November 15, 2006

楽して儲けるスタイル?

日産は最近急成長しているインドで自動車の生産を開始すべく、スズキと交渉していた。この話、上手くまとまらなかったという。簡単に言えば「日産の思惑とスズキの思惑が噛み合わなかった」ということである。どうやら日産のリクエスト、少し欲張り過ぎだったらしい。御存知の通りインドでのスズキの存在感ときたら、トヨタ以上。なんせ「インドに工場進出を検討している」という企業が現地視察したいと政府にリクエストしたら、必ずスズキの工場に案内されるというほど信頼されてます。政府にとってもスズキは「インドにとって大切なショーケース」なのである。逆に考えると「成功した進出企業の成功例は多くない」ということ。実際、スズキの苦労は並大抵のことじゃなかったそうな。ちなみに今回の提携話、日産車をスズキの工場で生産してもらうという内容。日産側は、スズキにとってメリットが大きいから喜んで受けるだろう、と読んでいたらしい。しかし日産が要求した20万台と言われる生産規模は、スズキの認識よりはるかに大きかった。急成長中のインドといえども、安定性で様々な問題を抱えているし、第一乗用車市場だってまだ十分育っていない。そんな状況の中、大きなリスク無しに20万台の完成車を確保しようというんだから、日産の要求はムシが良すぎるとスズキは感じたのだろう。日産の姿勢を見ていると「投資せずに利益を上げるのが正義」だと考えている様子。いや、日産じゃなくゴーン社長の姿勢でありました。

Posted by kunisawa at November 15, 2006 10:17 AM | トラックバック