久々にLAを訪れて驚いた。驚くほどきれいな空になってたのだ! 御存知の通りLAのスモッグから自動車排気ガス規制は始まった。LAは3方を山に囲まれており、風も弱い。全く排気ガス規制を行っていなかった1970年前後は毎日のように「まるで毒霧」のような濃度のスモッグが発生していたという。当然ゼンソクなどの健康被害も出始めた結果、「もはやこれまで!」とマスキー法(排気ガス規制)を制定したのである。私が初めてLAを訪れた1981年(25年前)は、10km先のビルさえ霞んで見えませんでした。けれど規制値を発表した際「そんなの実現不可能!」と米ビッグ3から叩かれたマスキー法でさえ抜本的なスモッグ解消の決定打にならなかったようだ。1990年代に入るや一段と厳しい排気ガス規制を打ち出す。それが『ULEV』や『SULEV』などと呼ばれる現在の規制(2009年施行のティア2/BIN5を持って完結)。LAの大気よりクリーンな数値となる規制値を発表した当初は「汚染された大気を吸ってクリーンな排気ガスを出すなんて空気清浄機じゃないのか! そんなの無理!」と言われたけれど(今でもウソだと思っている人は多い)、今や当たり前になりました。これ、安全性などについても言えるんじゃなかろうか。現在クルマは便利な反面、環境や安全面で問題を抱えている。けれど技術の進化により「人間にとって無害の相棒」に向かい始めた。というかそういったビジョンを見せてくれるメーカーが栄え、ビジネスしか考えないメーカーは遅れていくと思います。
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