自動車ディーラーにとって車検や点検整備は重要な収入源になっている。一方、メーカーの開発陣は耐久性や信頼性の向上を狙い、ロングライフの部品を使うようになってきた。今やタイヤやブレーキ、油脂類を除けば10万kmメインテナンス不要というイメージ。ディーラーの仕事を奪っている真の犯人は開発陣なのだ。だからこそ国沢光宏みたいなヤツがユーザー車検なんかもすすめている。走行距離多いクルマは良いお客さんになりそうだけれど、割安な普通の修理工場に出してしまう傾向も強い。いろんな意味でディーラーの整備部門は逆風だ。
それならディーラーの整備部門など無くして外注に出せばいいかとなれば、そんなことないと思う。以前も書いた通り、昨年ラリーに出場した際、サービスクルーはディーラーのサービスマンが担当してくれた。皆さん初めてラリーを体験したにも関わらず、他のチームの人達は皆さん「どこのショップの人に頼んでいるですか?」というほどのカンペキな動き。20分という短いサービスで「リアのドライブシャフトのトラブルを発見し時間内に交換した」なんてこともあった。普段から扱い慣れているクルマについちゃ素晴らしい対応能力を持つ。
ここにきて自動車の使用年数が増えている。当然ながらメカニカルトラブルだって増えてくるだろう。そんな時こそ豊富な修理実績を持つディーラーメカニックのウデの見せ所じゃなかろうか。「ディーラーに出すと高い」とか「壊れてない部品も念のために、と交換をすすめられる」みたいなイメージさえ薄まれば、誰だって正規ディーラーにメインテナンスしてもらいと思っているハズ。古いクルマに乗っていると敷居も高い感じ。1年に1回くらいベテランのメカニックにチェックしてもらって1万円ならリーズナブルだと思う。今のままだと間違いなく整備不十分なクルマが増えるだろう。
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