取材で新型パサートバリアントV6の4モーション(4WD)に試乗した。3,2リッターのV6エンジンを搭載し、6速のDSGや革シートまでフルに装備した状態で455万円だという。装備内容の差などを考えるとレガシィ3,0Rの100万円高。いや、車体サイズやエンジンが一回り大きいことを考えると、実質的な価格差は50万円を切っているんじゃなかろうか。ここで考えた。今や1ユーロが150円を突破するイキオイである。最もユーロが安かった2000年は瞬間ながら90円を切った。したがって2000年と比べ、ドイツ車は1,5倍になってもおかしくありません。といったことを頭に入れて2000年当時の価格表を見ると、パサートワゴンV6の4WDは新型と同じ455万円じゃないの! いや当時は消費税抜き(新型の税抜き価格は433万3333円)だから値下げか。クルマの内容と来たら雲泥の差。先代はレガシィとの価格差を考えると魅力が薄れたものの、新型に乗って「こら安い!」とさえ感じる。猛烈なユーロ高なのに、クルマの魅力は大幅に上がって安くなったワケ。どうなってるのか? ポルシェやBMW、ベンツも値上げしていない。日本の高額車は、真剣に欧州車とのバッティングを考えなくちゃならないかもしれません。
日産のターニングポイントになりそうな『VERSA』の開発担当者に話を聞いた。以下、気になっていた点に対する答えをつらつら並べてみたい。「生産は今までサニーを作っていたメキシコの工場で行っていますが、意外かもしれないけれどコスト的に有利なワケではありません。アジアならもう少し安く作れると思います」。「販売価格は徹底的に抑えるよう指示されていました。コスト削減努力や高いレベルの技術を必要としたが、何とか目標を達成しました。現在の価格でキチンと利益は確保出来ています」。「開発に当たっては韓国車の価格を強く意識しました」。「安く作れた最大の要因はBブラットホームを使っていることにあります。強い価格競争力を持たせるのがこのシャシの大きな開発テーマでしたから」。「VERSAは世界的に展開していく予定。最も多くの地域で販売される日産車になると思います」。日本以外では大成功しそうですね、と言ったら「日本でも売れてます!」と怒られてしまいました。今後、いろいろな場面でVERSAの話が出てくることだろう。覚えておいて下さい。となると大いに気になる新型アルティマの価格設定は「お楽しみに」。間もなく発表されるが、現代ソナタと並ぶ価格なら日産の実力を再評価しなければならない。おそらく日本を除く多くの国で日産がシェアを増やすことだろう。
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