May 20, 2005

レクサスディーラー

レクサスディーラーの発表会が行われた。以前も書いた通り「良い物を適正なコストで作れるトヨタの生産技術を使い、ベンツやBMWと同じだけコスト掛ければ必ずライバルより良い製品になる」というレクサスのコンセプトは素晴らしいし、正義だとも思う。ただそこに到達する方法についちゃ暗中模索状態である。今まで日本車は「価格というハンディ」を武器に勝負してきた。けれど同じ価格で勝負しようというレクサスは、真正面からベンツやBMWと戦わなくちゃならない。つまり素晴らしい完成度を持つ3シリーズに、レクサスISが届いてないとダメ。もっと解りやすく書けば「ベンツやBMWの開発陣とトヨタの開発陣の能力勝負」なのだ。それに加え「ダンパーやシート、ブレーキといったパーツメーカーの能力」も勝負の決め手になる。今まではベンツやBMWに負けても「コストを掛けられませんから」と逃げられた。されど今度は負けられぬ。プリウスの如く違う価値観で勝負するという手段もあるけれど、少なくともGSとISはクルマの方向性からしてライバルとガチンコ。逆に言えば3シリーズより良いクルマに仕上がっていれば、レクサスISは大いに期待出来るんじゃなかろうか。ちなみに量産初期モデルだったヨーロッパ仕様のGSの場合、5シリーズやEクラスに届いておらず。日本仕様がどうなるか不明なれど、2ランクくらい走りの質を上げなければ、ベンツやBMWの味を知っている日本のユーザーからは評価されないと思う。また、ディーラーの高級感についちゃ、本当のお金持ちって案外気にしないもの。むしろ豪華さを宣伝すると、高級を売りにするリゾートやレストランと同じく「高級を見に来る」人しか来ない。もちろん冷静に状況を把握しているレクサスの担当者も居る。そういった人に聞くと「トヨタは大き過ぎるんです。いろんな人が介入してきます」。担当者の好きにやらせて失敗した『WiLL』の二の舞を案じるトヨタ上層部も少なくないそうな。レクサスの成功は疑っていない。何年で成功するかが興味深い。

Posted by kunisawa at May 20, 2005 05:58 PM | トラックバック