アメリカで日本車が凄いことになっている。正確に言えばトヨタとホンダなのだけれど、多少大げさに表現すれば「タナに何も売るモノを置いていない一昔前のロシアのデパート」みたいな状況らしい。特に燃費の良い2リッター以下のモデルの売れ行きたるや強烈! なんせ7月はカローラだけで4万台以上売れてます。プリウスに至っちゃディーラーで奪い合い状態。シビックだって作るだけ売れるそうな。ビッグ3が売れ行きを落としているSUVさえ「日本車なら燃費良いから」と販売を伸ばしている。「こんなに売れるなんて信じられない!」とトヨタとホンダのディーラーの経営者達は驚いているとのこと。いや、アメリカだけじゃありません。ヨーロッパでも絶好調。1ユーロ120円~130円くらいを予想しクルマの開発や価格設定をしている。それが145円前後で推移。儲かって仕方ないでしょう! これまたトヨタとホンダについちゃ良いタイミングで優れたディーゼルエンジン搭載車をラインナップしたのも効いた。対照的なのが日産。日本だけでなくトヨタとホンダが絶好調のアメリカとヨーロッパで台数を落としてしまったのだ(ルノーも低迷)。今年の秋からアメリカ市場にティーダを投入するというけれど、ホンダもフィットをリリースするなど楽観出来ないと思う。
自販連から7月のメーカー別登録台数速報が発表された。驚いたことに全需は対前年比88,6%と超低迷。つまり11,4%も売れ行きダウンとなったワケ。そんな中、大健闘したのがトヨタ。何と対前年比で94,6%を記録している。前年より台数は落としたものの、エスティマ以降新車を出してないのに販売シェアを上げたのだ。スズキも好調。対して低迷から抜け出せないのは対前年比77%ホンダと同77,9%の日産である。ま、ホンダについちゃ軽自動車が同141%と素晴らしく伸びているし、8月はストリームの販売も上乗せになるから決定的な”暗さ”じゃ無いと思う。されど日産は当面新車がない上、他社が売れ行きを伸ばしている軽自動車まで同85,6%とダウン。深刻であります。プレサージュの大マイナーチェンジを行い、コンラン仕様のモデルなど連発。フーガやティアナなんかTV広告をバンバン流したのだが……。さらにトヨタとホンダが二桁の伸びを見せたアメリカ市場も、7月は16%の大幅ダウン。日産の戦略、世界規模で失敗しつつある感じ。マツダも、良いクルマを揃えたのに82,3%と全需の平均より5%以上悪い。もはや開発陣は「良いクルマを作ったのだから売る戦略を真剣に考えて欲しい!」と怒るべき。さて、7月の数字で最も厳しかったのはスバルだと思う。虎の子レガシィのマイナーチェンジとインプレッサのテコ入れを行ったにも関わらず75,2%という数字。ステラの売れ行きが落ち始めたら日産状態になってしまう。レガシィやR2など良いクルマだけれどアピールしきれていないのだ。ここにきてマーケティング戦略や宣伝方針を変えたのだろうか?
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