私は以前からリコールや個人のスキャンダル関係のネタにあまり興味を持たない。そういった取材をメチャクチャ好む人が多いので、任せておいても十分に報道され、メーカーは大きな痛手を負うこととなるからだ。今回のトヨタの件、自動車関係のジャーナリストからアドバイスすべき事は「自動車は絶対壊れないという認識を持たず、常時クルマのコンディションを感じながら乗って欲しい」というもの。例えばリレーロッドは大きな衝撃を受けた時でなければイキナリ破断することなど無い。普通、クラックから徐々にヒビが進行。やがてステアリングフィールの異常となって現れ、破断に至る。人間の感性というのは案外敏感。乗っていて「おかしい」と感じたなら、どこかに異常があると考えるべき。逆に警察や国交省はそういった「危機対応法」をドライバーにキッチリ伝えていくのが仕事だと思う。今回事故に遭った方にとってみれば「壊れると思っていなかったのに壊れた」のだから対処のしようもありません。ま、事故が起きたら「メーカー or 運転者の責任」にするのが最も簡単なんでしょうけれど……。それより驚くのは「税金で成り立っている官に甘く、自分で頑張っている民に厳しい」姿勢。県警は”たまたま当然の仕事をしただけ”なのに、なんでホメられるのだろう? 真の事故原因を追及しないままドライバーのミスにされる事案は山ほどある。訴えても対応してくれなかった結果発生した事件だって山ほどある。そんな警察に頼らず、納得できない事故だった際、気軽に相談できる窓口も必要かもしれない。クルマの買い換えサイクルが長くなるほど、使い方による損傷の度合いや経年変化による差が大きくなっていく。リコール対象となっていない部品のトラブルだって出てくるハズ。そろそろ警察と国交省、自動車メーカーが歩調を揃え、車両起因の事故を未然に防ぐための啓蒙活動を始めるべきかもしれません。
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