フォードが10~12月期の生産台数を前年比21%の減とする旨の発表を行った。昨年同期もフル操業状態じゃなかったことを考えると、皆さんがイメージする以上に厳しいんだと思う。もちろん前代未聞の減産規模となる。理由は説明するまでもなく極端な販売不振によるもの。作り続けても在庫が膨らむばかりで、そろそろ完成車の置き場所にも困る状況らしい。工場によっては、すでに移動用道路も引き取り手のない完成車で溢れているそうな。昨年秋以降、利益が全く出ない大幅値引きをしてみたり、レンタカー会社への押しつけ販売を行ったり、3年分くらいのガソリン代くらい出てしまうような条件を付けたりしても売れないというのだから事態は深刻だ。この経営判断をムーディーズやS&Pといった格付け会社がどう評価するだろうか? もし長期信用格付けが今以上に落ちるようだと、事実上、借金も出来なくなってしまう(フォードが希望する利率で出資してくれる投資家はいなくなる、ということです)。最悪、年内のチャプター11という可能性も出てきました。唯一の明るい希望は原油価格の低下。バレル75ドルだったのが直近では70ドルを割っている。超希望的観測となるが、50ドル台に入ってくるようなら、フォードは急に持ち直すと考えます。
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