February 01, 2006

トラックも自動ブレーキ

乗用車ではとっくに実用化している自動ブレーキシステム(トヨタはプリクラッシュセーフティ。ホンダが追突低減ブレーキと呼ぶ)ながら、トラック用はなかなか出てこず。このTOPや雑誌のコラムで「本来トラックから付けるべき」と何回か書いてきたものの、トラック業界って命よりコストを優先する体質らしい。遅れに遅れていた。悲惨な追突事故で亡くなるのはトラックに追突された乗用車の乗員なのに……。トヨタの強い働きかけもあったのだろう。やっと日野自動車が自動ブレーキ付き大型トラックを発売することになりました! システムとしては新型エスティマに採用されているものと全く同じで新しい部分無し。雨天や霧でも正確に前方の障害物を探知可能なミリ波レーダー(航空機などに使われるレーダーの出力を落としたと考えればいい)で常時前方の障害物をチェック。危険な状況になったら2段階に分けて「警告」するというもの。1段階は「ピピピ」という警報音と同時に弱いブレーキ制御を入れる。これで居眠りしているドライバーなら90%くらい気付くハズ(個人的にはホンダのようなシートベルトを引き込む制御も入れて欲しかった)。それでもブレーキを踏まなければ通常のブレーキと急ブレーキの中間くらいの減速Gを発生する「強めのブレーキ」を掛け、追突速度を落としてやろうというもの。現在トラックの最高速速度は90kmの速度規制の施行により実車速で98km程度。日野自動車のシステムを使うと、状況にもよるが最も条件悪くて(目の前で急ブレーキを掛けられたようなケース)20kmくらい衝突速度を落とせるようだ。普通の渋滞の始まりなら、ほとんど自動ブレーキシステムだけで速度を落とせるハズ。トラック全モデルに装着を義務づけ、その代わり任意保険の掛け金を優遇するようにすれば運送業者の負担金無しに普及させられると思います。国交省に頑張ってもらいたい。

Posted by kunisawa at February 1, 2006 11:08 PM | トラックバック