February 06, 2005

中国と勝負!

昨日書いたような状況は、日本の自動車メーカーも十分承知。中国のポテンシャルをしっかり認識している。なのになぜ進出するか? 広州本田の峯川社長に聞くと「常に一歩先を進めばいいと考えています」。これ、逆に考えると日本側が負けたらお終いになるということ。改めて確認すると「そう理解して頂いていいと思います」。確かに今やらなくても、いつかはライバルとして切磋琢磨しなければならない関係。本田は中国との競争を引き延ばしても仕方ない、と考えているらしい。ま、日本のライバルメーカーと日本やアメリカで戦うのと同じことかも。だからホンダは技術を出し惜しみせず、最新モデルや最新のエンジンを中国に導入している。アコードに搭載されているエンジン、ULEV(大気レベルの排気ガス)ですから。売っているクルマの品質も素晴らく、広州の街中でホンダ車を見ると日本でのベンツやBMWというイメージ。この姿勢が中国のユーザーに支持されていたりするから面白い。旧型車を持ち込むVWのシェアは落ちる一方。ボロボロのジェッタやサンタナがタクシーで使われていることもあり、安グルマと言う認識。日本のメーカーも旧型車だと評価されない。トヨタのVIOS(中国向けのコストパフォーマンス重視モデル)など、現在の中国の道路事情じゃあまり関係ないと思えるエンジンを旧式のタイプとしただけで厳しく評価されてしまっているくらい。トヨタも考え直したらしく、最新型のクラウンとマークXの導入を決めた。ホンダは中国と良い意味で「競争しよう」と決めた模様。競争こそがホンダの技術者を育て、緊張感を生み出すエネルギーになると考えているからだと思う。ホンダのDNAって、モータースポーツに限らず、何にでも「挑む!」という精神なのかもしれません。実力ある企業や人材は、中国で勝負してみたら面白いんじゃなかろうか。今回の取材中「いよいよ国沢さんも中国進出ですか?」と何度か聞かれたけれど、残念ながら私にゃ中国で勝負出来るだけの能力などなさそうです。25歳若ければ、中国語をしっかりマスターして勝負に出たかもしれませんけど。

Posted by kunisawa at February 6, 2005 09:54 PM | トラックバック