チャプター11適用となったGM系の巨大自動車部品メーカー、デルファイが極めて厳しい状況になってしまった。経営建て直しを計るチームは、一般水準より大幅に高いデルファイのレーバーコスト(給料)を他社並みに引き下げるべく交渉し続けてきたものの、全米自動車労組に受け入れてもらえず。ここでレーバーコスト引き下げに応じてしまうと、全ての自動車メーカーの賃金体系に悪い影響を与える、と判断したのだろう。「もはやこれまで!」と判断したデルファイの建て直しチームは、管理職を最大40%削減。世界各地の工場の3分の1を整理または売却し、3万3千人いる時間給労働者の2万7千人を減らすという抜本的な対策を発表した。解りやすく言えば採算が合わない部門を「切り捨てた」のだ。労働者はレーバーコストの引き下げより、失職を選んだ(選ばされた)。誰がトクするのだろう? 例えばデルファイが納入していたブレーキ部品を、優れたコストパフォーマンス持つ日本のブレーキメーカーに切り替えたとしよう。日本のブレーキメーカーはデルファイの工場を買うかもしれない。当然平均的なレーバーコストで従業員を募集すると思う。何のことはない。全米自動車労組は組合員を減らし、デルファイも小さくなってしまった。GMがチャプター11となれば、予想をはるかに超える大きな波乱になる?
Posted by kunisawa at April 3, 2006 10:57 PM | トラックバック| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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