本来、スカイラインGT-Rは競技に出るために作られたモデルだった。GT-Rの前身であるスカイラインGT(S54。4気筒エンジン車のフロントを強引にストレッチし6気筒を搭載したモデル)もそう。これが単なるスポーツモデルで、式場選手駆るポルシェ904と勝負していなければ現在のような名声を得ることなどなかったろう。16年後に復活したR32のGT-Rも、当時大いに盛り上がったグループAのレースに出場することを目的としたモデルである。だからこそ2,6リッターという中途半端な排気量のエンジンを開発。搭載したのだ。モータースポーツに興味のないゴーンさんは、そのあたりの機微が全く理解できないんだと思う。GT-Rを単なるスポーツモデルとしか考えていないらしい(外観だけGT500に使うかもしれませんけど)。心のどこかにGT-Rは再びモータースポーツのベース車両になるんじゃないか、と期待していたのだが……。ただ今やサーキットレースは市販車に近い車両で勝てるカテゴリーなど存在せず。したがってランサーエボリューションやインプレッサのようなラリー車になるようなクルマだったら面白かったのに。全長4,4m。全幅1,8m。2リッターターボエンジンを搭載したBMW3シリーズよりカッコいいFRベースの4WDなんて凄く魅力的であります。東京モーターショーに出展されたGT-R、大艦巨砲主義のコンセプトからして古い。
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