May 09, 2005

GMはどうなる?

GMとフォードの調子が良くない。当面明るい状況にないという理由から、ついに格付けも「投機的」になってしまった。果たして危機的なのだろうか? 両社に共通するのは「美味しい思いを断ち切れない」という点にあると思う。御存知の通り両社は収益の大半をSUVで上げてきた。自動車に使われるパーツの数なんて、大きいクルマも小さいクルマも”ほぼ”同じ。例えばエンジン。V6なら2、5リッターでも4,3リッターでも製造原価はあまり変わらないのだ。けれど販売価格が倍することだって珍しくない。自動車という商品、大きくて高い方が基本的に儲かるのである。だからこそGMやフォードは利幅の大きいSUVにこだわってしまう。今年のデトロイトショーを見たってビッグスリーの新型車はSUVや高額車ばかり。コンパクトカーで地道に稼ごうという気など無し。一方、ガソリン価格の高騰を受け、ユーザーは少しでも燃費の良いクルマを選ぼうとしてます。新車だけでなく、中古車まで燃費の良いクルマが大人気。こうなると当然ながらSUVのリセールバリューは悪くなり、結果的に新車を乗り換えようとする人も減っていく。ガソリン価格が下がらない限り、ずっとこの状況は続くだろう。ここから本題。GMとフォードにとって、コンパクトカーを作ること自体、大幅な収益減を意味する。安くて儲かるコンパクトカーを開発する技術力など持っていないからだ。いや、持っていたとしても、同じ販売台数なら収益率は下がる。したがって当面作らない、いや作れないと思う。その間もSUVの人気低迷に歯止めが掛からず。どう考えたって明るい材料無いでしょう! だからこそ格付けも下がったワケ。打開策はあるか? あります。GMもフォードも日本のメーカーと提携している。今こそ日本のメーカーの技術力を取り入れるべきだと思う。ただ急がないとダメ。決断してから実際に売れるクルマになるまで、最短で2年掛かりますから。

Posted by kunisawa at May 9, 2005 10:54 PM