March 07, 2006

スズキとGM

夕方、GM&スズキが「20%所有しているスズキの株式の17%を手放す」ことを正式に発表した。全量をスズキは自社買い(自ら買い取る)するという。購入額約2300億円! 驚くべきことに突如必要になったこれだけの金額を手元資金だけで賄えるという! やっぱりスズキ、お金持ちでした。ちなみにこの2300億円、消えて無くなるワケじゃない。資産になるし(いわゆる金庫株と呼ばれるもの。株価が上がれば実質的な利益にすらなる)、安定して持ってくれる株主が出てくれば売却することだって可能。スズキにとっちゃ想定外の事態だったろうけれど、手元資金だけで賄えるなら短期的に見ると実質的なダメージは無い。というのもGMとの提携関係を続けても、もはや得るべきことなど無かったからだ。新聞などは燃料電池やハイブリッドの技術を失ったようなことも伝えているが、GMだって持ってません。ただGMはチャプター11の適用後、技術力のある他のメーカー(こらもうトヨタくらいしか考えられません)などから燃料電池もハイブリッド技術も供与される可能性大。GMと距離を置いたスズキは独自に開発するか、どこからか買ってこなければならない。長期的に見ると解決しなければならない課題かも。また、OEM供給に代表されるGMとのビジネスは当面そのまま続けるが、チャプター11後の関係についちゃ不透明。GMをバックアップするメーカーの意志次第であります。そのあたりの微妙な関係(権利)を配慮し、20%全てじゃなく3%分残したという可能性もあり。

 

Posted by kunisawa at March 7, 2006 10:32 PM | トラックバック