October 10, 2006

ミシュラン勝ち逃げ

ミシュランの勝ち逃げが濃厚となってしまった。もし日本を終わって「シューマッハがポイントでリードし双方リタイアならシリーズチャンピオン獲得」という最終ブラジルGPになっていたなら、得意技である「捨て身アタック」を使えます。なんたって1994年には最終戦オーストラリアでデーモン・ヒルにヘアピンでブチかましを喰らわせリタイアに追い込み(ヘアピンでインを開けて誘い込んで接触)、1ポイント差でチャンピオンに。この行為、F1のOBなどから酷評されたものの1989年の鈴鹿の事故(プロストがシケインでセナを誘い込みドガん)と同じく灰色とされた。1997年の最終戦ヨーロッパGPもビルニューブに体当たりをカマす(この時はさすがに悪質だと判定されチャピオンシップポイント剥奪処分)。個人的に最も印象に残っているのは1990年のマカオGP。追いすがるハッキネンとのバトルになったのだけれど、スリップから抜け出そうとしたハッキネンの方にハンドル切ったのだ。レースやったことのある人なら解るだろうけれど(特にカートやフォーミュラカー)、これほど危険な行為はありません。ほぼ最高速出ているストレートエンドだけに、死亡事故にならず良かったと思ったほど。ちなみに私はこの事故を1コーナーであるリスボアホテルの前で見てた。勝利にこだわるシューマッハの姿勢を評価する人は多いけれど(戦争だったら間違いなくシューマッハの考え方が正しい)、精神的に弱い私としちゃ正々堂々戦うドライバーを応援しちゃいます。「最終戦でマッサに代役をやらせる」という手もある。しかしBSはそんな勝利を望まないと思う。企業にとっちゃ今年のチャンピオンよりブランドイメージの方が重要だと知っているからだ。最終戦でアロンソは8位までに入れば良いし、シューマッハが突撃してくる心配もない。ミシュランの勝ち逃げはイヤなれど、勝負なんて時の運。長い間、世界一のタイヤメーカーだったミシュランと真正面から互角に戦った。そんなBSを日本人として誇りに思います。

Posted by kunisawa at 10:02 AM | トラックバック