February 28, 2005

無関心の時代なんでしょうか?

以前日記で「FFなのにリアにチェーン巻いてるクルマ」の写真を紹介したら、長距離バスに乗っている読者の方から「最近たまに見かけるようになりました」。驚いたことに今日も関越道で現行ノアの後輪チェーンを見た。FFなら単に滑るだけで実害ないものの(ブレーキは効くので危険度は少ない)4WDであったとしたらトラブル発生の要因になってしまう。ノアの駆動システムは「前輪滑った時だけ後輪を駆動」。後輪チェーンだと登り坂などで滑りっぱなしになってしまい、駆動力伝達系に問題出るだろう。はたまたスキー場ではディーゼル車(グランビア)のエンジンを掛けっぱなしにしてる人が。それだけなら見過ごすも、排気管の前で小さい子供が2人遊んでるじゃないの。思わず「お子さんの身体に悪いですよ」とアドバイスしたら「いやぁ本当ですね! 気付きませんでした。ありがとうございます」だって。マジメそうなお父さんだったので、単に知らないだけだったらしい。このところ自動車に関心のない人が増えたけれど、知っておくべきことを知らない人も増えてきたような気がします。かといって関心ない人はクルマの本も買わないだろうし。どうしたらいいだろうか?

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February 27, 2005

ETC割引を研究す

ETC割引はいろんな使い方がありそうだ。以前、湯沢から東京へ帰る際、通勤割引の適用時間帯(夕方なら17時~20時)に前橋まで走って一旦降り、そこから乗り直して東京料金所を夜間割引の適用時間帯となる夜22時過ぎに出れば、両方の区間で半額になると紹介した。いずれの割引も休日まで適用されるので、上手に使えば大いに節約出来ます。昨日は夜、東京から湯沢まで走る際の上手な方法を探ってみました。まず早朝夜間割引を使いたい。これ、100kmまでの区間しか適用されないため、東京からだと前橋まで。したがって前橋出口を22時過ぎに通過するよう、時間を決める。そうすれば2750円の半額で1400円。次のチェックポイントは湯沢出口。ここを深夜0時過ぎに通ると前橋-湯沢間が3割引だ。東京からダイレクトに湯沢まで行くと4600円の3割引だから、一旦前橋で切った方がホンの少しながら安くなるワケ。いや「降りても高くならない」と考えるべきか。温泉にでも入りましょう。皆さんも高速を使うなら、割引を上手に使うべくアタマを捻ってみたらいかがか?

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February 25, 2005

マツダ・ロードスター

クルマ好きにとって気になる存在が今年デビューする次期型ロードスターである。間もなく開催されるスイスのジュネーヴショーで発表される予定ながら、早くも写真が公表された。ドイツの人気自動車雑誌である『アウトモトール・ウント・シュポルト』(自動車とモータースポーツ)のWebサイトにド〜ンと出てます。ロードスターの写真をクリック。さらに左側の『フォトショー』の『MX−5』をクリックしていただくと、34点にも渡る詳細な写真もチェック可能。本文はドイツ語ながら、今や翻訳サイトも多数。さすがに英語や韓国語ほど正確に訳せないけれど、概要は解ると思う。ファニーな顔付きのみ「あらら?」なれど、サイドビューは抜群! 強烈なフロントミドシップなのも写真でバッチリ解ります。大いに楽しみです!

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February 24, 2005

鉄鉱石が大幅高!

自動車に使われる鉄材の原材料は鉄鉱石である。このところ鉄鉱石の供給量が大幅に不足しているため、相場は急上昇。完全な売り手市場になってしまった。驚くべきことに最新の相場展開を鉄材価格に転嫁すると、値上がりは幅は1トン当たり1万円程度になるという。1,5トンのクルマに使われている鉄材を1トンとすれば1台あたり1万円。もはや自動車メーカーが経営努力でカバー出来る金額じゃない。そう遠くない将来、自動車の販売価格を1万円程度上げなければならないだろう。しかし日本車の歴史を見ると、値下げこそあっても値上げなど無い。そんなことから自動車メーカーは値上げに消極的。というか、単純な値上げが出来る状況じゃありません。マイナーチェンジのタイミングで装備など見直し、鉄材の値上げ分を調整するんじゃなかろうか。

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February 23, 2005

どエラいことであります!

どエラいことである! 環境相の諮問機関が「2009年からディーゼルエンジンの排気ガスをガソリン車並とするように」という答申書を作ったのだ。正式に発効すると、日本もヨーロッパの如く乗用車のディーゼル比率は急上昇する可能性大。2月13日付けのTOPで紹介した通り、クリーン化のための技術は着々と育ちつつある。加えて燃料も供給側の努力により、今年の夏あたりから硫黄含有量10ppm以下という超クリーン軽油が流通し始める予定。そうこうしているうち硫黄含有量ゼロのGTL燃料(天然ガスを液体にしたもの)など出回り始めるため、クリーンディーゼルの実現に向けたハードルは一段と低くなる。一昔前なら「冗談でしょ!」と一笑されたガソリン車並のディーゼルが実現できそうな展開になってきたワケ。2009年規制(仮称)をクリアしたディーゼルなら、黒煙が見えないばかりか排気臭さえしないと思う。こうなると日本でも燃費の良いディーゼルは受け入れられるハズ。しかも流れの良い道路状況なら、ハイブリッドに匹敵する燃料コストで済む。となるとどうなるか? もはや燃費良いだけのハイブリッドなど評価されまい。2009年以降は「スポーティな高級車」または「シティコミューターとしてのシリーズハイブリッド」という位置づけになっていく。ディーゼルエンジンのハイブリッドも出てくるかもしれない。ちなみに2009年規制をクリアできる乗用車用ディーゼルの発売は、2012年くらいになると私は予想します。

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February 22, 2005

日産の新しい顔は?

ゴーン社長が4月から日産とルノー両方のCEO(最高経営責任者。ま、社長だと思えば間違いない)になるため、当然ながらいわゆるCOO(最高執行責任者)と呼ばれる日産側の責任者を立てなければならなかった。前々から中国などで業績を上げた志賀常務の就任が予想されていたけれど、本日発表された内容は”そのまんま”でした。現在の日産を見ると、明るい材料2つに不安材料2つ。明るい材料は、ゴーン社長の決断で攻めの姿勢を取ったアメリカ戦略が大成功している点と、完全に立て直しなった財務状況。不安なのは、日本の車種ラインナップに中国マーケットの低迷である。明るさと不安を足せば完全に明るさが勝っているものの、ゴーン社長の『日産バリューアップ』を成功させようとすれば日本と中国で販売台数を伸ばさなければなるまい(中国は上り調子だったが、最近になって工場を止めなければならないくらいの在庫を抱えたこともあった)。注目したいのが志賀COOの方針。ゴーン社長操る”鵜”になるのか、それとも本来ならお祭り好きだった日産のDNAを取り戻そうとするのか? もし日本と中国で成功しようとするなら、鵜になっちゃアカンと思います。でもゴーン社長のコメントを見ると、今後も日産を思い通りに動かしたいと考えている様子。いずれにしろ一番大変なのは志賀COOだろう。今までのやり方をみてると、2年間で結果出なければ有無を言わさず終了ですから。ここは是非とも踏ん張り、ゴーン社長が好調と言い難いルノーで仕事を専念できるようにしてあげて欲しいと思う。

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February 21, 2005

モータースポーツ

これまでモータースポーツは「勝ってブランドイメージを高める」という位置づけだったように思う。ホンダを見ればよく解る。モータリゼーション後進国だった日本から、突如世界最先端のバイクレースやF1に参戦してきたメーカーが出てきたのだ。しかも出るだけでなく、表彰台の真ん中に立ってしまう。4輪車を作ったことのないメーカーなのにF1で勝っちゃったのだから凄い! インパクトたるや強烈だったんじゃなかろうか。モトGPに台湾のバイクメーカーが出場し、トップ争いすることをイメージしてもらえばよかろう。しかし最近勝つことのメリットより、勝てないことのダメージを心配するメーカーが増えてきた。好例は日産。ゴーン社長によれば「勝てないモータースポーツはやらない!」。今年は表彰台に立つ、という約束で参戦していたパリダカも、結果を残せず来シーズの予定は白紙に近い状態らしい。自動車文化を全然理解してないな、と思う。確かにモータースポーツは儲かりません。だからこそアメリカの企業はモータースポーツから遠ざかり始めたのだろう。GMは国内のオーバルレースを除き2005年で”ほぼ”全面的に撤退。フォードも”ヨーロッパ域内での売れ行き低下を心配し”かろうじてWRCに残ったものの風前の灯火ですから。確かに勝てないためのマイナスイメージは大きいものの、止めてしまうリスクの方が大きいと思う。グッドイヤーを見れば解る。F1撤退後の販売シェアは落ちる一方で歯止め掛からず。やがて韓国のタイヤメーカーに勝てなくなってしまうことだろう。といったことを考えると、何とか踏ん張っている三菱を高く評価したい。日産やマツダは、いくらお金儲けが上手くなってもブランドイメージは上がらないと思います。

Posted by kunisawa at 10:35 PM | トラックバック

February 20, 2005

京都議定書

COP3(京都会議)の議定書が発効した。何度も書いてきた通り日本は2008年までに(あとわずか3年!)1990年比6%減という二酸化炭素の削減を約束しているものの、現状を見る限り何も世の中の雰囲気は変わっていない。国民の危機感も無い。おそらく「誰かがやるだろう」や「何とかなるでしょ」と考えてるんだと思う。じゃ簡単に実現できるのか? そんなことないから問題なのだ。依然としてヨーロッパは二酸化炭素の排出量削減についちゃ真剣。日本は政府もマスコミも二酸化炭素問題に対しノー天気なブッシュ率いるアメリカの方ばかり向いてるからノンビリしてるだけ。やがて政府もマスコミも「何やってるんだ!」と叩き起こされることになる。役人のケツに火が点くのはいつか、見てて欲しい。ハッキリ解るだろうから大いに笑えると思う。燃料に対する課税が増えることも避けられまい。これからクルマを買うなら、騙されたと思って燃費の良いモデルをどうぞ! 私は迷わず太陽光発電を導入します。クルマが出す二酸化炭素の量は、大型車ばかり乗っていた1990年より間違いなく少なくなっているからだ。ちなみにクルマの台数が多いとガソリン使うと思う人もいるけれど、乗れるのは一台です。

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February 17, 2005

JAFバイクのサービス開始

JAFは4月1日からバイクのロードサービスも行うことにした。おそらく高速道路の2人乗り解禁を想定してのことだと思う。同時に16歳からのジュニア会員制度も立ち上げるとのこと。やけに頑張り始めたもんだと驚く。背景には会員数の減少があるようだ。確かに最近は任意保険ばかりか、日産カードのようにクレジットカードの会員になるだけでロードサービスを行ってくれる。このまま座視すれば会員数経る一方。そいつに歯止めを掛けるべく、損保やカード会社がやっていないジュニア会員やバイクのロードサービスを始めようというワケ。JAFの肩を持つワケじゃないけれど、4月から始める2つのサービスはけっこう役立つんじゃなかろうか。特にバイクのロードサービス、めちゃくちゃ有り難いです。皆さんバイクにカムバックしませんか? 楽しいですよ!

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トヨタの奥行き

トヨタは60歳の定年を超えた人を原則的に再雇用するという方針を打ち出した。内容を見ると1月17日にTOPで書いたものとほぼ同じ。各メーカーがこれまでも限定的に行ってきた定年後の再雇用を、希望すれば基本的に受け入れましょうというもの。トヨタの影響力たるや大。年金が極めて厳しい状況に陥りつつある日本国政府にとってみても大歓迎できる話だ。ここ2~3年のウチ、65歳までの雇用は常識になると思う。今や60歳といっても元気。若い世代を育てるという点からも大いに評価できるんじゃなかろうか。一度定年すれば、責任感も薄まる。65歳までの間に小型船舶の免許やダイビングの免許を取ったり、シニアクラスの競技に出始めるのもいい。こういった方針を打ち出すあたり、トヨタはタイしたもんだと思います。

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February 16, 2005

超豪華なスノーイベント!

群馬県嬬恋村に『バラギ・アイスサーキット』という雪というか氷のサーキットがある。通常は走行会や雪道のドライビングテクニック講習、メーカーのテストなどに使われているのだけれど、昨年から『スノーフェスティバル』なるイベントの開催を始めた(今シーズンは今週の土曜日と日曜日に開催されます)。驚くべきはその内容! さすがラリー王国だけあり、PWRC開幕戦のスウェディッシュで2位をブッチぎった新井選手を始め、チームキャロッセの柳沢選手、炭山選手、そして大井夫妻〔おふたりとも著名なドライバーです)、新井信介選手、石田雅之選手、さらにパリダカドライバーの池町選手や、桜井選手、神岡選手といった往年の名ラリーストまで集まるというのだから凄い! 昼間は選手のデモ走行やイベントが。夜も7時から花火大会と終日楽しめると思う。おすすめは土曜日の夜8時から始まる『ラリードライバートークショー&交流会』。新井選手をはじめ、全日本ドライバーを迎えトークショーや交流会をパーティー形式で開催する。飲物、軽食付きで入場料3,000円なら安いでしょう。私も土曜日のお昼過ぎから遊びに行く予定。週末、スケジュール空いているならぜひどうぞ!

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February 15, 2005

高速道路のゴミ箱

「高速道路のSAやPAに外から持ってきたゴミを捨てるな」というのは正論だろうか? 聞くところによれば、JHが広告を出しているメディアにゴミ問題を取り上げて欲しいと頼んでいるそうな。実際、JHはTV局に対し、SAやPAのゴミ箱前にロケ車を止めさせ、車内から盗撮まがいのことをやらせる許可まで出しているほど(昨年10月末、中央道の談合坂でやっていた)。もちろん引っ越しの時に出たゴミや、TV、冷蔵庫などを捨てるのは論外だと思う。というか犯罪でしょう。でも設置してあるゴミ箱に入る常識的な範囲内のゴミならどうか? 考えて欲しい。SAやPAのゴミは、巨額の黒字を出し驚くほど高い退職金を出しているJHの天下り団体『道路サービス機構』の予算で処理される(ここのHPを見ると”域外からゴミを持ち込むな”とテロップを流してます)。私は道路サービス機構に問いたい。「SAやPAで売ってるお土産から出るゴミはどうすんのよ?」と。同じくゴミの処分費用に悩む地方自治体からすれば道路サービス機構の主張って噴飯モノの我が儘だと思う。地方自治体は、地元に税金を落としているスーパーマーケットや商店から出るゴミを住民の税金で処理してる。驚くほどの高額の退職金を貰ってる道路サービス機構から出たゴミなんか処理したくないでしょう! SAやPAの利権を独占して儲けてるんだから売っているお土産から出る分のゴミくらい黙って引き受けろよ、と私は思います。

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February 14, 2005

難しい時代になったもんだ

唐突だけれど「難しい時代になったな」と強く思う。例えば買ったクルマにリコールが出たとしよう。「面白くない」と感じるのは普通である。文句を言うのもまぁ許容範囲内だろう。けれど最近は「クルマを引き取れ!」と要求する人も少なくないのだとか。リコールでなく個別のトラブル(クレーム対応などと呼ばれるモノ)もそう。「壊れるクルマなんか売ってけしからん!」と金銭的な保証を要求するユーザーが居るのだという。もちろん私だって怒るし文句も言う。でも100%完全な機械など存在しないことは認識している。「クルマを買い戻せ!」や「金を出せ!」は常識ある要求と言えまい。12日の読売新聞夕刊で、間違えて新幹線に乗った受験生のため臨時停車したことの是非を特集していた。早稲田大学の心理学の教授は「若い人は将来のため失敗の経験を積んでおく必要がある」。教授が困っていても、助けたら本人の為にならんってこと? 34歳の会社員も「大切な商談に間に合わないという場合でもJRが新幹線を止めてくれることはいでしょう。なぜ社会人はダメで受験生なら許されるのか」だって。これ、全て平等じゃなきゃアカン論。特に後者は正論に感じる。でもそんな社会で暮らしたいだろうか? たまたま人の良い車掌さんで、たまたま絵に描いたようにシュンとしてる受験生だったらそういうこともあるだろうな、くらいの余裕があっていいと思う。車掌さんだって「乗り間違えたので止めて欲しい!」と言われたなら、絶対止めなかったんじゃなかろうか。同じく事故に遭遇した高速バスの乗客の中に受験生がおり、高速パトカーで学校まで乗せていったというケースもあった。警察は一生懸命弁明しているけれど、これまた「やさしいおまわりさんで良かったね!」と私は考えます。悪さや怒りや不満の大きさの評価をキチンと出来ない人の意見を聞いたらいけません。

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February 13, 2005

クリーンディーゼル実現か?

けっこう地味な話題ながら、その内容たるや素晴らしい”発明”があった。それは「NOxと呼ばれる窒素酸化物とPMなる粒子状物質の両方を除去できる触媒」である。発明したのは『産業技術総合研究所』。ディーゼルエンジンの弱点は、御存知の通り窒素酸化物とPM両方を無くすことが難しいこと。PMを出さないよう、薄い雰囲気で燃やすと窒素酸化物が出てしまう。窒素酸化物を少なくしようとすれば、PM出ちゃうから大変。しかも窒素酸化物を連続してクリーン化出来る触媒はまだ実用化されていない。今回発表された新触媒が実用化されれば、ディーゼルエンジンの大幅なクリーン化も可能になります。いや、使う燃料によっちゃガソリンと同等のクリーン度になると思う。もちろんガソリンと同じクリーンになると、ディーゼル臭だって消える。ディーゼルエンジンにとって素晴らく明るいニュースだったりして。興味ある方は上でリンクしたプレスリリースをじっくりお読み下さい。

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February 11, 2005

トヨタの副社長は?

トヨタ自動車の社長が変わる、と新聞で取り上げられているけれど、実際のところ普通のクルマ好きにとっちゃ関係ないこと。もちろん私達も関係ありません。むしろ実際のクルマ造りに大きく関わる副社長の交代が気になるところ。今回発表された人事によれば、これまで斉藤明彦副社長が担当していた車両開発最高責任者という役を、2代目セルシオのチーフエンジニアだった岡本一雄さんが引き継ぐことになった。斉藤さんとの共通点は、よい意味での「負けず嫌い」だということ。斉藤さんは60歳を過ぎてからスキーの競技に出始めたほど。毎年恒例となっている『スキー合宿@超体育会系』では、富士見パノラマのイッキ滑りを連続5本こなす! このコース、3kmと長く斜度もあるダウンヒル。普通なら2~3回休む距離だ。私も3本くらいまで頑張るも、4本目で意地が売り切れ、5本目になると追いつけなくなってしまう。負けず嫌いがクルマ造りにも出ていた。安全も環境もハイブリッドも、斉藤さんの頑張りによるところ大。岡本さんは斉藤さんと違うタイプの負けず嫌いである。いろんな意見を集め吟味し、その上で自分が決めるタイプ。決めたらブレない。急上昇したトヨタのポジションを固め、さらに前に進めるにゃ最適か。ライバルメーカーにとっちゃ難敵であります。また、生産部門の副社長になった内山田竹志さんは初代プリウスのチーフエンジニア。中国工場の取材もお願い出来そうです。

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February 10, 2005

ハイブリッドタクシー

プリウスのタクシーを見て考えた。こらLPガスよりずっと有利なんじゃないかと。LPガスを使う最大の理由はランニングコストである。現在の相場はガソリンの約半分。燃費はガソリンより20~30%悪いけれど、総合して考えればディーゼルと同等の燃料コストに収まるからだ。燃費のよいハイブリッドならどうか? 都内に於けるタクシーの燃費は待ち時間などにもよるけれど、リッター6キロとしよう。プリウスなら確実に3倍程度走ってくれます。これで計算してみる。年間12万キロ走った時の燃料コストはLPガスで120万円。プリウスであれば半額の60万円。消耗部品なども、LPガス車で最もお金掛かるATのOHとバッテリー交換は同じくらいのコストかと(どちらも途中で1回くらい必要だという試算)。タイヤやブレーキの減りなどに至っちゃ圧倒的にハイブリッド優勢。つまり1年で60万円以上浮く計算。車両価格は100万円くらい高くなったとしても、2年でペイ出来てしまう。私がタクシー会社の経営者なら、プリウスの導入をホンキで検討します。メーカーもタクシー仕様のハイブリッドを作ったら面白いじゃなかろうか。

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February 09, 2005

またお金使うのかよ!

国交省は2006年からスマートプレートを試験的に導入するという。これ、フロント部のナンバープレートに、ICカードを装着。個別認識しようというもの。東京都が行おうと検討しているロードプライシングや、高速道路の料金収受、駐車場の出入場管理まで行える。ここまで読んで「あれ? ETCとキャラが被るんじゃないの?」と思うかもしれない。その通りです。ETCより車載コストが低いということだけで、機能は同じようなもの。国交省には、旧建設省と旧運輸省の勢力があり(ETCは旧建設省)、あまり仲良くないという。それぞれ癒着や天下りの構造が異なるのだから当然でしょう。評判悪いETCを見て、旧運輸省勢力はスマートプレートを持ち出したんだと思う。ただ「何を今更」という気分が強い。スマートプレートを読みとるためのインフラも必要だし、何よりETCより容易に盗める(ICカードはプレートに剥き出しで装着される)。現在のETCカードのままプリペイド機能を持たせ、料金所にJRのSUICAと同じ非接触式のカードリーダーを備え付ければいいんじゃないの? と思います。もうムダ遣いはやめましょう!

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February 08, 2005

中国が抱える問題点は?

中国が抱える問題は少なくない。最近顕在化しているモノを三つほど挙げておく。まず旧正月明けにあるかも、と言われている中国通貨『元』の切り上げ問題。現在の元とドルの為替レート、1ドル=360円だった昔の我が国のように”ほぼ”固定している。中国の実力からすれば、圧倒的に安い。ただ大幅な元高にすると、当然ながら中国の価格競争力は落ちてしまう。中国当局はアメリカの圧力に押され5%程度の調整を考えているようだけれど、おそらく20%程度高くなるんじゃなかろうか(日本も360円から308円になった)。つまり中国から輸入される製品の卸値が20%高くなるということ。このダメージから回復するのに、1〜3年くらい掛かると思う。二つ目は2010年あたりだとウワサされるエネルギー資源問題。すでに全国的に電力供給が追いつかなくなっており、工場の稼働すら休止しなければならない時間も出てきた。自動車の普及や経済規模の拡大により原油の消費量も増える。同時期、インドでも消費量増えるため、世界的な供給不足となる模様。抜本的なエネルギー対策をしない限り、発展は頭打ちになってしまう。三つ目が治安対策。人口日本の10倍。悪い輩も10倍居る。不満を持っている低収入層も急増中だ。すでに至る所でデモや暴動が発生し始めている状況。今までなら武力により押さえ込めたものの、欧米との貿易で稼ごうとすれば処刑も出来ない。強行すれば非難され、製品の輸入規制などされてしまうことだろう。どうやって不満を解決したらいいか、非常に難しいと思う。以上、中国の問題。日本にとっての脅威は? 天然ガスの採掘などに関して言えば「中国が掘っても日本の企業が掘っても、あなたが支払う天然ガスの代金は同じでしょ」と中国在住の日本人に指摘された。う〜ん。そういった見方も出来るか……。国境や資源問題についちゃ先手優勢。沖の鳥島に経済拠点を作ろうとしている石原都知事のような作戦で攻めるべき。日本も座視せず天然ガス、掘りゃいい! 何より脅威なのは治安だ。ビザ無しで日本に中国人を受け入れるようにすれば、恐ろしいことになるだろう。犯罪者も流入してきてしまう。ただ台湾と韓国だけビザ無しを認めることは中国のメンツからしても許せまい。外務省はどう対応するか不明ながら、中国当局に任せてしまうのも手。すなわち「当局が認めた中国人は無条件で入国を受け入れ」とすればよろしい。メンツあるから不法滞在や犯罪を犯す可能性のある中国人には渡日許可を出さないと思う。日本最大の弱点、こういった調整が上手に出来ない外務省の能力か?

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February 07, 2005

中国その4

サービスの悪いファミレスがあったとしよう。日本だと良い人材を集めるのはなかなか難しい状況なので、マネージャーは一生懸命アルバイトのスタッフを教育しなければならない。頑張れば何とか納得できるレベルになるものの、一流レストランのサービスを提供することなど不可能。中国ならどうか? まず頭の良い人材を確保する。当初はファミレスというものを全く理解できないため、トンチンカンなことをするかもしれない。お客から見るとクオリティだって低く感じることだろう。しかし一流のマネージャーが指導し、基礎からしっかり教え込んだらどうか。頭の良い人材だからしてあっという間にマスター。ファミレスの簡単なマニュアルなど完璧にこなした上、マネージャーが超一流クラスのレストランと同等のサービスを要求すれば出来てしまうポテンシャルを持つ。仮に仕事をサボるような人間が居たらお引き取り願う。もちろん「不当解雇だぁ!」と訴えられることなどない。すぐ同等か、それ以上の人材を投入可能なのだから文句なし。さらに美男美女を揃えるくらい出来ちゃいます。こうなったら日本のファミレス、勝てんでしょう。そっくり自動車産業に当てはめて考えていい。ホンダの現場担当の人に聞くと「教えれば一生懸命頑張ってくれます。イヤイヤ仕事するのでなく、前向き。日本で若い連中に仕事を教えているより面白いです」。こういった社会、ヤル気のない人間にとっちゃ非常に厳しい。でも喰っていくためには働かないとダメ。日本のような何も生産せず、一生懸命頑張っている人の足を引っ張って生きていける人間がいるほど甘くないのだ。どこの国でもそうだけれど、社会を見るとき弱者から見るのと強者から見るのでは全く違う。中国の場合、弱者側から取材すれば、大きな問題点が数限りなくあるに違いない。しかし自動車という産業を考えるとき、日本が戦うべき相手は「凄いポテンシャルを持つ中国」なのだ。じゃ中国は盤石か? 明日の中国シリーズ最後は、中国が抱えているテーマです。

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February 06, 2005

中国と勝負!

昨日書いたような状況は、日本の自動車メーカーも十分承知。中国のポテンシャルをしっかり認識している。なのになぜ進出するか? 広州本田の峯川社長に聞くと「常に一歩先を進めばいいと考えています」。これ、逆に考えると日本側が負けたらお終いになるということ。改めて確認すると「そう理解して頂いていいと思います」。確かに今やらなくても、いつかはライバルとして切磋琢磨しなければならない関係。本田は中国との競争を引き延ばしても仕方ない、と考えているらしい。ま、日本のライバルメーカーと日本やアメリカで戦うのと同じことかも。だからホンダは技術を出し惜しみせず、最新モデルや最新のエンジンを中国に導入している。アコードに搭載されているエンジン、ULEV(大気レベルの排気ガス)ですから。売っているクルマの品質も素晴らく、広州の街中でホンダ車を見ると日本でのベンツやBMWというイメージ。この姿勢が中国のユーザーに支持されていたりするから面白い。旧型車を持ち込むVWのシェアは落ちる一方。ボロボロのジェッタやサンタナがタクシーで使われていることもあり、安グルマと言う認識。日本のメーカーも旧型車だと評価されない。トヨタのVIOS(中国向けのコストパフォーマンス重視モデル)など、現在の中国の道路事情じゃあまり関係ないと思えるエンジンを旧式のタイプとしただけで厳しく評価されてしまっているくらい。トヨタも考え直したらしく、最新型のクラウンとマークXの導入を決めた。ホンダは中国と良い意味で「競争しよう」と決めた模様。競争こそがホンダの技術者を育て、緊張感を生み出すエネルギーになると考えているからだと思う。ホンダのDNAって、モータースポーツに限らず、何にでも「挑む!」という精神なのかもしれません。実力ある企業や人材は、中国で勝負してみたら面白いんじゃなかろうか。今回の取材中「いよいよ国沢さんも中国進出ですか?」と何度か聞かれたけれど、残念ながら私にゃ中国で勝負出来るだけの能力などなさそうです。25歳若ければ、中国語をしっかりマスターして勝負に出たかもしれませんけど。

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February 04, 2005

中国に負けるパターン

中国に於ける負けパターンは「自分より能力の高い人間にノウハウを教えた結果、逆転されてしまう」というもの。まず日本の自動車メーカーが中国に進出すべく交渉を開始した、と思って欲しい。車種選択する際「最新のモデルを持ってきて欲しい」という条件を出されるのだけれど、現状ではそれを飲まなければならない。安いだけのクルマを作っても、日本の他のメーカーが最新モデルを持ち込んできたら勝てないからだ。日本の技術者は真面目なので「作るからには」と、納得出来るクオリティのクルマに仕上げるべく中国人の技術者を一生懸命育てる。優秀な人材揃いとあって、生産技術をマスター。するとそれまでの会社を辞め、他の会社に「仕事が出来るから」と売り込み好条件で移籍。なるほど新規参入のメーカーにとっちゃ有り難い人材だ。こういった人達、すでに多数現れ始めた。以下、今後起きるだろうことです。良いタイミングを見計らって、中国政府は自動車メーカーを立ち上げ、優秀な人材を集める。同時に日本側が不利となる規制をいくつか作り(バイクの場合、工場を誘致しておきながら、突如危険だからという理由を付け広州市、北京市、上海市で販売禁止とした)、コスト的な競争力を持たせてやればよろしい。結果、日本のメーカーは中国で厳しい状況になるだけでなく、価格競争力を武器にアジアやアメリカ輸出も行うことだろう。日本は中国市場だけでなく、世界中で攻められるワケ。このパターン、どこかで見たことがあったと思ったら、我が国でした。黎明期、日本は海外のメーカーからいろんなノウハウ&技術を教えて貰ったが、今やそういったメーカーの驚異になりつつあります。

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中国の人材

中国が持つ最も大きな優位点は『人材』である。日本人と中国人の「頭脳明晰度」にどんな違いがあるか不明ながら(個人的には無いと思う)、仮に優秀な人材を10人選ぶとしよう。100人から選ぶのと1000人から選ぶのではどちらが有利か? こらもう考えるまでもありません。例えば広州(人口1100万人で東京都とイーブン)を中心とする広東省の人口1億人少々。上海中心の狭い地域も同じく1億人を超える。しかも教育熱心。日本と違って未だに激しい競争社会だ。一方、優秀な人材を受け入れる企業は少ない。有力企業が求人をすると、優秀な人材を簡単に採用できる。広東市の場合、東京都に有力企業が10社しかなく、優秀な人材はみんなそこに入りたがっている状態をイメージしてもらえばいいんじゃなかろうか。中国に進出している企業で働く日本人は、口を揃えて「驚くほど優秀ですね」。なのに日本から見ていると、中国は遅れた国というイメージが濃い。したがって「中国は大きな魅力ある市場だし、まだまだ遅れた国だから儲かるだろう」とナメて進出しようものなら、とうてい太刀打ち出来ないという状況に陥ってしまう。技術やノウハウを吸い上げられ、ポイ。中国に進出し、成功しないで帰ってくる企業が少なくないのは、そもそも勝つポテンシャルを持っていなかったからだと思う。この点をしっかり認識することから中国は始まります。

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February 02, 2005

あまり仲の良くない貿易相手

日本にとって2国間の貿易額1位は長いことアメリカだった。しかし昨年から中国が1位になったという。もちろん絶対的な黒字の金額からすればアメリカに敵わないものの、今後重要な相手国となることは間違いない。その割にお互い印象が悪いようだ。何を隠そう、私自身も中国に対し、韓国や台湾のような親近感を持てないでいる。韓国と台湾も過去に日本が迷惑を掛けた国だけれど、同じくらい長い良い付き合いもあった。わだかまりさえ解ければ隣人として十分やっていけることだろう。されど中国は『魏志倭人伝』の頃から日本を『倭』(ちびっちゃいヤツら、という意味)と称し、蔑視してきている。最近、日本人を「小日本」(シャオ・ルーペン)というが、案外中国人の本音であろう。果たして中国をどう考えたらいいのか? 今週は中国ウィークです。

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