会社を辞め、他の会社に「仕事が出来るから」と売り込み好条件で移籍。なるほど新規参入のメーカーにとっちゃ有り難い人材だ。こういった人達、すでに多数現れ始めた。以下、今後起きるだろうことです。良いタイミングを見計らって、中国政府は自動車メーカーを立ち上げ、優秀な人材を集める。同時に日本側が不利となる規制をいくつか作り(バイクの場合、工場を誘致しておきながら、突如危険だからという理由を付け広州市、北京市、上海市で販売禁止とした)、コスト的な競争力を持たせてやればよろしい。結果、日本のメーカーは中国で厳しい状況になるだけでなく、価格競争力を武器にアジアやアメリカ輸出も行うことだろう。日本は中国市場だけでなく、世界中で攻められるワケ。このパターン、どこかで見たことがあったと思ったら、我が国でした。黎明期、日本は海外のメーカーからいろんなノウハウ&技術を教えて貰ったが、今やそういったメーカーの驚異になりつつあります。

Posted by kunisawa at February 4, 2005 11:55 PM | トラックバック