December 31, 2005

GTL発売!

昭和シェル石油がついにGTL燃料の販売を開始した! GTLとはガス・ツゥ・リキッドの略で、天然ガスをリキッド(液体)に加工したものを示す。元々クリーンな天然ガスをベースとした化学合成燃料ということで硫黄分やアロマ(匂い)分は皆無に近く、とてもクリーン。しかも天然ガスの可採年数は原油より長いと言われているため(今まで利用方法が限られていた、という理由も大きいと思う)、代替燃料の最有望株とされてきた。灯油と限りなく近く、ディーゼルエンジンやジェットエンジンの燃料として使えます。とりあえず暖房用の燃料として販売されるとのこと。価格は軽油より若干高いものの、圧倒的にクリーンな燃料なので家の中で燃やす燃料としてはピッタリだと思う。原価は不明ながら、18リッターで1500円という現在の販売価格からすればリッター90円くらいだろうか? 原油がバレル50ドルの場合、灯油/軽油の原価はおよそ50円。もう少し原油価格高くなり、GTLの製造コスト下がれば採算ベースに乗ってくるだろう。もうひとつ。GTLは最先端の超低硫黄軽油より圧倒的にクリーン。その特性を生かせば、ガソリンエンジン並みにクリーンなディーゼルエンジンが実現するかもしれません。となれば税金上乗せされリッター120円でもユーザーにとってはガソリンエンジンより燃費良いため採算ベースに乗るだろう。明るいニュースであります!

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December 30, 2005

日産は勝負の2006年!

来年の注目は「日産の動向」だと思う。どうやらフルモデルチェンジ&新型車はスカイラインの4ドアモデルだけになりそうなのだ。仮に大成功したとしても、月販2千台くらいのプラスという感じ。つまり現在売っているラインアップで勝負しなくちゃならないワケ。だからこそ最近の販売台数低迷が大きなマイナス材料としてクローズアップされているのだった。来年に入っても対前年比割れが続くようだと、抜本的に政策変換しなければならないかも。何回も書いてきた通り、今度厳しい状況になってしまえば、もはや換金する資産を持っていない。ここ3年で稼いだお金は会社の資産を作るために運用したのでなく、株主への配当にしちゃってます(すでにルノーは出資した分を回収済み)。またゴーン社長は技術に投資してこなかったため(ここにきて急速に予算を付け始めました)、すぐ世に出せる秘密兵器も見当たらない。加えて共通化を推進してきたデザインが日本人の好みからズレていたり、個性の薄さをユーザーも感じていたりすると、モデルチェンジまで打つ手無し! 相当な危機感を持ち始めた日産社員も少なくないが、小泉首相以上の絶対的な権力を持つゴーンさんにゃ逆らえないという。ゴーンさんのファンはぜひ日産車を買ってくださいまし。

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December 28, 2005

エッセ売れますぜ!

エッセに試乗して心底驚いた! 予想していたよりはるかに正統派だったのだ。誇張なしに「一番安いマニュアルミッション仕様一台でやっていくのも悪くないかな」とまで感じた次第。何を隠そうダイハツについちゃ認識不足の点が数多くあり、話を聞いて驚いたり感心したり意外だったり。例えば皆さんダイハツのATってトルクコンバーターを除くと、ギアまで自社製だって御存知でしたか? 新型bBのATもダイハツ製とのこと。しかも圧倒的なコストパフォーマンスを持つそうな。コストダウンも最先端技術なのである。決定的に「凄い!」なのは「その気になれば基本性能を落とさず、さらに10万円くらい安く売れるクルマが作れますよ」。50万円台でエアコンやエアバッグ付きのクルマを出せるってこと。ダッシュボードのカバーを省略したり、最も安いグレードにまで標準装備されるパワーウィンドゥを落としたりすれば無理じゃないらしい。KYB(カヤバ)のダンパーも、ハンコック製のタイヤと合う。もう目からウロコが3枚は落ちた。今週中にエッセの試乗レポート、お届けできると思います。

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December 27, 2005

bBを見てウナる。

夢の島にある有名クラブで行われたbBの発表会を見て「自動車ジャーナリストの評価なんかどうでも良い時代になりつつあるのね」と強く感じた。bBを買う人の多くは、おそらくクルマ関係のメディアなど見ないと思う。しかも「見て情報を仕入れなければ損するか?」となれば「そんなことありません」だ。もはや日本の自動車メーカーが作る製品は、趣味性を追求しない限り「ハズレ」など無い(一部の低価格車に危険だと思えるほどプアなタイヤを履いているモデルがある程度)。クルマに対する感性が鈍い人なら、何だってOKであります。いや、最近のトヨタ車の場合、ウルサイ評論家ですら機械的には文句のつけどころが無いほど。発表会に来ていた開発を取りまとめる立場にある白井専務は「安全性や信頼性、コストに関して厳しく言いましたけれど、デザインやコンセプトは任せました」。それにしてもbBには感じさせられる点が少なくなかった。正直、私にとって理解の範疇を超える初めてのクルマだったからだ。音楽だとラップみたいなモン。コメント出来ませんぜ! 今の若い人達と似た感性を持つ(というかそのものか)弟子新美は「いいんじゃないっすか? 売れると思います!」。今や希少になりつつあるピュアなクルマ好きの永田は「これ買うなら中古のステップワゴン買っていじるでしょう」。私は正直、クルマより「買う人」に興味ある。改造なんてメーカーのオプションから選ぶようなモンじゃないと思っていたし、発表会で「まったりモードはカップルがクルマの中で過ごすときに使えるように設定しました」と言われてもコッパズカシイだけ。レールが敷かれていないと遊べないってことなのだろうか? ここまで”絵”を描かれてしまうと、私が若い頃なら反発したろう。価値観の違いと言えば、24日のTOPで「楽しんでもらえるかな?」と思ってイタズラをしたところ、一部から「ふざけるな!」とお叱りを受けてしまった。私自身、知り合いから「知ってる?」教えて貰い、面白かったのでリンクしたのだけれど、全く受け付けない人もいるんだと知った次第。不快に思われた方、失礼しました。次回から4月1日以外は、何となく解るようにしてイタズラさせて頂きます。

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December 26, 2005

お正月前の点検

間もなくお正月休み。クルマで出掛ける機会も多いと思う。こんな時こそキッチリとメインテナンスしたらいかがだろうか? オイル交換や、タイヤのエアチェック、ワイパーブレードの交換などは誰でも気軽に出来ること。例えばワイパーブレードを交換しただけで、使うのが楽しみになるから面白い。また、ロングドライブでトラブルに遭遇したことを想定し、けん引ロープやブースターケーブル、軍手、懐中電灯など常備しておくことも忘れずに。今年の冬は寒そうなので、例年以上の注意をして下さいませ。

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December 25, 2005

チャイルドシート

ポロGTIのカタログを見ていると、当然の如く助手席エアバッグのカットスイッチが付いていた。このスイッチ、助手席にチャイルドシートを装着した時に使う。つまりヨーロッパでは可愛い子供と並んで座れないと、お母さんから文句出るワケ。一方日本はどうか? 疑う心を持たず素直に言うことを聞きリアシートにポツンと子供を座らせておくか、助手席に座った人のヒザの上に乗せるか、であります。おそらく自分で判断できないのかもしれません。メーカーもアタマが硬い。以前チャイルドシートを作っているタカタの広報担当に聞いたら「前席は絶対危険です!」。実際「体格や助手席の位置さえ留意すれば助手席にチャイルドシートを装着しても問題ない」と書こうモノなら、ヒステリックな連中からバッシングされてしまう。そもそも親しい間柄にあるなら、並んで座りたいと思わないのだろうか? おそらく日本の自動車メーカーは、バッシング受けてまで助手席にチャイルドシートを付ける必要なんかないと考えているんだと思う(唯一エディックスだけ前席の中央に装着可)。こういった「逃げ」の姿勢が、日本車の個性を薄くしているような気がする。子供と幼稚園での出来事なんか話ながら走りたいなら「助手席にチャイルドシートを付けてもいいですよ」と主張しているヨーロッパのコンパクトカーなんかも良いチョイスからもしれない。

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December 24, 2005

2チームのホンダF1!

「スーパー亜久里F1チームが全チームから承認されました」というリリースが昨日FAXで届いた。まだFIAから正式発表こそ無いものの、おそらく決着しているんじゃないかと。不思議なことにドライバーとスポンサーについちゃ未発表。「マイクロソフトがバックアップするけれどオモテには出ない」とか「2人とも日本人ドライバーになるらしい」等々、業界の人に聞くといろんな答えが返ってきます。いずれにしろ間もなく発表されると思う。1つだけ確実なのは、開幕から数戦、大幅に戦闘力劣る旧式のシャシで戦わなくちゃならない点。そんなことから「序盤戦は出ないかもしれない」という話も出ていたほど。いずれにしろプライベートチームでF1のシャシを開発し、走らせるというのだからタイしたもんだと思う。予算不足から正式なワークスエントリーがスバルとフォードだけになってしまったWRC(全16戦のウチ、準ワークスとしてシトロエン、シュコダ、プジョーが出る)からすれば、景気の良い話であります。だからこそWRCが良い雰囲気を保っていられるのかもしれません。

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December 23, 2005

 株式相場というのは専門家からすれば奇妙な情報で価格が上下する。例えば「今年は雪多いのでスノーチェーン売れるだろう。だからオートバックスなどいかがですか?」というウワサをアナリストが流すと、そいつを信じた一般投資家はドッと買いに入りイッキに株価上がっていく。今日も円安になったため、自動車株が急伸した。冷静になって考えてみれば、為替レートなんて毎日変わる。短期的な為替レートで会社の業績など左右されません。加えて日本の自動車メーカーは1ドル80円台という地獄も知ってます。今や日本の自動車メーカーって輸出ばかりじゃない。為替リスクを減らすためのネットもたくさん張っているのだ。100円をはるかに越える水準での為替変動で株を買ったり売ったりするの、本来ならおかしいこと。けれど現実的に円安に振れれば自動車株は上がり、円高になると自動車株が下がる。つまりゲームやギャンブルみたいなもの。昨今の株ブームを反映してか本屋さんに行くと株式関係の本がたくさん並んでる。ギャンブル好きなら楽しむのもいいけれど、普通の人は円高になったタイミングで国際優良株を買い、定期預金だと思って長く持つつもりでいる失敗しません。

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December 21, 2005

レクサス@修行中

やっぱりレクサスが厳しいようだ。オープン直後とISの追加からしばらくの間こそディーラーを訪れる人は多かったものの、12月に入ってお客さん用の駐車場に一台もクルマが無いことも珍しくない。こうなるとお客だって度胸必要。入った途端、激しく注目されちゃいますから。敷居が高く感じる店構えだけに、なおさら足が遠のく。系列のトヨタディーラー(ほとんどのレクサス店は既存のトヨタディーラーが経営している)に対しユーザーを紹介して欲しい旨の依頼を出したりしているレクサス店もあるそうな。加えて来年の夏頃と言われる新型LSが出るまで新しいニュースも少ない(GSのハイブリッドは大きなマーケットがあると思えません)。期待される新型LS、セルシオを現在扱っているディーラーのベテラン営業マンに聞くと「レクサスは基本的にディーラーまでクルマを持っていって整備してもらうシステムになってるんです。セルシオのお客さんにその話をしたら、君からレクサスを買えるのかと聞かれちゃいました。セルシオのお客さんが点検受けにディーラーまで行くなんて考えられませんよね」。ただトヨタの首脳陣やレクサスのプロジェクトに関わっているメンバーは、こういった状況を当然ながら認識&予想している。私も何度となく書いてきてますから。ブランド確立のため、あえて一番難しく険しい道を選んでいるのだろう。なぜヤヤこしい道を選んでいるのか解らないですけど……。ここで大切なのは「売れなくてもお客さんがこなくてもトヨタはへこたれない」ということ。次の一手はどうくるか楽しみです。

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December 20, 2005

ホンダらしさ

最近”ホンダらしさ”を自動車以外の技術で強く感じる。今年最大の「よくやった!」は、以前から開発していた「コストパフォーマンス高いソーラーパネル」の量産化を発表したことじゃなかろうか。ホンダが開発したソーラーパネルの面白さは、現在主力となっている結晶シリコン系と同等の発電効率を入手しやすい素材で実現した点にある。本格的な量産体制を組むと民生用発電装置の目標となっている「1kW=50万円」をクリア出来るらしい(結晶シリコン系では難しい)。ちなみに家庭用ソーラーパネルは3~4kWで消費量/発電能力が収支トントンになります。1kW当たり50万円の発電装置さえ作れれば、現在の電力価格のままであっても10年でペイ出来ると考えていい。今後上がることはあっても下がらなそうな電力価格を見ると、3kWの発電装置+制御ユニット+工事費の合計が200万円を下回れば価格低下で爆発的な売れ行きとなっている液晶TVの如く普及することだろう。さらに2kW程度の発電能力を持たせると、そう遠くない将来に実用化するだろう「10km程度なら電気のみで走れ大容量バッテリー積むハイブリッド」や「EVコミューター」の電気も供給出来る。つまり電力やガソリンを購入しないで現代的な生活が過ごせ、自動車だって使えると言うこと。脱石油社会に向け、大きな一歩になると思う。もちろん市場は世界中にあります!

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December 19, 2005

クルマの白物家電化

年内にフルモデルチェンジ2車種と、新型車1車種がデビューする。試乗会も28日まで行われるのだから凄いこと。年内に発表しておけば、ディーラーは年明けが賑やかだということなんだと思う。なるほど良い作戦かと。逆に考えると、そういった作戦を立て年内ギリギリになって発表しなければ話題にならないというくらい、クルマへの関心が薄くなってしまっているということなのかもしれない。ただ自動車に関して言えば、未来永劫使えるモノじゃありません。寿命が存在するため、やがて買い換え需要は増えるだろう。問題は自動車の”文化”に関する業種。当然ながら自動車評論家なども非常に厳しい。冷蔵庫や洗濯機業界に評論家など存在しないですから。ここで頑張らないと、カタログだけで十分だと言われちゃうだろう。ちなみにこれは私自身に言い聞かせています。

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December 18, 2005

GMの状況が一段と厳しくなってきた。1年以内に破産法の適用を申請する確立、私は50%くらいあると考えます。数日前も『S&P』から格付けを2ランクも落とされてしまい、もはやGMが借金をする際の信用度は『投機的』になってしまった。こうなると銀行に代表される低金利の融資など受けられず、消費者金融に近い金利を提示しなければ資金の調達など出来ない。もちろん今後2年以内に起死回生の新型車を続々デビューさせるというなら話は変わってくるものの、現在のGMの開発能力じゃ不可能に近いと思う。ワゴナーCEOは「来年は魅力あるSUVを発売するため売り上げが回復する」と主張しているが、アナリスト達によれば「根拠が無い」。ワゴナーさんが期待してるSUV、燃費良くない大型車なのだ。おそらく自力での再建は難しいかと。今後の動きは2つ。現在持っている資産を全て売り払い、出来るだけ借金を減らしてからの破産法申請か、今のまま頑張り借金をさらに膨らませて破産法適用か、であります。もちろん私の予想だからして、確実なことじゃありません。ちなみに30兆円を超える有利子負債を抱える巨大なGMを買収するような体力のある企業、この地球には存在せず。ただ破産法適用になり、いろんなシガラミや借金を断ち切れれば再生は可能。具体的に言うと、レガシィコストと呼ばれる保険関係の負担をカットしたり、従業員の給料を3分の2くらいに抑えられれば何とかなる。出来るなら今やれば? と思うかも知れないけれど、強力な労組もあって破産しない限りは無理。今すぐ出来る最善の方法はルノー/日産からゴーンさんを引っ張ってくることかもしれません。

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December 16, 2005

ミシュランF1撤退

三菱自動車のWRC休止というニュースに続き、ミシュランがF1から撤退という情報が飛び込んでいた。どうやら今シーズンに入ってからFIAと関係が悪化していたらしく、アメリカGPでのボイコットで決定的になったようだ。もしかしたらトヨタは撤退を知っていたのかもしれない。早い時期にタイヤをミシュランからブリヂストンに変更している。なんせ今までのモータースポーツの歴史を見ると、撤退が決まっているメーカーは例外なくシーズン途中から開発規模を縮小してしまう。加えて来期のレギュレーションは途中のタイヤ交換を認めるなど、コンパウンド技術で優位に立つブリヂストンに有利。今年のチャンピオンを獲ったルノーや、後半追い上げたマクラーレン、ホンダにとっちゃ大いに厳しい状況になるだろう。こらトヨタにとって最高のチャンス到来かと。ちなみにWRCからもミシュランは撤退するものの、傘下の『BFグッドリッチ』ブランドで事実上参戦を続ける。気になるのは大幅に浮くミシュランの開発費。F1やWRCに使っていた開発費用を他に回せば凄いことになりそう。ブリヂストンにとっちゃ不気味かもしれません。

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December 15, 2005

三菱WRC休止

三菱自動車がWRCの休止を発表した。つい先日まで2006年のドライバーや車両の開発状況の情報も流れていたことなど考えると、どうやら急に決まったようだ。アウトランダーが好調に売れていたり、新年早々ミドシップの軽自動車をデビューさせる予定をもあるなど明るいニュースも多かっただけに意外である。しかもパリダカは続行するそうな。パリダカの方が販促に結びつくとの判断なんだろう。WRC復帰は次期型ランエボの登場となる2008年と言われているものの、それまでの間、パリダカだけじゃ話題が続かないんじゃなかろうか。ラリーからの完全撤退なら、大きな失策だと私は思う。ただWRCのスポット参戦や、市販車に近いグループNに力を入れるなど、違うアプローチを考えている可能性は大。グループNならWRカーの4分の1の予算を確保すればPCWRCからアジパシに至るまで、全てのジャンルに於いて大暴れできますから。いずれにしろ三菱自動車の中で大きな方針転換があったことは間違いない。年内にも続報をお届けしたい。

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December 14, 2005

アシモ速い!

ロボットに対するアプローチを見ると、トヨタとホンダのDNAが鮮やかに見えて興味深い。トヨタのロボットは、すでに「何か仕事させよう」と目的を持たせている。ラッパ吹かせたり、人の移動用の道具にしようとしたり。非常に合理的だ。一方ホンダのロボットを見ると、合理性など全く無い。人間を育てているのと同じ。最終地点を見据えていないまま、いろんなことを一生懸命やらせているように見えます。だからこそホンダのロボットの方が可愛く見えるんだと思う。TVニュースを見てると、女性キャスターのほとんどが「アシモ君」だもの。呼びつけにする人は皆無に近い。けれどトヨタのロボットに「君」を付ける人など見たことありません。トヨタのロボットは機械。アシモには人を感じしてしまうのだ。かくいう私もそう。走っているアシモを見て「転ぶな~! 頑張れ~!」とか言っちゃいます。おそらくアシモの開発には、ホンダに増殖中の「アタマ良いけど面白くない人」が関わっていないに違いない。なにより「2足歩行式のロボットを作ろう!」という決断をしたことからしてホンダ的であります。トヨタのロボット、ホンダ無ければ開発すらしてないだろう。やっぱりホンダのDNAは魅力的です。この素晴らしさをクルマ作りで見せればトヨタにとって怖い怖い敵になる。

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December 13, 2005

バイクETC解禁?

バイク用ETCの試験運用が始まる。料金所に「バイクETC」と書いてあるので、見た方も居るんじゃなかろうか。当面、試験運用を委託されたモニターが使うということになっているけれど、外から見たら普通のバイクと区別付かない。ということは軽自動車用にセットアップしたETC車載器をモニター委託された人以外が搭載してETCゲートを通過したらどうか? 全く見分け付きません。これまでバイクにETC車載器を積んで走っていた人は、通過の度に「何か言われるか?」と心配しなくちゃならなくなったけれど、もう大丈夫。「実質的にバイクETC解禁だ!」と判断している人も居るそうな。ただバイク用ETCは現段階じゃ全ての高速道路区間に導入されているワケでない。全国で試験運用を始めたら、実質的なバイクETC解禁かと。もちろん私は軽自動車用にセットアップしたETC車載器をバイクに積むことを奨励しているのじゃありません。脱法行為じゃないけれど、他人名義の航空券で国内線の飛行機に乗るのと同じく契約違反になります。本来なら通勤割引で半額になるハズが、向こうの手違いで正規料金扱いになっていたとしても文句などは付けらない。念為。

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December 12, 2005

軽油は軽用の燃料?

セルフスタンドの普及で、今までに無かった「入れ間違い」が発生するようになったとのこと。先日ディーラーで普通車に乗っているお客さんに、軽自動車の代車を出したそうな(お客さんが乗ってみたいとリクエストしたという)。すると「エンジンが止まっちゃいました」と、困った声の電話。急いで引き取りに行ったら、軽油が満タンになってる。理由を聞いてみたら「軽油なので軽自動車用の燃料だと思いました」。なるほど! そういった解釈も出来るのね! どんな人が使うか解らないセルフ式スタンドの表示は『軽油』でなく『ディーゼルエンジン用燃料』と書いて置いた方が親切かもしれません。間違いは仕方ないこと。けれど間違えたら分析を行い、改善すべきだと思う。

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自動車諸税

自動車諸税の一般財源化が”ほぼ”決まった。今や我が国の偉大なる首領様(倫理的にムチャなことを押し切ろうという輩はこう言わざるを得まい)となった小泉同志の拝命により、有無を言わさず決まった感じ。自動車メーカーのトップ達の反対運動は何だったんだろう? 自動車メーカーのトップの行動を支持し、署名した人の気持ちはどこに行くのだろう? それともトヨタの張副会長や、ホンダの福井社長が街頭で署名運動を行ったのは茶番劇だったのか? 真相は不明ながら、自動車ユーザーとしちゃ「メーカーもナメられたもんだ」という脱力感が残る。個人的な意見なんだけれど、戦後の黎明期を除き(というか戦争して国を疲弊させたのは国なんだから責任を取って当然)基本的に自動車産業は国から何ら保護されていない。こうなったら国など完全に無視したらどうか? といっても正面からケンカを売る必要なし。国や政治家、役所からのリクエストに対し、全て商売ベースでドライに接するだけでよかろう。細かいトコロじゃパトカーもベース車両をディーラーで買って貰い(もちろん定価)、どこかで改造してもらうようにすればいい。役人の天下りや一定期間役人を経験した人は関連企業に至るまで採用禁止。自動車産業がどれだけ日本を潤しているか、政治家の多くは解ってないと思う。けれど自動車メーカーは、ナメられたままでも今の状態の方が居心地いいと考えているハズ。といったことを考えると、トップ達の署名活動は茶番劇デキレースだったのねと。

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December 10, 2005

日産デザイン

日産のデザイン担当の方と話す機会があった。御存知の方も多いだろうけれど、最近の日産のデザイン、私は好きでない。最近出たモデルはティーダもノートもウイングロードもラフェスタも、ツリ目のヘッドライトに日産マスクという同じような顔付き。率直に「好みじゃない」とブツけてみたのだ。長い話なのでまとめると「デザインのレベル自体は低くない」(これは納得できます。ノートのサイドビューなど、ジックリ見るとレベル高い)。「けれど魅力を感じません」。なぜか? どうやら『カッコいい』の価値観が違うみたいなのである。こっぱずかしいけれど恋愛に置き換えて考えてみよう。男でも女であっても、2つのタイプがあると思う。「好みをしっかり持っている人」と「あまり気にしない人」であります。前者であり華奢な体格を好むとしよう。するとどんな良い人柄であっても”立派な体格”はアカンです。魅力を感じないのだから打つ手ありません。けれど後者のタイプであれば”立派な体格”だって人柄良ければOK。クルマに戻る。オーソドックスなクルマ好きが「良い」と感じるデザインは、フェラーリやプジョーに代表されるピニンファリーナ系。けれど最近の日産車のデザイン、レベルは高いもののオーソドックスなクルマ好きが「良い」と感じる”スジ”と明らかに違うんだと思う。華奢好きの人は、いくら人柄良くても立派な体格だったら恋愛感情は生まれないということ。私はレベル自体もトヨタに届いてないケースが少なくないと考えます。例えば『ハイエース』と『キャラバン』。この2車、同じ角形でサイズにも制限付き。規定演技みたいなもの。なのにハイエースの方がずっとスタイリッシュ。ユーザーもそう感じるようで、売れ行きを見れば圧倒的な差になっている。参考までにデザイナーに差が付いた原因を聞くと「ハードが劣っているため」だそうです。

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December 08, 2005

ラクティス好調

意外なことに11月のベストセラーはラクティスだったという。僅差と言え、デビューして2ヶ月目でナンバー1なんだから凄い! この結果を見て「日本のユーザーって慧眼だな」という認識を新たにした。ラクティスというモデル、あまり雑誌で取り上げられることもなく地味。試乗会はラリーの都合で行かれなかったのだけれど、カー・オブ・ザ・イヤーの選考会の際に乗ってビックリ。凄くレベル高いのだ。ファンカーゴとフィットの良いところを足した感じ。ハンドリングもシャープで、クルマ通でさえ「いいじゃない!」とタイコ判を押せるレベル。しかも1,5リッターのコンパクトカーなのに、クルーズコントロールが標準装備されている。90kmにセットして巡航すれば、リッター16~17kmくらい走ってしまう。これ一台あれば全く不満無い生活を送れるな、と思ってしまったほど。私でさえキモチがグラつく。一方、日産は低迷が顕著。おそらく新規ユーザーを引っ張ってこれないのだ。販売力あるためリピーターはキッチリ抑えられるものの、一回りしたら売れなくなってしまう。株主は真剣にゴーン体制でいいのか問うべき時期だと考えます。

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December 07, 2005

中古車

最近ちょっとクルマが面白くない、という人はぜひともカーセンサーなど中古車の情報多い雑誌を買ってみることをすすめたい。売り物を見てると、思わず欲しくなっちゃうクルマが必ず見つかると思う。しかも案外安いのだ! 私の場合、現行ハイエースと6速マニュアルのMR-S、ジープ・ラングラーにグ~ラグラしてしまった。いずれも走行数千kmの高年式車が、諸費用込みで200万円以内という感じ。ジープ・ラングラーみたいなクルマをオープンにしたまま足に使うの、なかなかカッコ良さそう。MR-Sなんかも燃費良く、年式新しければハンドリング良好。クルマに乗ることが楽しくなると思う。また、輸入車もお手頃。不人気車だと50万円程度から多数選べます。100万円も出せば面白いクルマも買えてしまう。例えば98年式のベンツC200が79万円。00年式のオペル・ベクトラ2,5リッターで59万円。これならファーストカーとして充分使えます。99年式のVWポロ35万円や同じ年式のフォードKaの36万円なんて、セカンドカーとしてピッタリ。カーセンサー読んでてクルマが欲しくなってしまっても責任は取れません。念為。面白い出モノを見つけたら、読者投稿板にどうぞ!

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December 06, 2005

トヨタとスバルの提携

トヨタの渡辺社長と富士重工の竹中社長が会談したというニュースが流れた。TVなどによれば、これまで言われてきた提携の内容から出ていない。もちろん私も全く知らないのだが、全体の流れからもう少し踏み込んだ予想をしてみたい。大きな中身は三つだと思う。まず猛急で進むのは、いすゞの撤退によって生産余力をタップリ持つ富士重工のアメリカ工場の活用。すでにトヨタの専門チームが太田の工場と、アメリカ工場の視察を済ませている。結果「富士重工の生産技術ならトヨタの社内基準を十分満たすことが可能」と判定されたらしい。2007年から稼働させるというので、年内にも具体的な動きが始まるだろう。二つ目はハイブリット技術の伝授。といってもトヨタだってハイブリッド関係の技術者はフル稼働状態だ。そこで富士重工の技術者をトヨタのハイブリット開発チームに出向させ、トヨタの戦力としながら技術の伝授をしようとするんじゃなかろうか。富士重工の技術陣は優秀。やがて(一応2007年としている)スバルから楽しいハイブリットが出てくると思う。ちなみにレガシィと目されるスバルのハイブリッド車、東京モーターショーに出展されたハイブリットとは違いトヨタ式のシステムかと。最後が人事。当面トヨタは役員を送りこむようなことを考えていないようだ。しかし”スバルに頑張って貰いたいこと”キッチリと指摘してくることだろう。なんたってトヨタの凄さは人事ですから。その場合、ミニトヨタを作ろうとするのでなく、トヨタが持っていない長所を伸ばすことを考えているに違いない。スバルのブランドイメージ、トヨタにとっても大いに魅力だと思う。

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December 05, 2005

市場調査は蜜の味

市場調査は「自分に自信や感性は無いけれど物事を判断しなくちゃならない立場にある人」にとっちゃ蜜のように甘い存在だ。例え失敗したって市場調査を参考にしたと言えば、大幅に罪は減免されます。権威のある市場調査会社ならなお良し! しかし! 市場調査って案外「あらら?」だったりする。例えばアメリカで絶大な支持を得ている『J.D.パワー』という市場調査会社があります。2年ほど前から日本でも活動を開始。すでにスタッドレスタイヤの調査結果など発表した。ちなみにどのブランドのスタッドレスタイヤが日本でのユーザー満足度ナンバー1かというと、2年連続ミシュランだって。あらま! 最も売れており、評判も高いブリヂストンじゃないのだ。この結果について四の五の評価するつもりはありません。けれどスタッドレスタイヤのユーザーでもある私とは全く異なる評価である。もし『A』というタイヤメーカーがこの調査結果を見てミシュランみたいなタイヤを作ったなら、全く売れないと思う。これからの時代、重要なのは猛烈に精度が高い市場調査か、感覚の優れた人による時代の読み、そして経験かと。興味深いことにトヨタの役員を見ると、チーフエンジニア経験者がズラリと並ぶ。

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December 04, 2005

ギョウカイはホンキか?

トヨタの張副会長やホンダの福井社長が直々に反対の活動するなど、自動車メーカーは自動車諸税を一般財源に回すことに対し反対している。これほど明確に自動車メーカーが首相の方針を否定したことなど過去に前例ない。ただし本気でやっているのか、それともガス抜き(反対する姿勢を見せると他の人が納得する)なのか不明。もし本気でやるなら、相当実効のある反対運動になると思う。なんたって多い少ないはあるものの、自動車関連の仕事をしている人は我が国の10%に達するという調査もあるほど。逆に自動車産業のトップ達が反対したのに押し切られれば、面目丸潰れ。はてどうなるか? 本気でやっているなら最大限の支持をしたい。

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December 03, 2005

売れ行き低迷

困ったことに11月の自動車販売台数が前年比で8,2%も落ち込んだ。10月も対前年比割れしていたことを考えると、明確にユーザーの購入意欲は冷えているように思う。考えてみればメインで使っているクルマについちゃ今まで車検を継続するような乗り方をしたことがなかった私自身、プリウスもレガシィも乗り換える気になっていない。現時点で「乗り換えたい」と欲しくなるモデルが無いんだと思います。2台とも来年車検なので継続することになるかも。相当のクルマ好きでさえそんな状況なのだから、普通の人にとってみれば「まだまだ乗れるから車検取って乗ろう」なんだろう。けれど”絶対的な需要”は落ちていない。自動車の保有台数が減っているワケでないからだ。古くなれば、やがて乗り換えなくちゃなりません。逆に考えると、現在落ち込んでいる販売台数分だけ近い将来は売れるということ。つまり数年スパンでの波になるのだった。こういった消費動向、日本じゃあまり無かったものの、アメリカは普通に起きています。こういった需要の波に対応する戦略も必要。興味深い事にアメリカ市場では需要の谷で売れるクルマを作っている日本車が着実にシェア伸ばした。来年売れるクルマを出せたメーカーは着実に体力を付けられると思います。

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