ソニカに試乗して「コンパクトカーと遜色ないかも」と思った。現在販売されている軽自動車は、高速道路の制限速度を始め、限りなくリッターカーに近い実用性&スペックを持つ。なかでもソニカのような第2世代の新規格軽自動車なら(1998年に登場した第1世代は旧規格軽自動車と同じ室内幅でなければダメだった。当然リッターカーから乗り換えると明らかに狭く感じる。第2世代から車体幅のワイド化に見合った室内幅を持つことが認められ革命的に広くなりました)、実用上全く不満を感じないレベル。実際、軽自動車の売れ行きは伸びる一方だ。そんな状況の中、最近軽自動車業界で頻繁に話題となっているのが、自動車税の見直し。御存知の通り軽自動車の税金は乗用車7200円/年である。ちなみに1リッター未満の普通乗用車なら2万9500円。明らかに優遇されていると思う。一方、昨今の販売状況を見ていると、軽自動車の販売比率が3割に達してしまった。つまり自動車税的に考えるなら大減収なワケ。当然の如く軽自動車の自動車税の値上げも考えていることだろう。ただ軽自動車ユーザーの多くは、本当の意味での”生活の道具”としてクルマを使っている。公共交通機関のない地域だと軽自動車が最も現実的な移動手段なのだ。加えて軽自動車ユーザーの多くが政治家にとっての大切な票田と重なってます。簡単には上げられないという事情もあったりして。だからこそ今まで値上げ出来なかった、と言い換えてもよかろう。今後も穏やかな値上げはあるかもしれないが、急激な自動車税の値上げはないと思う。
先週末はカナダGP。そして今週末にアメリカGPとなるF1ながら、いかんせん日本勢の元気無い。しかも上位陣はフィックスされてしまっており、ここ数レース同じようなレース展開。「最近面白くないね!」という人が急増している。けれど圧倒的な強者のいるスポーツはツマらないかとなれば、そんなことありません。相撲なんか横綱負けたらブーイングなのだから。巨人がV9を達成した時だって熱烈な阪神ファンはいました。一番の要因は「何をやってるのか解らない」ことだと思う。勝負だから隠し事をしたいのも解ります。けれどF1を見てると、速くならない理由を解説をしてくれる人がいないし、チームのコメントも「次のレース頑張ります」ばっかり。これじゃアカンでしょう。ちなみにWRCでスバルが低迷している理由は先週チーム関係者によって明らかにされた。雑誌で詳しい内容を解説してくれるだろうけれど、昨年のシーズン終盤にスバル側で改良し日本とオーストラリアで素晴らしい速さを見せたサスペンションを、いつのまにイギリス側が元のジオメトリーに戻していたとのこと。昨年のスペックより遅いのだという。タイヤだけじゃなかったのだ。「アタマに来たので責任を取ってもらいました。次戦のドイツから大幅にジオメトリーを変えるので楽しみしてて下さい!」(チーム関係者)。これだけで次が待ち遠しくなる。加えてお家騒動もファンにとっちゃ面白い! チームの目的は「勝つこと」。けれどメーカーにとって勝つことと同じくらい大切なのは「お客さんを楽しませること」だと思う。
今日は日産の株主総会である。なのに新聞各紙を見ると、日産の売れ行き不振を伝える記事のオンパレード。新聞を読んだ株主から批判の声が上がることは想像に難くない。というか、これまで株主だけでなくメディアを含めゴーン社長に対する評価は甘すぎたと思う。ゴーン社長が「日産のための本当に重要な働き」をしたのは就任2年目まで。この間の手腕は非常に高く評価されていい。というかゴーンさんくらいしか大ナタをふるえる人間はいなかったかもしれない。しかし本来なら技術のための投資をしなければならない経営状況になっても、依然として宗主国をルノーとする植民地政策(行間を察して頂ければ嬉しいです))を続けている。この状態をマスコミも株主も是認してきたから不思議。今の状態を続ければ、業績のさらなる低迷は避けられない。今度厳しくなったら、前回の時のような「換金出来る資産」はほとんど持っていません。昨日書くと、99、99%あり得ない事ながら株主総会で迷惑を掛ける可能性あるから今日にしました。今ならまだ間に合うと思います。
ETC車載器の流通価格に幅が出てきた。おそらく最安値はオークションなどに出てくる中古車載器なんだろうけれど、自分名義のセットアップ済み新品でも今や2980円(国沢印のイドサワ.com)まで下がってきている。一方、上をみると本体から10~20%の値引き&セットアップ料金もキッチリ取られてしまうようなケースまであります。ETC車載器に限らず最近クルマに対する情報の量が人によって大きくバラつき始めたと思う。つまり情報量多い人は良いモノをけっこう安価に買え、そうじゃない人は平均的なモノを”まぁ納得できる価格”で買っている、ということ。日本はモノの平均値が高く、それでいて平均的な価格も高くない。だから「良い情報」を積極的に探さなくて良くなった、と言い換えることも出来ます。ただ嬉しいことにオークションを見てると、ETC車載器のシガーライター電源キットが多数流通している。積極的に情報を仕入れている人も少なくないということ。
私はスピード違反などしないから無縁なのだけれど、知らないウチにレーダー探知機の性能が凄いことになっている。レーダーを見つけて注意を促すというムカシながらのパッシブ情報に加え、GPSを搭載することによって取り締まりを頻繁に行っている箇所の表示や(オービスやNシステムの設置箇所も含む)、自車の速度と制限速度の照合など行って注意を促すという「うっかり違反」まで防止するアクティブ機能まで持つ。無線も15バンド程度受信。パトカーの居場所を表示する「カーロケーター」の電波から、取り締まり現場で使う「取締特小無線」といったものまでキャッチ可能。これ、キャッチした情報を他人に漏らしたり、得た情報を活かしたり(速度違反してる人が危ないと思ってブレーキ掛けたりしちゃ絶対イケマセン)しなければ法的にも問題ない。ここで機能を説明するのもタイヘンなので、とりあえず大手の『セルスター』や『ユピテル』のWebサイトでも御覧下さい。欲しくなれば『ネット通販』もあります。使わないけど欲しくなります。
ステラに試乗して驚いた。スバルは全く違う方向にハンドルを切ったのだろうか? それともステラだけ違う価値観としたのだろうか? スバルの皆さんに聞くと、いろんな答えが返ってくる。典型例は3通り。「すでに5千台売れた。お客さんから絶大な支持を受けており大成功」「スバルらしくない。ガッカリ」「たくさん売れて欲しいけれど、ステラのようなクルマ作りが成功したと評価されたらスバルはクルマ作りの方向性を変えてしまうかもしれない。とても心配」。興味ある方は今週末にでもディーラーで試乗してみて欲しい。私は「ワゴンRやムーブと同じ背高の軽ワゴンを出した」という直球勝負についちゃ大賛成! 遅かったとさえ思う。けれどハード面は「ステラだけ違う基準を適用した」と信じたいです。ちなみに「悪い」というのでなく「極めて普通」の軽自動車なのだった。直球勝負には球威が必要。そういった意味からすれば、前出3つ目の意見に近い。試乗レポートは数日後に。
GMが着実にチャプター11へ向かっている。またもやアメリカの権威ある格付け機関が評価を低くしたのだ。『S&P』はBから「Bマイナス」へ。『ムーディーズ』もB3から「Caa1」にランクダウン。これ、いずれも「すでに終わっているかもしれません」といった評価であります。ちなみにムーディーズのCaa1の内容を見ると「債務不履行に陥っているか、あるいは元払いを困難にする要素が認められる」。つまり借りたお金を返せない可能性高いということ。Caa1まで落ちてチャプター11を申請しなかった会社は皆無に近い。近い将来に明るい希望あれば何とかなる可能性あるも、現在のGMの状況を見ると極めて極めて難しい感じ。参考までにムーディーズによる日本の自動車メーカーの格付けはトヨタ「Aaa」(最高ランク)、日産「Baa1」、ホンダ「A1」、三菱自動車「Ba3」といった具合。GMのXディは年内と予想しているが、規模大きい会社だけに「Ca」なんて格付けになってもギブアップしないかも。戦艦武蔵は3本命中すれば大型艦さえ沈められる魚雷を20本まで耐えた(大和は10本と言われる)。ただ18本目で攻撃終わっていたとしても、すでに被害甚大。加えてそこからリカバリー出来るかと言えば、大掛かりな復旧体制(大容量の排水ポンプや、穴を塞ぐ緊急修理)を組まないと難しかったハズ。GMも同じ。奇しくもムーディーズの格付けは完全な状態であるAaaを除くと20段階。GMのCaa1は”16本目”に相当する。ギブアップした時の余波は凄いだろう。早めの方が被害少ないと思います。
宮古島を2008年度よりエタノール(サトウキビ由来)燃料の島にするそうな。どうやら最近エタノール(バイオを先頭に付けるとカッコよく見えると思っているマスコミ人が多いらしい)が急速に流行し始めている。おそらくトヨタの技術発表会で感化された”突然環境派”の記事なんだろう。エタノール万歳してる記者の大半は、おそらく排気ガスのニオイを嗅いだことがないと思う。エタノール燃料を使うと、アセトアルデヒドが出る。これ、二日酔いオヤジの吐く息のニオイと全く同じ。激しく臭いのだ。もしかすると2008年度の使用開始に当たり、何らかの対策があるのかもしれないが、そうじゃなければ酷いことになります。せいぜいガソリンにエタノールを10%混ぜた程度の燃料が現実的だと思う。そうそう。宮古島はディーゼルを除くとしているが、どうせなら食用油をリサイクルした燃料を使うなど、全てクリーン燃料にすれば面白いじゃなかろうか。もちろん太陽光発電などで得た電力使うEVも使うべし!
日産低迷の陰に隠れてしまっているけれど、マツダの国内販売も厳しい。5月までの販売台数を見ると、国産メーカー合計の対前年比は95,2%。マツダ90,7%で、国産メーカー平均を下回ってしまった。この数字だけ見れば決して悪くないように思えるが、ここ10年ずっと販売台数右肩下がり。ちなみに今年5月の販売台数1万6403台に対し、1997年は2万540台売れていた。10年で20%低下してしてます。もちろん他のメーカーも販売台数を落としているものの、マツダの場合ここ数年で商品力を劇的に向上させた。10年前といえば「いけません」評価のクルマばかりで、おすすめ出来るモデルはありません。現在のラインナップを見ると、しっかりホメられるモデル揃い。なのに売れ行きを延ばせないのだ。「いいクルマを出しても売れない」って最悪の状況かと。マツダ社内でも問題になっているらしく、能力のある社員を国内販売に投入し始めた模様。なぜ売れないのか? こらもうブランド力不足だと思う。『Zoom Zoomと唱えれば売れる』、というほど日本の市場は甘くない。魅力満点のアクセラターボをどう売ってくるか楽しみです。
このところ続々と新世代ディーゼルについてのニュースが届く。驚くべきことに「不可能でしょう!」と言われてきた次世代のヨーロッパ規制である『ユーロ5』は、もはや完全に射程範囲内となった感じ。しかし。調べてみると、意外なことが判明した。どうやらディーゼルエンジン用の高性能触媒、大量のプラチナを必要とするようなのだ(ガソリンエンジン用触媒として使われるパラジウムではダメらしい)。詳細な数字までは不明ながら、ユーロ5対応の触媒になると、下を見て10g。上を見れば20g近く使う模様。一方、プラチナの相場を見ると、5年くらい前から上がりっぱなし。10年前は1g1300円前後だったが、2002年に入って2000円を突破! 直近の高値は6月5日の4658円という状況。20g使うとすれば、原料費だけで8万円以上するワケ。これ、コストダウン不可能ということです。ちなみに『金』は10年前に1g1300円。直近の高値で2587円といった相場。プラチナの高騰、触媒用のニーズが増えたためだと解る。「アメリカでも日本でもディーゼルを」となれば、さらにプラチナの相場は上がっていく。ディーゼル普及のハードルは低くない。
一昔前までル・マン24といえば数ヶ月前から雑誌を賑わせ、予選結果にワクワクし、決勝は寝不足覚悟でTVを見たモンである。しかし! フランス時間本日の17時(日本時間深夜0時)がル・マンのスタートだってこと、皆さん忘れていると思う。というか関心ない? ま、見たくても地上波ばかりかケーブルTVの中継さえないのだからお手上げですけど。こう書くと「日本のチームが出ていないからでしょ」と考える人もいることだろう。確かにワークス参戦は無し。けれど日本のワークスがル・マンに出始める前から、この「世界一有名な耐久レース」はクルマ好きの関心を集めていた。ポルシェ917KやフォードGT40が活躍した頃って、日本車&日本人なんか出てません。ちなみに今回は予選5番手に無限エンジン積んだクラージュ(黒沢治樹/中野信治/グーセン)が入っているのを始め、ドライバーも合計8人出ている。せめて横綱の座にあるアウディくらいアピールすればいいと思うのに、アウディ・ジャパンのWebサイト見てもリアルタイムの情報無し。
ハイブリッド通としちゃ恥ずかしいことながら、PSA(プジョー・シトロエングループ)が発表したハイブリッドの試作車を(ベルリンゴというをファンカーゴ似のモデル)スルーしてました。システムとしては限りなくホンダ式。1,6リッター92馬力のディーゼルエンジンに最大31馬力(定格22馬力)のモーターと自動変速機能を持つ5速マニュアルミッションを組み合わせており、リチウムイオンバッテリー(288V)の能力をフルに活かせばプリウスと同等のモーター走行距離も確保。つまりホンダ式のシステムのまま、トヨタのような機能を実現してるワケ。加えてトヨタとホンダ以外のメーカーが発表したハイブリッドシステムで、初めて「実用に耐えそうですね!」というレベルに達している。ただ至る所に日本の部品メーカーのニオイを感じますけど……。最大のネックになっているのが価格。今のところ同じ性能のガソリン車より最低で70万円くらい高くなるそうな。これじゃ売り物になるまい。このクルマを見て「面白いことになりそう」なのが、現在開発中と言われるホンダの小型ハイブリッドであります。高い性能を持つバッテリーさえ実用化できれば、ホンダ式のハイブリッドでもプリウスと同じくらいの機能を持たせられるという実証ですから。トヨタのブッチギリに見えた先端環境&省燃費技術なれど、ここに来てホンダの存在感が大きくなってきた。
ホンダ、トヨタ、ベンツと3社の最新ディーゼル技術が相次いで発表された。タイしたもんだ、と感じたのは「そんなの無理!」と言われていた『ユーロ5』(次世代のヨーロッパ規制。若干数値は緩くなるようだけれど、やっぱり厳しい)についてさえ「問題ありません」というレベルに届いていること。トヨタが7月からヨーロッパで販売している触媒+DPF付きのディーゼルは、すでに今年から発効した『ユーロ4』の半分レベルのエミッションなのである。少し改良するだけでユーロ5に対応出来るとのこと。この3社、今やターゲットをユーロ5より一段と厳しい日米の規制(2009年施行。ガソリンとディーゼルが同じ基準となる)としている。興味深いことに3社とも対応するための技術は違う。ちなみにエミッションが解決した後に残るディーゼルのテーマは価格。ハイブリッドとガチンコになりそうだ。
チャイルドシートの装着場所について私の見解を書くと、必ずクレームや御意見を頂く。どうやら「オレの目が黒いうちはチャイルドシートを助手席に付けることなんか絶対認めないかんね!」みたいな人が少なくないらしい。日本/の自動車メーカーはことなかれ主義。というかクレーマーに付きまとわれてまで助手席装着にコダワルこともない、と考えているのだろう。助手席装着は無視したカタチになってる。参考までに衝突実験の専門家の多くは「装着場所より事故状況の方が影響大きいです」。しかし! ヨーロッパの人って、やっぱり子供に対する感覚が違うらしい。私も同じ意見なのだけれど、幼児であれ友人や家族と乗るときのように並んで座りたいのだ。プジョー1007の車載マニュアルを見てたら、何と助手席チャイルドシート装着について書いてあるのを発見しました! それによれば「助手席に前向きチャイルドシートを装着する際は前後のスライドを中間位置にすること」。逆にコレだけしか書いていない。助手席も後席も同じ扱いなのだ。こうやって明記してあると、面白いことに助手席装着への抵抗感も無くなる。子供と並んで座りたい人はヨーロッパ車を買うことをすすめます。
死亡事故を起こしたシンドラー社の記者会見のニュースを聞く。彼らの言い分をクルマ業界に置き換えれば「設計に問題はない。使っている方の整備体制に責任がある。我が社の直営サービス工場で整備を受けていれば事故など起きなかった」。確かに自動車にも初期品質や整備が難しいメーカーやモデルはある。品質に大きな問題を抱えていた頃のアルファロメオやジャガーなどがそう。けれど大きな問題とならなかったのは、「皆さん信頼性の低いクルマなど買わない」からだと思う。何であんな責任感の無いメーカーのエレベーターを買ったのだろう? 「安いから」が理由だとすれば、免許取り立てのドライバーに入念な整備をしてないとエンコする可能性大きなクルマを高速道路で乗せるようなもの。しかも重大トラブル発生の前に、何度も小さいトラブルが起きている。選んだ側にも大きな責任があると思う。
新聞を見ると、よく「○×○が××○とハイブリッドを共同開発し、200X年に発売する予定」みたいな記事が出る。もしかして新聞の記者さんはハイブリッドを簡単に作れると思っているのだろうか? いや、確かにハイブリッド自動車そのものを作ることは可能かもしれない。けれど「量販して利益が上がるハイブリッド」や「信頼性の高いハイブリッド」となると、突如ハードルが高くなってしまう。それ以前の問題として「燃費良いハイブリッド」を作ることからして難しいのだ。現在のトヨタのレベルまで追いつくの、簡単じゃありません。しかもトヨタだってハイブリッド開発に大量の人員を投入しており、現在進行形で開発を進めている。2008年くらいには次世代のバッテリー(リチウム系)もデビューするだろう。次世代の環境対応技術(燃費良く安価なハイブリッドとガソリン並のエミッションしか出さない超クリーンなディーゼル)でトヨタと真正面から勝負できそうなのはホンダくらいだと考えます。ちなみにホンダのディーゼル技術、後処理装置が凄いらしい。排気ガスをプラズマ処理するのだとか。問題はコスト。現在使っている『ユーロ4+DPFに代表される後処理装置』でさえ従来のディーゼルのおよそ5万円高。超クリーンディーゼルになると、ハイブリッドとイーブンのコストになるのだとか。
開幕当初こそ盛り上がったF1ながら、ここにきて「つまらない」という声も大きくなってきた。その「筆頭理由」と言われているのがホンダの低迷である。ホンダというメーカー、「F1に出れば勝ってくれるだろう!」と強く期待されてます。実際、毎年の如く開幕前は「今年こそ表彰台の真ん中に立てる!」と言われてきてましたから。しかしチーム体制を大きく換えた今シーズンも上位陣との差が縮まっていないように思えてならぬ。機会あったのでF1のことなら全ての情報を持っているホンダ筋にズバリ聞いてみたところ、「弱い部分は解っています。乱流のない空洞での空力では良いのですが、再現出来ない乱気流の中で走るとダウンフォース不足になってしまいます」。結果、フロントタイヤも所定の温度まで暖まらずグリップ不足になるという”良くない方向のスパイラル”に入り込んでしまっているそうな。つまり他車の後ろに付くと追い上げられなくなってしまうワケ。昨年からずっと研究しているものの、決定的な対応策を見つけられずにいる模様。現在も見つけられていないというから深刻だ。逆に考えると、この弱点を克服できない限り優勝は難しい。だったら毎レース「どこを換えてどういう状況になったのか」なんていう技術的な解説をしてくれれば、勝てなくても楽しく見られるのに……。ハードにあまり興味ない人向けに、搭載した燃料の量やピットタイミングなどの反省なんかも解説してくれたら面白い。モータースポーツって、勝てないときは勝てないなりの楽しませ方ってあると思うのだ。私も今回問題点を聞き「なるほどね~!」と思いましたから。日曜日の夜のF1、そんな視点で御観戦下され。
日本にいると「韓国車なんかダメでしょう」と思う。実際、現代自動車が細心の注意を払って生産&品質管理している日本仕様(世界中で売られている現代車の中で最も高いクオリティを持つ)でさえ、市場から良い評価を得られず売れ行きも伸び悩んでしまっている。確かにインテリアの仕上げや、そもそもオリジナリティに欠けているクルマそのもののコンセプトに至るまで、日本車に届かない面も少なくない。しかし! 海外での評価は急速に上昇中。J.Dパワーの『新車初期品質』(アメリカ市場に於いて新車購入後90日までに発覚した機械的トラブル&ユーザーの精神的不満の評価)の最新レポートによれば、現代自動車が6位ホンダと4位トヨタを抜いて3位! 1位ポルシェで2位レクサスということを考えると、手放しで「凄い!」と驚くしかありません。新車時のトラブルは品質管理の技術レベルに大きく左右されるからだ。加えて「どのクルマを買ってもまぁ心配なく、トラブル起こしたところでサービス体制万全」の日本市場と違い、アメリカ市場で販売されているクルマには依然として信頼性の差がある。ディーラーまで50kmもあるような場所に住んでいる人なんか、故障しても気軽にゃ直しに行けません(ディーラーだって取りに来てくれない)。日本だってディーラーまで50kmもあるような地域に住んでいたら、毎日の足として壊れやすい輸入車を買う人は少ないと思う。だからこそアメリカではJ.Dパワーのような評価システムが発達したワケ。「安くて壊れない」と言う評価を得たら、売れない理由などありません。J.Dパワーのランキングで上位に入ってこられない日本車は、このあたりで巻き直しを計らないと韓国車に喰われてしまうかもしれない。
駐車取締民間委託の続きを。監視員の役割は「駐車違反車両に標章を張る」というもの。しかし現場に行くと「そこに止めるなコラ!」とか「すぐ移動しろコラ!」という越権行為をする監視員が少なくないようだ(もちろんコラとは言わないけれど、実質的にそう感じさせる態度で監視員が停車していた車両のドライバーにケンカ売ってるのを見ました)。「性格曲がった人間にプチ権力を与えるとこうなる」の見本のようなもの。私が愛して止まない警察官だってもっとスマートです。改めて確認しておく。監視員が職務として行うべきは、違反駐車車両に標章を張ることのみ。「すぐ動かせ!」という強い指導&警告行為についちゃ当局も推奨していない。当局が「強い指導&警告を監視員は行います」とPRしない限り、普通の通行人が駐車している車両のドライバーに対しケンカ腰で注意するのと全く同じ行為である。もちろん監視員に暴力をふるったり業務を妨害するようなことを行えば犯罪(というか普通の人に対しても暴力行為をしたら逮捕される)。けれど無視は問題ありません。逆に停車してるのに監視員が窓ガラスなどを叩いたら、その時点で110番通報しましょう。ちなみに停車もダメにしたい区間は「駐停車禁止」にすればいいと思う。
駐車取締民間委託の実働部隊である監視員を見ていると「警察よりさらに能力低いんじゃないか?」と思う。どうやら「迷惑駐車撲滅」とか「不公平感是正」どころか、今までより一段と容易に取り締まれる駐車違反にしか効果なさそう。国民の願いは前述の通り「迷惑な駐車」である。なのに監視員ときたらプチ警官の如く尊大な態度を取る輩もおり「すぐ動くこと明白」と判断できる車両にまでつきまとってキップ切ろうとしていたりする一方、本当にジャマな場所の駐車は、民間委託の守備範囲から離れていれば手のだしようがない(権限がない)。困ったことに警察は駐車違反に対し興味を失いつつあるため、熱心じゃなくなった感じ。今までより緩くなったか? 加えて「駐車」と「停車」の判断も出来ないような監視員が少なくないようだ。一般的に「すぐ動かせる状態なら駐車にならない」と解釈されている。この「すぐ動かせる」の判定が案外難しい。判例だと公衆電話の前に止めて電話していたケースは、すぐ動かせそうな気もするけれど駐車になっています。2人組とし運転者が運転席に座っている状況でも同じ。開閉しているのがドア程度であり、文字通りすぐ動かせる状態にあれば何時間でも駐車とならない。されど荷物を積み降ろしするため昇降機など使うなら、「すぐ動かせる状態」にない。2人組で運転手が座っていても駐車である。また、駐停車禁止場所は、運転者がいようと居まいと止まったら違反なのだ。ま、しばらくモメるでしょうね。
成田空港の引っ越しは何のトラブルも無く終了したとのこと。タイしたもんである。けれどTVや新聞といった一般メディアにとって、トラブルの無い引っ越しなどニュースとならない。扱いはわずかなものでした。逆にトラブルでも起こそうものなら徹底的に叩かれたことだろう。日本のマスコミは”民”に厳しく”官”に寛大なのだ。だって駐車取締民間委託のシステム的なトラブルを非難した一般メディア、ありませんでしたから。引っ越しの話題に戻る。飛行機関係の専門誌は、おそらく引っ越し準備段階から取材していたと思う。そして無事終了を喜んでいるハズ。自分が関わっている業界の仕事ぶりに”誇り”を感じたんじゃなかろうか。航空業界で働く人にとっても「トラブル起こし時だけ大喜びで飛んでくる一般メディア」は、失敗しないためのプレッシャーにはなっても「働く喜び」のエネルギー源にゃなりません。自動車業界も同じ。モータースポーツなど取材していると、大きな事故の時だけやってきてデタラメな報道をする一般メディアがイヤで仕方なくなる。世の中に一般メディアしかなければ、クルマを作っている人も面白くないだろう。
日産はスズキに様々な提携を申し込んだようだ。とりあえずいくつかのプロジェクトを進めるというが、いろんな意味で驚いてしまっている。例えば軽自動車のOEMモデルをもう1車種追加すると発表した。これ、魅力のあるクルマなら、マーチやノート、キューブといった既存の日産車の販売台数を一段と厳しいモノにしてしまうだろう。また、Aセグメントの新型車を欧州でスズキが日産に供給するというのも不思議。なんせAセグメントは今や欧州の主力車種になろうとしている。本来ならルノーで開発&生産し、日産に供給されるべきもの。今回の提携、いろんな”今後”を予想出来るが、いずれにしろ私としちゃあまり良い結果にならず。書くと「国沢は日産に対して厳し過ぎる」と言われちゃうので、も少し確実な動きが出てからにしたい。
自販連が軽自動車を除く5月のメーカー別販売台数を発表した。突出して悪かったのは日産とホンダ。日産が対前年同月比77,1%(3ナンバー車は同58,5%と激減)。ホンダも同78,8%と低迷してしまっている。日産の大幅減は予想されていたものの、ホンダについちゃ予想しておらず。ちなみにトヨタ同93%。マツダ同89,8%といった数値。全メーカー平均で同90%なので、やはり日産とホンダの数値、よくありません。最近の日産車とホンダ車に共通する特徴は、クルマ好きから出る「面白くなくなった」という意見。日産とホンダからすれば「クルマ好き相手のモデルを出したって売れないんだから関係ないでしょ」。その通り。毎度ここでも書いている通り、今やクルマ好きの意見などマーケットじゃ無視してよろしい(その代表が私らの意見ですね)。実際、走る楽しさにこだわったのモデルを出したって売れないと思う。なぜ日産とホンダは売れ行きを落としているのか? おそらく失ったシェアは、やはりクルマ好きの分なのだろう。つまり「コンディションが悪くもなっていないクルマを3~5年で乗り換えてきたクルマ好き」が減ったワケ。私の知人達も、ホントにクルマを換えなくなった。今までの販売状況から「クルマにコダワリのある人」の分を除いたのが現在のシェアなんだと思います。
駐車違反取り締まりの民間委託が始まった。ジジイの戯れ言でも書いた通り、郵パックなど扱う郵便関係の車両を取り締まりの対象外としているなど法的な不備や不公平もたくさんあるけれど、一番の問題点は「商店街のさらなる斜陽化」だと思う。御存知の通り商店街が斜陽化した大きな要因の一つは「クルマで訪れるお客を無視したこと」。自分自身、駐車場の無い商店街に行く機会は、ほぼ無くなった。今回の改訂で一段と駐車違反に対する対応が厳しくなれば、今残っているお客さんまで無くす可能性大。商店街に限り安価な料金設定としたパーキングメーター(利用時間を区切るために使う)を大量に導入するなど、抜本的な対応が必要だと思う。
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