スバルの売れ行きが伸び悩んでいる理由はハッキリしている。売れるジャンルのクルマを持っていないことだ。ミニバンとコンパクトカー、そして背の高い軽自動車無しで戦ったら、トヨタやホンダ、スズキといった業績の良いメーカーだって厳しい。というか、売れていないジャンルのクルマしかないのに、前年比90%前後をキープしていることに驚く。逆に考えると、それだけスバルのブランドイメージは高いということです。さすがにこのままじゃ厳しい、と判断したのだろう。昨年あたりから違う方向にハンドルを切り始めていた。方向性も決まったので「この際、心機一転大きく流れを変え、変化のスピードも加速させましょう!」ということから社長の交代となった模様。新しい社長になる森さんは海外や販売の現場に強く、竹中さんと全く異なる経歴を持つ。開発陣のトップである副社長にはレガシィのブランドを確立させた2代目モデルのマイナーチェンジ(280馬力エンジンやビルシュタインを半ば強引に投入した)を担当した土屋さんが就く。海外と新車開発は、大いに期待していいんじゃなかろうか。興味深いのは厳しい状況となっている国内販売を担当する役員の舵取り。今まではブランドイメージを高める路線を取ってきた。ブランド作りとは「ムダも魅力」(より正確に言えばメリハリを付けるということです)とすること。レクサスの戦略を見るとよ~く解る。実際、前述した土屋さんのマイナーチェンジなどは「ムダも魅力」の具現化例。下旬にマイナーチェンジするレガシィをどう売るのか、大いに楽しみです。
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