July 01, 2006

フォードも格下げ

米メーカーで唯一ハイブリッド車を販売しているフォードながら、今後はエタノール燃料を次世代エネルギーの主力に置く方針を打ち出している。トヨタやホンダと違い、ハイブリッドを改良して安価に作ろうという意気込みも持っていない。しかしエタノールを燃料として使うにしても、燃費は重要。ガソリン1リッター分のエネルギーは、エタノール100%燃料だと1,7リッター必要なのだ(アメリカが導入を進めている『E85』と呼ばれるエタノール85%の燃料だと1,5リッター必要)。一方、エタノールはガソリンより安くならないだろうから、燃費の良いハイブリッド車じゃないとやっぱり厳しい。ちなみにGMもエタノールを主力とする方針を打ち出している。フォードとGMは、ここにきて様々な対応策を発表しているが(大規模のリストラや新型車の投入など)、どうやら投資家達から「正しい選択をした」と思われていないらしい。ついにフォードの長期債務の信用格付けも「Bプラス」(S&P)になってしまった。この格付け、GMの「Bマイナス」より上ながら、米債券市場ではフォードの方が先にデフォルト(当然チャプター11となります)するんじゃないかと言われているようだ。6月22日付けのTOPと同じ”例え”をするなら、フォードの方が小さいため、当たった魚雷の数は少なくても危険だということ。業界の目利きに話を聞くと、皆さん「フォードが先だと思う」。

Posted by kunisawa at 07:00 PM | トラックバック