あれだけ「難しい」とか「絶対不可能」と言われていた厳しい平成17年規制をクリアするディーゼルエンジンが続々登場している。昨日発表された日野の中型トラックなんか規制値を楽々クリアし、さらに10%下回っているのだから凄い! この手のメーカー公表値、余裕を持たせるのが普通。実力からすれば20~25%くらい規制値を下回っていると思う。今や日本のトラックは世界で最もクリーンと言ってよかろう。もちろん昨今話題のベンツE320CDIと同等以上のクリーン度を持つ。なんせ平成17年規制をクリアしたディーゼルなら黒煙は認識出来ず、ニオイも”ほぼ”しないのだ。10月9日のTOPでLAの大気がキレイになったと書いたけれど、同じ事を久々に東京を訪れた知人に言われた。考えてみると東京の大気、間違いなくキレイになったと思う。私の家の前の通りはバスやトラックが多く、渋滞するとディーゼル臭のため窓なんか開けられなかったほど。なのに今やディーゼル臭を感じることなど皆無に近くなってます。都内を走っていても、臭いのは「なんで都内を走れるの?」という古くて汚いトラックや、いわゆるRV、そして2ストロークのバイク。派手に黒煙を出す西武バスも、以前と比べ臭さは減った。なによりアイドリングストップバスが増えてます。ただ。地方に行くと改めて「ディーゼルって臭い!」と感じる。既存の汚い排気ガス出すディーゼルエンジンを野放しにしているからだ。どうして環境派の知事さんを選ばないのだろうか? 身体に悪いと思います。
そろそろスタッドレスタイヤの季節になってきた。「どのタイヤがいいか」というのはこの時期大いに盛り上がるトコロ。純粋に「雪道でのグリップ」を重視するなら、世界一のコンパウンド技術持つブリヂストンの新製品である『REVO2』にすべきだろう。実際、自動車メーカーが雪道テスト用として使ってるの、ほとんどブリヂストンであります。ただ価格もトップクラス。「もう少しオサイフにやさしいのはない?」となるとヨコハマでしょう! 加えてブリヂストンの『REVO1』とヨコハマの『アイスガード・ブラックiG20』は同程度の性能を持つ(ヨコハマを広報車用のスタッドレスタイヤとして使っている自動車メーカーもある。SUV用のスタッドレスタイヤは評価高い)。舗装路の走行比率が圧倒的に多いならダンロップをすすめておく。バランス取れたスタッドレスタイヤだと思います。ミシュラン好きも多いけれど、こらもう「信じているならどうぞ」。特性的にはダンロップと似ている。面白いのがピレリの『ウインター210』というスタッドレスタイヤ。何と『HR規格』(最高速210kmまで)なのだ。アイスバーンでのグリップは期待出来ないものの、オンロードは「ホントにスタッドレスタイヤなのかい!」と思うくらいシャッキリした乗り味。優れた4WD性能を持つクルマ(本格的なフルタイム式を採用しているスバル車など)のユーザーで「降雪地域は走らないけれど雪に遭遇した時のためにスタッドレスタイヤを履いておく」といった使い方なら面白い存在。ただ普通の2WD車だと、登坂性能が厳しいです。
火曜日の14時からカー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーの開票が始まる。今年はいつになく10ベストを予想をしにくい。ここに来て『当確』を付けられるの、5モデルのみに減ってしまいました(LS460/ストリーム/MPV/i/ムーヴ)。残る5モデルは当日にならないと解りません。以下、候補を挙げると、シルフィ/SX4/Sクラス/アウディTT/C6/マスタング/アルファ159/プジョー1007/VWパサートの9モデル。また輸入車の一位であるインポートCOTY狙いはSクラス。モースト・アドバンスド・テクノロジー賞狙いがLS460、i、320CDI。ベストバリュー賞にMPV。モーストファン賞はSX4など候補に挙がってます。今年のラインナップを見るとLS460が高額車というCOTYにとっての大きなハンデを背負いながら超優勢。楽しみなのはインポートCOTY他3賞の行方であります。
日産が2006年中間期の連結決算を発表した。最近の元気の無さを反映し、世界的に売れ行きが伸び悩んでしまっている様子(中国を除く)。なかでも各社大いに利益を上げている米国市場での販売台数10%減は厳しい。また、ルノーもヨーロッパで低迷の兆しが見え始めており(ラテン系の人以外は理解しにくいクルマが多い)、先行きも明るくない。興味深いことに2006年度通期では昨年以上の利益を上げる予定(超微増)。日産ディーゼル株の売却代金なども利益に計上し、なんとか目標達成を目指すのだろう。アメリカでヴァーサと新型アルティマ、インフィニティG35(スカイライン。凄く良い仕上がりらしい)を投入するため、こいつで挽回しようという作戦。お手並みを拝見したい。ただ日本市場においての日産は当面トンネルの中であります。
ハワイに滞在している。ここは本土よりガソリンが高く未だ1ガロン3ドル近い(米本土の平均は2ドル20程度)。しかし燃費悪そうなV8のガソリンエンジン積んだ20人乗りくらいのコーチに乗ると、皆さんアクセル全開! ガソリンを節約しようという気持ちは持って無いようだ。そう言えば、日本の金銭感覚にすると1リッター500円くらいのガソリンを使うタイのタクシーも、全開全開常に全開! 自分のお金でガソリンを入れないと、節約するという気持ちになれないのだろう。日本だって同じ。燃料が高くなって平均速度下がったの、ほとんど自家用車。営業車は今までと同じくガンガン走ってます。運転テクニックだけで20%近く燃費を改善させられる余地大。ということは、だ。会社側で従来の平均燃料コストの10%減くらいの価格をドライバーに呈示し、それより安くなればドライバーの給料に回すようなシステムを作ったらいい。上手に運転すればドライバーは儲かるし、会社側にとっても簡単に10%の燃料コストを削減可能。なにより地球温暖化ガスである二酸化炭素の排出力が減らせる。
バッテリーはハイブリッド車や電気自動車(EV)にとって重要な構成部品である。いやEVにとっちゃバッテリーが全てと言えるだろう。現在トヨタもホンダも、携帯電話やPC用のバッテリーとしちゃ一世代前の技術である『ニッケル水素』を使う。しかし一段と性能を引き出そうとするなら、やはり『リチウムイオン』に切り替えたいところ。ところがリチウムという金属は極めて不安定で、空気中に出すと急速に酸化してしまう(激しく燃えるのを防ぐため不活性ガスの中で扱う)。そこでイオン化して使い安全性を確保しているのだけれど、やっぱりニッケル水素などと比べ、危険性を内包している。ソニーはPC用のリチウムイオン電池で大量のリコールを出したけれど、自動車であんな状況になったらバッテリー搭載量が多いだけに大変なことになります。高速走行中に燃え出そうものなら、どうしようもありません。仮に現在のプリウスの台数くらい売れた後、全部回収ということになれば金額的なダメージだって決定的だ。といったことをトヨタやホンダといったハイブリッドで先行するメーカーは十分認識している。だからこそ未だ使ってこない(先代ヴィッツのアイドルストップ車などで試験採用はしている)。トヨタとホンダが本格的に使い始めるのはいつ頃になるだろう?
F1の結果を分析してウナりました! スーパーアグリF1の佐藤琢磨選手の成績、ホメてもホメてもホメ足りません! ハンガリーGPの翌日、イギリスにあるスーパーアグリF1のファクトリーへ行き、鈴木代表からいろんな話を聞いた。その際「プライベーター勢の1位になるのはいつ頃になりそうですか?」と質問したトコロ、「夢ですね!」。実際、ハンガリーGPの走りを見ると、実質的な最下位。加えて残るレースは少なく、挽回の余地もなさそう。しかし! イギリスのファクトリーでは毎戦の如く改良パーツを投入するという努力を続けていたのだった。その結果がブラジルGPでの見事な順位である。運営予算から見れば圧倒的なレッドブルやトロロッソを破ったのだから凄い! ホンダが優勝したのと同じくらいの価値があると思う。おめでとうございます!
今までは燃費を向上させようとすると、大幅なエンジン改良や車体の軽量化などで対応していた。しかし最近になって「カタログ燃費でなく実用燃費を改善させようとするなら、もっと違うアプローチがある」ということにメーカーは注力し始めたようだ。近い将来、流行りそうな技術を二つ紹介したい。一つ目がエアコンの湿度センサー。普通、エアコンをonにするとコンプレッサーを常時回している。気温低くても、除湿のためエアコンを付ける人は多いことだろう。これが燃費に悪い影響を与えてしまう。しかし。湿度の低い日など、エアコンのコンプレッサーを回さなくても窓ガラスは曇らない。だったら湿度センサーを付け、必要の無いときはコンプレッサーを動かないようにすればよい。このコンセプト、最初に取り入れたのが現行プリウス。結果、実用燃費は大幅に改善された。なんで他のクルマに採用されないのか、と思っていたら新型ストリームに採用されてました。これまた実用燃費が顕著に伸びるそうな。湿度センサーは千円以下。採用してくるモデル、増えることだろう。二つ目はマツダ・アクセラなどに採用されているバッテリーのプラス端子に付けるコントローラー。これまた一般的なクルマは、常時オルタネーターが少なくない負荷を発生してます。バッテリー状況を監視することにより、オルタネーターの負担を減らしてやろうというもの。VWポロなんかも使っている。実用燃費が最高5%程度伸びると言うから驚く。この二つに電動パワステを加えれば省燃費の補機が揃います。
御存知の通り首都高は現在一律700円という走行料金である。そいつを2008年くらいから距離制に変えようとしているから困ったもんです。どうやら最も長い距離を走ると1700円くらいになるそうな。つまり実質的に大幅な値上げとなってしまう。首都高側は「近距離を使うユーザーが増え一般道の渋滞は緩和される。近距離を利用するユーザーにとっては料金的に有利になるため、総合的に考えれば値上げにならない」と主張するけれど、むしろ高い料金を嫌って皆さん一般道を使うのではなかろうか。私の場合、成田や羽田などに行く際、高井戸というICから首都高に入る。けれど距離制導入のアカツキにゃ、一般道を新宿まで走って首都高に入るだろう。近距離の利用者だって、一律料金の現在は少ないと思う。「2つ先のICまで」で700円なんか払えないですから。少なくとも私にとっちゃ「単なる大幅値上げ」であります。あまり知られていない事ながら、すでに首都高をETC通行すると、入ったICと出たICの記録がキッチリ残っている。100歩譲って距離制を導入するなら、現時点の平均利用距離数を公表すべきだと思う。で、その距離を基準の700円にしたらいい。また、走行料金距離制はETCの利用を前提としている。ETCを利用してない人をどうするか、という点も難しいことであろう。
新しいカローラに乗って驚いた。乗り心地が悪いのである。ただハンドリングは素晴らしく良い。1,5リッターのライバルの中じゃトップクラスである。藤田さんという開発担当チーフエンジニアに聞くと「今回の試乗会でジャーナリストの皆さんから乗り心地が悪いと言われています。もしかするとお客さんからも文句が出るかもしれません」。どうやら少し戸惑っている様子。ここから先は私の想像です。おそらく最終試作車のダンパーは今のハンドリングのまま、もっと乗り心地が良かったんだと思う。しかし量産スペックを決め、生産開始するや全く別物のダンパーになってしまったに違いない。もちろんスペック(決められたピストン速度での減衰力)は満たしていることだろう。けれどスペックに無い領域での動きがめちゃくちゃ渋いのだ。これ、ホンダがコストダウンのためショーワ製以外のダンパーを採用したフィットで全く同じことが起きている。つまり「量産ダンパーの動きの渋さに気づいた時は遅かった」ということ。国沢光宏はダンパーダンパーダンパーばっかり。「何とかの一つ覚えじゃないか」みたいに思うかもしれない。けれどムーヴとソニカを乗り比べて頂ければダンパーがクルマにどんな影響を与えるものか誰でも解る。おそらくカローラは「乗り心地が悪い」という意見を受け、柔らかいダンパーに変えると思う。当然、現在の素晴らしいハンドリングは諦めなくちゃならない。乗り心地重視のユーザーならしばし待ち。硬くてもハンドリングを重視する人は初期モデルを買いましょう。
新型ムーヴに乗って驚いた。詳報は次号のCT誌でお届けするが、開発コストからしてライバルを圧倒しているのである。他のメーカーの軽自動車を見ると「なるべくコストを掛けずに売れるモデルを作りたい」みたいなイメージ。事実上のマイナーチェンジや、ボディタイプからして異なる他のモデルのフロアをそのまま使っているような新型車だってあるほど。しかしダイハツの場合、全く考え方が違う。「お金を掛けても売れればコスト的に成り立ちます」と言うのだ。小さいことから書くと、最近のダイハツ車はドアミラーの操作スイッチやパワーウィンドゥのスイッチ(4つ全て!)にイルミネーションライトを付けてます。プリウスやレガシィだって付いてないのに! 大きなトコロでは新しいエンジンやミッション、シャシを続々投入中である。新型ムーヴを見ると新シャシにエッセでデビューした新エンジンを搭載し、ソニカから使い始めた新CVTも組み合わせているから豪勢。といった具合でダイハツの「クルマ戦略」は大きく変わりつつあるように思う。聞けば「2002年に考え方を根本から変えました。その成果が今出てきています」。エネルギー問題を考えると軽自動車マーケットは将来有望。ライバルメーカーも軽自動車にもっとチカラを投入するべきかと。
Yahooオークションは中古車の売買手段として中古車業者も使うほど普及してきた。個人売買で使った経験を持つ人も多いだろう。しかし! 現在トンデモないことになっているようだ。以下、説明しよう。
現在Yahooオークションは無料かつ匿名で参加可能となっている。YahooメールでもホットメールでもメールアドレスさえあればOK。これに目を付けたのは、いわゆるヒマを持て余している黄昏野郎達。何たっていくらでも遊べます。
遊びの手順は1)デタラメの名前で登録する。2)高額のクルマや商品を片っ端から落札する。3)そのまま放置。4)実績の多い出品者なら「非常に悪い落札者」という評価を残す。5)最初に戻る。
やられた方は被害甚大だ。出品する際、2940円(システム手数料)を支払う。そして落札されればこれまた2940円を支払う。つまり5880円もYahooに巻き上げられてしまった上、総合評価まで下げられ泣き寝入りしなくちゃなりません。
Yahooも濡れ手に粟なんだろう。何ら規制をしようとしない。私なんか2回分1万1760円もYahooに巻き上げられました。取材費だと思えば安いもんですけど。
ちなみに1回目の落札者である『asuk23ikuy』のアドレスは、
subeyan_meni@hotmail.co.jp
すべやん(SiSとか助という名前も使う)という黄昏野郎である。
2回目の落札者である『mangeburger』もおそらく同じヤツ。
名前からして「フザけんな!」なれど、メールアドレスを見たら
kunisawa34@hotmail.co.jp だって。
しかもこちらからメールを送る前に、
「非常に悪い出品者です」
コメント : 突然脅迫めいたメールがきて驚きました。また、取引内容についても紹介文に記載無き費用の追加請求等、到底受け入れられるものではありません。評価を良く見てから入札すればよかったと大変後悔しています。この方との取引は危険です。 (評価日時 :2006年 10月 16日 23時 34分)
一方的な評価をしてきた。
ヤフーにメールを送っても自動対応のみ。
もはやヤフオクはデタラメになってしまっている。
こんな場合、アメリカなら弁護士が被害者にすぐ「訴えましょう!」連絡してきて、
がっぽり成功報酬を持って行く。
日本の弁護士はそういった「営業」をしないし、
かといって被害者が訴えようと思い弁護士を訪ねても、着手金の金額を聞いた途端、諦めてしまう。
日本のユーザーは「どうせ訴えないだろう」とYahooからナメられてるんだと思う。
今回の経緯を書いたところ、掲示板の方に書き込みがありました。
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投稿者:hit
ヤフオクに関しては、ソフトバンク社自体が確信犯だと思います。一定以上の規制を強いると場としての「収入」が減ることを知っているのです。ただし、彼らは世の中の反応に対しては敏感に反応せざるを得ないことも知っているのです。誰かが訴えを起こすか、複数のマスコミが一斉に問題を糾弾する等の「世の中の反応」がなければ、変わることはないでしょう。
投稿者:ビッケ
既にヤフオクへの訴訟は、たくさんありますね。今後どうなるのか、見守りたいです。マスコミも難しいでしょうね。Yahoo(因みにソフトバンクは、Yahooの株をたくさん持っておりますが、経営は別です。)やソフトバンクはたくさん広告出してますからね。ただ、マスコミがやらないといけない問題だと思います。それ位、ヤフオクは生活に欠かせなくなっておりますからね。
投稿者:topaz
プレミアム会員は住所などの本人確認はしていますが、先日の国沢師匠のコラムにもあったように、今はキャンペーンで落札のみなら、クレジットカードや指定の銀行口座などなくても参加できるんですよ。
ですから師匠のおっしゃるとおり
いたずら入札し放題です(憤懣)
投稿者:たけ
本人確認してないんですか!そんなの悪戯入札しまくりですね。
あとサクラによる吊り上げ行為もしまくりですね。
ヤフオクの運営って基本的には詐欺師が存在しますので騙されるほうが悪いですよとか
自己責任だから仕方ないんですよって感じが強いと感じております。
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ヤフオクの出品はしばらく控えることをすすめます。
一昨日のトップで認知症について取り上げた。しかし地方を走ってみると(都内は案外高齢のドライバーが少ない)、認知症じゃない高齢の方もいろんな問題を引き起こしているようだ。以下、昨日から今日に掛け、箱根周辺を走って感じたことなど。一番「おいおい危ないぞ!」と驚いたのは伊豆スカイラインでの体験。全く見通しきかないカーブに差し掛かったトコロ、道路のド真ん中で切り返ししながらUターンしている高齢のドライバーに遭遇。早いペースで走っているクルマなら、間違いなく突っ込まれたことだろう。それだけじゃありません。天気良く富士山がきれいだったためか、カーブの途中にクルマを停めて写真を撮っている人も珍しくない。欧米でこんなことしてたら、通るクルマ全てからクラクション鳴らされます。道路を管理する側も認識しているのか、ここにきて景色の良い場所に写真を撮るための場所を設け始めているが、焼け石に水に状態。さらに20分くらい後、箱根の関所跡のあたりでのこと。右側の駐車場から左側に進むため出てきた軽トラックが、なぜか超大回りでコチラの車線に出てくる予感。いや、予感と言うよりハンドルの切れ角見ると出てくること確実である。「駐車場から出て左折」。これ、本来なら対向車線だけで完結すること。しかし念の為に速度落としたら、ホントにコチラの車線まで飛び出してきました。ハンドル握ってるの、お婆さんであります。こういったドライバー、どうやって指導したらいいのだろうか?
これから大きな社会問題となること確実なのは、高齢者の交通事故だと思う。昨日も前の片側2車線の大きな通りで前を行くクルマがノロノロ走行してる。何だろうと見たら、お年寄が道路の真ん中を自転車で走っている。まわりを全然気にしていないのだ。ま、100歩譲って自転車なら危険なのは本人だけ。けれど、こういった人(認知症と言われる病気です)もハンドルを握ってしまう。すでに信号を全く見ないで交差点を通過したり、高速道路でUターンすると言う事故も起き始めてます。いわゆる「団塊の世代」の先輩方は基本的に皆さんクルマを運転する。早ければ10年もしないウチ、今よりずっと危険な状態になってしまうかも。そろそろ本格的に高齢者対策をしなくてはならないだろう。幸い技術レベルはここ10年で大幅に上がった。CCDカメラを付けておけば、信号を判定して自動ブレーキを掛けることだって難しくない。一時停止の標識も何らかの信号や光を出しておけば、これまた減速しないで差し掛かるとブレーキ制御を入れることだって可能。可及的速やかに準備を開始しなければならぬ。我が国交省は認識してるだろうか?
そろそろ今年も日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)選びが始まる。10ベストカーに残りそうな有力候補を順不同で挙げると、レクサスLS460、ハイブリッドを含むエスティマ、カローラ、ストリーム、MPV、i(アイ)、SX4、ムーヴ、アルファ159、アウディTT、ベンツSクラス、シトロエンC6、マスタング、プジョー1007、VWパサートといったイメージ。このところ日本車5台の輸入車5台という10ベストカーの比率になっているけれど、日本車6台になる可能性大。輸入車は魅力的なモデルこそ多かったものの、強い役者に欠ける感じ。外れて恥じかくのを覚悟した上で予想すると、10ベスト当選確実がLS460、ストリーム、MPV、i、SX4、C6、ベンツSクラス、VWパサートの8車種。残る2モデルはもう少ししないと読めない。気になる本賞候補だが、基本的にLS460のように高価なモデルはCOTYとして選びにくい。しかし選考委員仲間と話をすると「ネダンを考えると難しいけれど、あそこまで凄い技術を投入されてしまうと感心するしかない」みたいなことを皆さん言ってます。特別賞の3賞についちゃ全く読めない状況。今後のスケジュールだが、10月31日に10ベストカー決定。11月18日に今年のCOTYが決まります。
三菱自動車が『i』ベースの電気自動車『MiVE』をお披露目した。最大の「よかった」はインホイール・モーター(車輪毎にモーターを組み込む。コンセプトカーだったMIVEは2個使用)を止めたこと。以前も書いた通りインホイール・モーターは安全性を考えるとマイナス面ばかり。トラブルや経年変化などで左右輪の駆動力が変化した場合、勝手に曲がってしまうという決定的な弱点も持つ。もしインホイール・モーターを採用していたら、EVのプロジェクトそのものから大失敗したに違いない。実用化に向け、正しい選択だったと思う。これでMiVEの将来が開けた。バッテリーさえ熟成出来たなら、面白いクルマになるハズ。実はもう一つ「やって欲しい」ことがあります。それはEV走行可能距離を50~80kmくらいまで減らし(バッテリー搭載量を少なくする)、小型発電機を積むというモノ。『i』のレイアウトなら難しくない。これで素晴らしいシリーズ・ハイブリッドになります。おそらく重量的にも価格的にも有利になるんじゃなかろうか。上手にエンジン使えばバッテリー寿命だって延ばせる。ただ三菱自動車のEV開発陣は発電機を積むことに対し否定的(インホイール・モーターも使いたかったことだろう)。三菱自動車の将来を考えると、意地より現実だと思いますけど……。2010年の発売時に200万円を切っていたら買います。
試乗会の折、VWグループJAPANの梅野社長に「VWが得意とするディーゼルを日本に導入しないのですか?」と聞いてみた。すると「アメリカ向けBIN5仕様の開発はしています」。「だったらベンツと同じく最新スペックのディーゼルを早い時期に入れればいいと思うのですけど」。「そこが難しいところです」。梅野社長の話を総合して私が勝手に解釈すると「VWも2009年から日本とアメリカで始まる厳しい排気ガス基準をクリアするべく開発を進めている。ただ2009年にピッタリ出せるかとなれば、まだ確定出来ていない。したがって日本でベンツと同じクリーン度のディーゼルを今発売することは可能ながら、日本の2009年規制に間に合わない可能性もある。となると一度ディーゼルを引っ込めなければならないかもしれない。それは好ましくないため、とりあえず様子を見ている」。現時点でディーゼルでのBIN5対応を発表しているのはホンダとベンツのみ。セカンドグループがトヨタとマツダ、VW/アウディか? いずれにしろBIN5クリアのディーゼルを作れないメーカーの明日は厳しいと思う。
日産がアナハイムで行われたモーターショーで来年1月に発売するアルティマ・ハイブリッドを発表した。このクルマ、駆動&制御系はカムリハイブリッドの2,4リッター4気筒エンジン(147HP)を日産のQR25DE(2,5リッター4気筒158HP)に変えたもの。ブレーキバイワイア(電気式ブレーキ)の制御なども全てトヨタ側で行っている。ま、居抜きでハイブリッドを買っていると理解すれば間違いあるまい。ところが興味深いことに日産のプレスリリースを見ると、モーターの最高出力は40HPとなってます。ヘビーハイブリッドであるTHS2の場合、モーター出力はエンジン出力に近い。実際、カムリハイブリッドのモーターを見ると105kW(約143PS)。全く同じモーターを使っているだろうから、アルティマも同じ数値だと思う。おそらくシステム出力の198HPという数値からエンジン出力を引いたものをモーター出力にしたんだと思う。参考までに書いておくとカムリ・ハイブリッドのシステム出力は187HPです。加えて「ハイブリッド専用CVT(eCVT)を採用した」とあるが、これまたリリースだけ読むとモーター出力低い先代エスティマハイブリッドやシビックハイブリッドのように機械式CVTを使っているという誤解を招く。プレスリリースでここまで大きな間違いをするの、珍しいです。しかも10月5日から訂正もされていない。それだけ日産側はハイブリッドについて理解していないということでしょう。プレスリリースって発表するまで何人もチェックしますから。ま、日本で売るクルマでないため誰にも迷惑は掛からないものの(強いて言えば弟子永田が間違い記事書いて私に怒られた程度)、もう少し真剣にハイブリッドを勉強した方がいいと思う。(注・アメリカの出力表示HPと旧JIS表示のPSはほぼ同じだと思って頂いてOK)
ミシュランの勝ち逃げが濃厚となってしまった。もし日本を終わって「シューマッハがポイントでリードし双方リタイアならシリーズチャンピオン獲得」という最終ブラジルGPになっていたなら、得意技である「捨て身アタック」を使えます。なんたって1994年には最終戦オーストラリアでデーモン・ヒルにヘアピンでブチかましを喰らわせリタイアに追い込み(ヘアピンでインを開けて誘い込んで接触)、1ポイント差でチャンピオンに。この行為、F1のOBなどから酷評されたものの1989年の鈴鹿の事故(プロストがシケインでセナを誘い込みドガん)と同じく灰色とされた。1997年の最終戦ヨーロッパGPもビルニューブに体当たりをカマす(この時はさすがに悪質だと判定されチャピオンシップポイント剥奪処分)。個人的に最も印象に残っているのは1990年のマカオGP。追いすがるハッキネンとのバトルになったのだけれど、スリップから抜け出そうとしたハッキネンの方にハンドル切ったのだ。レースやったことのある人なら解るだろうけれど(特にカートやフォーミュラカー)、これほど危険な行為はありません。ほぼ最高速出ているストレートエンドだけに、死亡事故にならず良かったと思ったほど。ちなみに私はこの事故を1コーナーであるリスボアホテルの前で見てた。勝利にこだわるシューマッハの姿勢を評価する人は多いけれど(戦争だったら間違いなくシューマッハの考え方が正しい)、精神的に弱い私としちゃ正々堂々戦うドライバーを応援しちゃいます。「最終戦でマッサに代役をやらせる」という手もある。しかしBSはそんな勝利を望まないと思う。企業にとっちゃ今年のチャンピオンよりブランドイメージの方が重要だと知っているからだ。最終戦でアロンソは8位までに入れば良いし、シューマッハが突撃してくる心配もない。ミシュランの勝ち逃げはイヤなれど、勝負なんて時の運。長い間、世界一のタイヤメーカーだったミシュランと真正面から互角に戦った。そんなBSを日本人として誇りに思います。
久々にLAを訪れて驚いた。驚くほどきれいな空になってたのだ! 御存知の通りLAのスモッグから自動車排気ガス規制は始まった。LAは3方を山に囲まれており、風も弱い。全く排気ガス規制を行っていなかった1970年前後は毎日のように「まるで毒霧」のような濃度のスモッグが発生していたという。当然ゼンソクなどの健康被害も出始めた結果、「もはやこれまで!」とマスキー法(排気ガス規制)を制定したのである。私が初めてLAを訪れた1981年(25年前)は、10km先のビルさえ霞んで見えませんでした。けれど規制値を発表した際「そんなの実現不可能!」と米ビッグ3から叩かれたマスキー法でさえ抜本的なスモッグ解消の決定打にならなかったようだ。1990年代に入るや一段と厳しい排気ガス規制を打ち出す。それが『ULEV』や『SULEV』などと呼ばれる現在の規制(2009年施行のティア2/BIN5を持って完結)。LAの大気よりクリーンな数値となる規制値を発表した当初は「汚染された大気を吸ってクリーンな排気ガスを出すなんて空気清浄機じゃないのか! そんなの無理!」と言われたけれど(今でもウソだと思っている人は多い)、今や当たり前になりました。これ、安全性などについても言えるんじゃなかろうか。現在クルマは便利な反面、環境や安全面で問題を抱えている。けれど技術の進化により「人間にとって無害の相棒」に向かい始めた。というかそういったビジョンを見せてくれるメーカーが栄え、ビジネスしか考えないメーカーは遅れていくと思います。
日産/ルノーがGMとの提携話を白紙に戻すことを決定した。先日TOPでも書いた通り、GMはゴーンさんの顔にドロを塗った上、こねくりまわすという非礼をしている。こらもう蹴って当然かと。ゴーンさん嫌いの私だってGMのやり方にゃ腹が立ちます。ぶん殴ってやってもいいとさえ思う。GMは”最後の復活手段”を失った。ゴーンさん以上の豪腕を持つ経営者なんかいないですから。もはや破綻は避けられまい。私は現在アメリカに滞在しているが、改めてGMの厳しさを感じます。ディーラーは在庫車の山。大値引き戦略も奏功していないようだ。ここにきてオペルの小型車をアメリカに持ってくるという戦略を打ち出してきたが、ヨーロッパ生産車はコスト的に厳しいだけでなくアメリカの使い方と合っていない。90%以上の確率で失敗するハズ。一方、ゴーンさんも厳しい立場になった。GMと提携すれば今季の決算は悪くたってOK。しかし単独の決算になり、数値が悪くなると(だから日産ディーゼルの株も売った)、ゴーンさんの責任は少なくありません。本来なら儲かってなくちゃならないアメリカ市場も、9月は日産の一人負け。どうする日産?
飲酒運転その後。新聞やラジオなど様々なメディアからコメントを求められるけれど、どうやらここにきて決定的に有効な解決策を見つけられない状況に困惑気味。興味深いのは「日本の取り締まりや規制が甘い」と考えているメディアが多いこと。日本の基準値や罰則は世界で最も厳しい上、取り締まりのも厳しさも世界一である。海外ではフラついて走っているクルマを停めてチェックするくらいで(アメリカなどは制限速度で走っているクルマも”悪いことしてるから制限速度で走っている”とみなし停めたりします)、いわゆる一斉検問みたいなものなんか無い。息を吹き込むタイプの安全装備も、お酒を飲んだ後、基準値に収まっているかどうかを判定するためのもの。というか、夕食の時に普通に飲んだ程度のアルコール量なら、どの国も好ましくないが問題ないとされてます(大半が0,35mg以上。厳しい国で0,25mg以上。日本は0,15mg以上で酒気帯び。0,25mg以上になると酒酔い)。また、日本と同じくらい厳しい規制をしているスウェーデンは、寒い冬の時期に飲酒運転で運転を誤りコースアウトやスタックなどすると運転者自身が死亡するためであり、日本とは若干狙いは異なる。その上、警察は身内の飲酒運転者の名前を公表しなかったり(普通の違反者は躊躇わず公表)、はたまた運転代行で帰宅した後、違う区画に停められたクルマを自分の区間まで5m移動したからと検挙するという厳し過ぎる取り締まりをしたり……。新聞に識者が登場したと思ったら「運転代行の料金負担を居酒屋がしなさい」。何の解決策にならんでしょう。こう書くと私は飲酒運転に甘く感じかもしれないが、全く違う。誰に聞いてもいいが超厳格です。免許取得以来、全くしたことなし! そんなこと当たり前ですけど。飲酒運転などしたら仕事が無くなるだけでなく、いろんな人に迷惑掛けますから。何度も書くけれどヒステリックに原理主義を叫ぶだけでなく、有効な対応策を打ち出さなければ事故など減らない。痛ましい事故死者を出さないために有効な策を練るべきだ。
トヨタはF1のニュースを配信しているのだけれど、これが「イマドキ凄いね!」というくらいの大本営発表風だったりする。エクスキューズ(言い訳)のバラエティの多さにいつも感心してしまう。本日付けのニュースを見たら、何と「凱旋レースで日本のファンを前に雪辱戦」だって! ちなみに「凱旋」の意味を辞書で引くと「戦争に勝って帰ってくること」とあります。世界一有名な凱旋門であるパリのエトワール凱旋門も連戦連勝だった頃のナポレオンが命じて作らせたもの。もしやトヨタは現在のF1の戦績を「見事な勝利!」だと思っているのだろうか? だったら問題ありません。けれど見せ場を作ってくれるホンダに対し、インパクト薄いと思う。私は「凱旋」という文字に遠いと考えます。少なくない金額を投じているのだから、もう「上手くいったけれど負けた」とか「速かったが運に見放された」みたいなエクスキューズはやめるべきかと。日本で現在の状況をキッチリと見て貰い、心機一転、私らに君が代を聞かせてくれるまで大本営発表の甘言はやめるくらいの覚悟を持つべき。トヨタの持ち味は「面白くない」と嫌われてもいいから常に真っ正面から当たっていく「横綱相撲」であります。言い訳は似合いません。
9月の販売速報が発表された。登録車の全需は国産車の対前年比で90,6%と10%近くダウンし、一段と深刻な状況になっている。トヨタさえ93%なのだ。日産とホンダ、マツダ、三菱は同80%台後半で並ぶ。このところ対前年比をずっと上回っていた三菱も伸び悩んでしまったか? 予想通り厳しい数字だったのが、29日のTOPで取り上げたスバル。同78,3%とダントツに厳しい数値である。マイナーチェンジしたレガシィの低迷も売れ行き不振の大きな要因になっているのだと思う。そろそろ現在の販売政策の間違いを認識しなければならないだろう(クルマが急に悪くなったワケではない)。今まで厳しい状況を迎えたメーカーに共通することながら、客観的にハッキリ解ることも内部だと解らないのかもしれません。軽4輪乗用車は全需で同107%と相変わらず好調。なかでもゼストをヒットさせたホンダが同140%で伸びている。タント、エッセ、ソニカと一塁打連発のダイハツも同113%になり、MRワゴンで空振りしたスズキ(同87%)を圧倒した。スバルは対前年比146%と大きく伸びたものの、売れ筋の背高ワゴンであるステラを投入したのに販売台数は2600台しか増やせていない。しかもステラの売れ行きも決して順調でない模様。
マジメな話など。どうやらエネルギー事情は予想よりはるかに深刻らしい。ここにきて悪いニュースが続々入ってきている。例えば発電や都市ガスとして使っている天然ガスのほぼ全採掘分を日本に輸出していたインドネシアは、突如「半分にして欲しい」と通告してきた。日本が輸入しているLNG(液化天然ガス。天然ガスは液体にして運ぶ)の10%という膨大な量を失ってしまう。しかも全世界的に天然ガス人気が上昇しているため、おいそれと手当出来ないのだとか。期待していたロシアのサハリン2も厳しい状況。天然ガスを燃料としている業界は、すでに深刻な問題になっているとのこと。といった事情を先取りしてか、このところ自動車用のエネルギーとしてCNG(圧縮した天然ガス)を使うプランは陰が薄くなってしまっている。石油も需要はジワジワ拡大していく一方。原油相場を見ると今のところ踊り場のような状況ながら、アメリカの中間選挙終了後に再び上昇すると見る人が多い。面白いニュースもあります。アルコールの原料になるということで高騰しているトウモロコシは、家畜の飼料にするため一定の安全策を取っている。けれど燃料用に限定すると、遺伝子組み換えだって全く問題なし。大幅に収量を増やすことも可能。ホンダの最新型アルコール燃料車に試乗したが、もはやドライバビリティや排気ガスの臭いなど全く問題なし。ガソリンと同じように走る。10年後は読めないけれど、20年くらいするとアルコール燃料が普通に流通しているんじゃなかろうか。
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