January 26, 2006

10年後の技術

自動車メーカーにとって今後2年くらいの商品計画は最も重要。魅力的なクルマさえ仕込めていれば、様々な作戦を立てられます。次に重要なのが次世代の技術を”予想”し、先行開発しなければならない10年後の読みである。盤石だと思えるのはトヨタとホンダ。ハイブリッドを軸に、ディーゼル、電気自動車、燃料電池と何でもスタンバイしてます(ダイハツとスバルはトヨタから供給を受けられる)。しかしそれ以外のメーカーを見ると、どうやら「現在とあまり社会情勢が変わらない」と予想しているらしく、積極的に動いていない。そんな中、三菱自動車は電気自動車を次世代の軸にしようと動き始めたようだ。確かにこれからハイブリッドの開発に着手したところで間に合わず。加えて中国などディーゼルやハイブリッドを飛び越えイキナリ電気自動車に行く可能性も出てきた。とてもじゃないけれど原油由来の燃料だけじゃエネルギー足りませんから。電話も有線を飛び越して携帯が普及したほど。三菱自動車の選択は的確かと。すでに軽自動車アイをベースにした電気自動車の試作1号車も完成した模様。気になるのが駆動方式。市販電気自動車用として今まで積極的に開発してきたインホイールモーター(ホイールとモーターが一体化したもの)を採用するのだろうか? インホイールモーター最大の問題点は「トラブルなどで左右の駆動モーターの出力が変化すると凄いイキオイで曲がってしまう」といもの。100kmで走っている時、もし片側のモーターの出力落ちたら恐ろしい事態になる。実際、イタリアの超高速テストコース(ナルド)で日本製の大型インホイールモーター車が300kmオーバーからコントロール不能に陥り全損してます。まずは信頼性。普通のワンモーター電気自動車だといいな、と思ってる。

Posted by kunisawa at January 26, 2006 10:00 PM | トラックバック