新聞記者さん達は依然として規模の大きさが自動車メーカーの強さを示すと思っているらしい。GMと日産/ルノーの提携で世界最大の自動車メーカーになれば、開発コストや部品調達コストが大幅に削減出来ると報じている。興味深いのは自動車メーカー首脳達のコメント。口を揃えて「今や数は決定的な武器にならない」。確かに年間10万台と100万台の生産規模なら、生産&開発コストに大きな差が出るだろう。けれど100万台も200万台も大差なし。むしろ200万台で同じ部品使ってリコール出すことのリスクの方が大きくなってしまう。第一、数で勝負できるなら、GMやフォードは最初から窮地に立たされなかった。同じ規格や法規が適用されるアメリカ国内で共通シャシやエンジン使い兄弟車をバンバン作っていればよかったのだ。V8エンジンなんか何十年も使い続けてるほど。今やホンダやPSA(プジョー・シトロエングループ)程度の規模を持っていれば総合自動車メーカーとして十分だとされてます。車種やジャンルを絞り込むならBMWやスズキの規模でOK。もしGMと日産/ルノーが提携したなら、さすがのゴーンさんでもアメリカ市場じゃ縮小均衡策を取らねばなるまい。ライバルメーカーにとっちゃ好機到来である。
日産とルノーがGMと資本提携するという話、ゴーンさんの強い強い希望によるものらしい。日産社内では提携に否定的な意見が多いというけれど、ゴーンさんに逆らえる人などいません。ルノーも同じような状況らしくゴーンさん一任というカタチになったそうな。逆に考えると、日産とルノー、今だゴーンさんを必要としているということなんだろう。何でこういう流れになったのか? どうやらゴーンさんにGMの株主から「来てくれないか」と依頼が入った模様。けれどゴーンさんとしてはルノーとの関係を切りたくなかったようなのだ。そこで日産とルノーとの関係をキープしながらGMをコントロールしようという方法を選んだワケ。しかしながらこの提携で成果を出すの、非常に難しいと思う。GMの米国内販売台数は6月も対前年比75%という惨憺たる状況。アメリカ市場での主幹技術(クリーン度と燃費の両立が可能な数少ない現実的な技術)となりそうなハイブリッドだって日産は技術を持っていない。本当に日産とルノーの株主は納得しているのだろうか?
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 |