November 30, 2006

GMのハイブリッド。う~ん

VWがベンツとディーゼルの後処理装置で技術提携することになったようだ。ベンツはアメリカの次世代排気ガス規制『BIN5』(ガソリンエンジンと同じクリーン度が要求される)クリアを目標とした「ブルーテック」と呼ばれる尿素水を使う後処理装置の開発にメドが付いており(走行2~3万km毎に20リッター程度の尿素水を補充する)、それにVWも乗るカタチになるワケ。ベンツにとっても量産効果によるコスト削減効果を期待出来るという寸法。アメリカ市場ではベンツとVWが競合しないため、両者メリットだけ享受出来ます。すでにホンダもBIN5クリアを宣言。何とBMWまでが2008年から北米でディーゼル車を発売するそうな! おそらくトヨタだって1年以内にBIN5クリアのディーゼル技術を発表すると思う。ここで問題となってくるのがディーゼルのライバルとなるハイブリッド。アメリカでの燃料価格はガソリンと軽油がほぼ同じ。したがって燃費をどのくらい向上出来るかで勝負付く。もしハイブリッドが現在のガソリンエンジンより25%程度しか燃費を向上出来なければディーゼルに勝てまい。プリウスやシビックの如く40%以上向上させられるならハイブリッド優勢。さて、現在GMが開発中のハイブリッド、開発目標からして「25%の燃費向上」だって。発売する前から「こらダメだろうなぁ」というイメージであります。

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フォード崖っぷち

フォードがいよいよ最終章を迎えつつある。何と工場やフォードにとって最大の収益源であるクレジット会社、さらにはボルボの株まで担保とし、2兆円の調達をしたのだ。というか担保を入れないと運転資金も確保できない状況。ちなみにフォードの1~9月期の赤字は約8千億円。年間1兆円の大台に乗る可能性も出てきた。今後もリカバリー出来る見込みは立っていない。これ、どういうことを意味するか? 返済するあてもなく、質草を入れてお金を確保したということです。ちなみに有利子負債も20兆円を超えているから、将棋で言えば「詰んでますね」。普通なら「まいりました」という場面なれど、子供の将棋の如く王将が逃げられなくなるまで続けるつもりなんだろう。スッテンテンにならないとみんな納得しないのかもしれない。興味深いのは世界トップクラスの頭脳を持ったフォード経営陣がどういった方法でトンズラするかということ。絶対「フネと共に沈む!」なんてことはしないと思う。「再建出来る」と主張しつつ、突如どこかの時点で逃げるハズ。その時点で個人個人の「取り分」はキッチリ確保しているこに違いない。今回の2兆円も逃げる時に持っていく資金の分を含めた金額だとウワサされているくらいだ。参考までに我が国が抱えている借金は1000兆円。来年の国債発行計画100兆円以上。税収といえば40兆円台。北海道夕張市が破綻したのは、住民がそういう議員を選んできたからに他ならない。破綻してから嘆いたって遅いということです。個人的には「今後の勉強」のため、夕張市を国に頼らず再建させるべきだと思います。

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November 29, 2006

三菱、スバル低迷

各社から10月の世界生産台数が発表された。日本での販売台数を見ると低迷傾向の自動車メーカーながら、世界規模で考えれば絶好調と言って良かろう。なんせトヨタ、ホンダ、マツダ、スズキ、ダイハツと5つのメーカーが対前年比で10%も生産台数を伸ばしているのだ。猛烈な伸び率である! 日産も5,9%増し。そんな中、厳しい状況なのが三菱と富士重工。奇しくも総生産台数で93,7%と全く同じ。他のメーカーが絶好調となっている海外での落ち込みが深刻だ。海外戦略で大失敗しているということです。というか三菱も富士重工も妙なプライドを持っているのか、他のメーカーのような意気込みを感じません。三菱を見るとダイムラークライスラー時代にアメリカ戦略をガタガタにされた上、強かったアジアでシェアを大幅に落としつつあるし、富士重工はブランドイメージ良いものの売れるクルマを持っていない。伸び盛りのアジア市場についちゃ「乗用車タイプの4WD市場がないから」と無視に近い状態。客観的に見れば「当然だろうなぁ」と思う。

ちなみに自動車メーカーを並べる際、普通トヨタ、日産、ホンダ、マツダか三菱、そしてスズキ、ダイハツ、富士重工となる。これ、会社の設立順やアイウエオ順でもなく、まぁ販売台数をベースにした「慣習」ということになっているんだと思う。私のWebサイト見ても、そんな順番でした(早速修正済)。しかし! 直近の生産台数をベースに順位を付けるなら2位はホンダ。3位が日産。4位スズキ。マツダと三菱はほぼ同じ。そしてダイハツ、スバル。並べるとダントツでトヨタ、ホンダと日産は勝ったり負けたりしながらも最近ホンダ優勢。単独4位がスズキ。三菱とマツダ好勝負。少し遅れてダイハツ。富士重工になります。こうやって並べてみると、いろんな意味で感慨深い。10年後の順位を予測しておくと、トヨタ、ホンダ、日産とスズキで好勝負。マツダ、ダイハツ、三菱、富士重工といったイメージでしょうか。

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November 27, 2006

中国のスポーツカー?

中国の自動車メーカーが日本でスポーツモデルを発売すると日経は報じた。日産やホンダなどと提携している『東風汽車』というメーカーなのだけれど、300万円で三菱のエンジン積む4人乗りのスポーティモデルを来年から2千台販売するそうだ。これを読んだ瞬間、『荒唐無稽』という熟語が思い浮かんだ。売れるワきゃね~でしょう! こう書くと「日本だって最初にアメリカ進出した時は同じようなイメージじゃなかったの?」と言う人もいるだろう。確かに状況としちゃ同じかもしれない。最初に輸出した日本車、酷いモンだったですから。けれどアメリカの人は受け入れてくれたのである。なぜアメリカで売れたのか。価格を低くした、という要因もあったろうけれど、最も大きかったのはアメリカ人の中に日本車を試してみたいと考えた人が居たからだと思う。当初全く売れなかったものの、日本の自動車メーカーは頑張った。やがてオイルショックを期に、燃費の良さが評価され爆発的に売れ始めたのである。オイルショック無ければ、きっと厳しかったと思う。さて、日本に中国車を試してみたいと思う人が年間2千人もいるだろうか。私は案外博愛主義者だし、チャレンジング。けれど中国車に300万円出す余裕ありません。加えて中国の企業を信頼できるかとなれば、無理である。売れなかった結果、逃げ出したらメインテナンスで困ること必至。これくらい失敗確実の事業に出会うの、久しぶり。

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November 26, 2006

日産ブロガーを招待!

日産は新型スカイラインの発表会に「スカイラインのWebサイトを持っている人(日産はブロガーと呼んでいる)を招待する」、と以前書いた。検索サイトで「新型スカイライン」と入れると、この時の印象や感想を書いたサイトやブログがけっこう出てくる。読んでみると多くの人が「香山リカ」(説明省略。弟子永田は興味あるらしくカーモードの11月24日付けニュースで取り上げている)に興味を示している様子。日産のコラボレート戦略、当たったか? クルマの評価は甘いのから辛いのまで様々。「発表会に読んでくれたから大好き!」みたいな意見もあれば、専門家のようなインタビューを行っている人まで居ます。休日でお時間あるなら検索して読んでみたら面白いと思う。私の友人も呼ばれたそうで、当日の印象を書いている。デザイナーから開発チーフの大沢さんにまで話を聞いているから凄い! ブロガーに対する日産の人の答えを見ると、ホンネと建前が入り乱れていてこれまた興味深かった。ホンネの答えに対する評価は高く、建前で逃げようとすると突っ込まれる傾向。やはり両刃の剣だと思いました。

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November 24, 2006

狂犬病の予防注射

このところ休日の午前中の速度違反取り締まりが増えてきている。全国検問情報サイトを見ると、東京はいろんな場所でやっているようだ。いずれも交通量少ないと速度を出しやすい場所だけに、捕まれば厳しい処分を覚悟しなくちゃならない。ただ速度出しやすい場所は逆に考えれば危険性の低い場所と言うこと。例えば新宿御苑トンネルの中なんか対向車おらず、原付バイクも走っていない。高速道路のトンネルと全く同じ環境である。レインボーブリッジからメガウェブに抜けるアンダーパスだって見通しよく、交差する道無し。事故の発生しないような安全な場所でネズミ捕りをやるヒマがあるのなら、事故多発地点でやって欲しい。安全な場所なのに捕まるなんて野良犬に噛み付かれるようなモノかと。予防のため狂犬病のワクチン(レーダー探知機とも呼ぶ)を導入するのも手。最近のGPS内蔵機は超高性能。ここにきて価格も2万円を切るようになってきた。ジャパネットタカタを見ていたら安かったので私も久しぶりに狂犬病のワクチンを試してみます。

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November 23, 2006

速度リミッター

すでに速度リミッター無しの大型トラックは存在しないハズである。しかし最近になって安価な「リミッター解除装置」が出回り始めたらしい。100kmで走っている私のクルマをけっこうなイキオイで抜いていく大型トラックを頻繁に見かけるようになってきた。昨日も練馬から前橋ICまで往復したところ、行き2台。帰り1台。明らかに96~98kmで稼働することになっている速度リミッターが効いていない大型トラックに遭遇。これだけ増えてきているのに、なぜ警察は取り締まらないのだろうか? 大型トラックの速度リミッター、法規で装着を義務づけている。つまり速度リミッター無しの大型トラックって、暴走族の不法改造と全く同じなのだ。大型トラックの速度違反は酒酔い運転と同じくらい危険な行為だと思う。取り締まれば運行停止処分とすることだって可能。キッチリと速度リミッターを活かして仕事をしている運送会社からすれば、大いに腹立たしいことだろう。「正直者がバカを見るような社会を警察は許するのか?」。それとも警察に期待する方が間違っているのだろうか。

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November 21, 2006

上海に行くぞ!

大失敗である! 北京でモーターショーが開催されているのだけれど、凄いことになっているらしい。ここにきて日本の自動車メーカーから得たノウハウも溜まり、独自開発できる実力が付いてきたのだろう。中国ブランドのモデルが多数デビューした模様。日本車のパクリからハイブリッド車、独自開発のエンジンまであるというから凄い。なにが大失敗かと言えば、取材に行かなかったこと。正確に言えばノーマークだったのだ。そんなに凄いことになっているなら、デトロイトやパリより面白そう。日本のバックマーカーは韓国だと思われてきたものの、ここにきて伸び悩んでしまっている。韓国人はクルマにあまり興味ない。だからこそモータースポーツが隆盛しないワケ。現代自動車の社員を見ても優秀な人間こそ多いけれど、クルマを作りたくて入ったというケースは超少数派。それじゃ夢のあるクルマなんぞ作れないでしょう。中国は違う。本田宗一郎さんみたいな人が10倍居ると考えればいい。モータースポーツ好きだし、北京モーターショーも凄い人出になっているという。間違いなく中国は強敵になると思う。次は上海と広州。いずれも自動車産業が盛んな場所だけに、モーターショーも盛り上がると思う。こら絶対取材に行かなくちゃなりません!

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スカイライン登場!

新型スカイラインが発表された。久しぶりに日産は気合いが入りまくっている。というか、最近ここまで入念なキャンペーンをしたクルマ、見たことありません。TVや新聞、自動車メディアに対するアピールはカンペキ。今回特に傾注してるのがWeb関係だ。普通、建前的には発表会の後から写真や詳細の公表が解禁になるものだけれど、スカイラインについちゃ朝から大量の写真やクルマの紹介記事など出ている。さらにスカイライン関係のWebサイトを主催しているコアなファンを探し、正規の発表会に招待するなど草の根活動まで行っているほど(これ、両刃の剣のような作戦かと)。やれることは全てやったと思う。肝心のクルマはどうか? 開発目標となったレクサスISの対抗馬としてのG35として評価すれば、ボディサイズ、デザイン、価格帯はガチ。性能やハンドリングについちゃ勝っている点が多い。すでにアメリカのジャーナリスト達は絶賛しているそうな。これを日本のユーザーが『スカイライン』として認知するか気になるトコロ。ちなみに月販目標はLS460の1300台より少ない1000台。確実に狙った台数をクリアしようという作戦なのだろう。遅めの時間からになるだろうけれど、カーモードでじっくり紹介します。

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November 20, 2006

COTYはLS460!

今年のCOTYは圧倒的な得点でレクサスLS460が受賞した。トヨタにとって99年のヴィッツ兄弟以来7年ぶりである。日本に限らずヨーロッパやアメリカのCOTYも高額車は受賞が難しいのだけれど、LS460くらい先端の技術を投入されてしまうとそんな向かい風など吹き飛ばしてしまうということなのだろう。実際、LS460に採用された安全デバイスや自動運転デバイスを育てていけば、近い将来、交通事故を激減させられる可能性を持つ。この分野では技術力を売りにするドイツ勢さえ追いつけない状態。得点516点。満点の10点を付けた選考委員も38人と(総勢63人)、文句なしの内容である。

『インポートCOTY』はシトロエンC6(輸入車の1位。199点)。久々にシトロエンらしいシトロエンとあって、クルマ好きの選考委員ほどC6に高い点数を付けていた(走りを評価するタイプの選考委員にはベンツSクラスが人気)。予想が難しかった3賞ながら、『モースト・アドバンスド・テクノロジー』にリアミドシップを採用した三菱i。『モースト・ファン』は数少ないスポーツモデルだったアウディTT。そして『ベストバリュー』が内容を考えれば素晴らしい価格設定のホンダ・ストリーム。どの賞も納得出来る良い結果になったと思う。

ちなみに得点はLS460(516点)/i(306点)/C6(199点)/Sクラス(177点)/TT(136点)/ストリーム/(110点)/1007(43点)/SX4(32点)/E320CDI(32点)/MPV(24点)。63人の選考委員の点数はコチラをどうぞ。

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November 18, 2006

ディーラーの工場

自動車ディーラーにとって車検や点検整備は重要な収入源になっている。一方、メーカーの開発陣は耐久性や信頼性の向上を狙い、ロングライフの部品を使うようになってきた。今やタイヤやブレーキ、油脂類を除けば10万kmメインテナンス不要というイメージ。ディーラーの仕事を奪っている真の犯人は開発陣なのだ。だからこそ国沢光宏みたいなヤツがユーザー車検なんかもすすめている。走行距離多いクルマは良いお客さんになりそうだけれど、割安な普通の修理工場に出してしまう傾向も強い。いろんな意味でディーラーの整備部門は逆風だ。

それならディーラーの整備部門など無くして外注に出せばいいかとなれば、そんなことないと思う。以前も書いた通り、昨年ラリーに出場した際、サービスクルーはディーラーのサービスマンが担当してくれた。皆さん初めてラリーを体験したにも関わらず、他のチームの人達は皆さん「どこのショップの人に頼んでいるですか?」というほどのカンペキな動き。20分という短いサービスで「リアのドライブシャフトのトラブルを発見し時間内に交換した」なんてこともあった。普段から扱い慣れているクルマについちゃ素晴らしい対応能力を持つ。

ここにきて自動車の使用年数が増えている。当然ながらメカニカルトラブルだって増えてくるだろう。そんな時こそ豊富な修理実績を持つディーラーメカニックのウデの見せ所じゃなかろうか。「ディーラーに出すと高い」とか「壊れてない部品も念のために、と交換をすすめられる」みたいなイメージさえ薄まれば、誰だって正規ディーラーにメインテナンスしてもらいと思っているハズ。古いクルマに乗っていると敷居も高い感じ。1年に1回くらいベテランのメカニックにチェックしてもらって1万円ならリーズナブルだと思う。今のままだと間違いなく整備不十分なクルマが増えるだろう。

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November 16, 2006

自動車アセスメント

最新の『自動車アセスメント』の結果が発表された。結論から書くと「もはや今のテスト内容のまま続けるのは税金のムダ遣い」だと思う。というのも今回衝突安全性を考えれば最も不利で技術的に難しい軽自動車に運転席&助手席☆6つ(ゼスト)というモデルが登場している。他のモデルだって☆6つ相当の安全性を確保しているのは間違いなかろう。なのになぜか試験内容を変えようとしない。ちなみに現在の評価方法、アメリカやヨーロッパの試験内容を、ほぼそのまま持ってきただけ。日本の役人は独自の規格を考えることが出来ないのか? 現在の自動車アセスの試験内容は海外でチェックしてくれている。だったら後席にダミーを座らせてみたり、より厳しい30%のオフセット衝突などを取り入れてみたらいいのに。突如試験内容を変更すればメーカーも対応不可能。おそらく数値に大きな差が出ることだろう。されど残念なことに我が国のシステム、役人のムダ遣いを止めさせるのは非常に難しい。

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November 15, 2006

楽して儲けるスタイル?

日産は最近急成長しているインドで自動車の生産を開始すべく、スズキと交渉していた。この話、上手くまとまらなかったという。簡単に言えば「日産の思惑とスズキの思惑が噛み合わなかった」ということである。どうやら日産のリクエスト、少し欲張り過ぎだったらしい。御存知の通りインドでのスズキの存在感ときたら、トヨタ以上。なんせ「インドに工場進出を検討している」という企業が現地視察したいと政府にリクエストしたら、必ずスズキの工場に案内されるというほど信頼されてます。政府にとってもスズキは「インドにとって大切なショーケース」なのである。逆に考えると「成功した進出企業の成功例は多くない」ということ。実際、スズキの苦労は並大抵のことじゃなかったそうな。ちなみに今回の提携話、日産車をスズキの工場で生産してもらうという内容。日産側は、スズキにとってメリットが大きいから喜んで受けるだろう、と読んでいたらしい。しかし日産が要求した20万台と言われる生産規模は、スズキの認識よりはるかに大きかった。急成長中のインドといえども、安定性で様々な問題を抱えているし、第一乗用車市場だってまだ十分育っていない。そんな状況の中、大きなリスク無しに20万台の完成車を確保しようというんだから、日産の要求はムシが良すぎるとスズキは感じたのだろう。日産の姿勢を見ていると「投資せずに利益を上げるのが正義」だと考えている様子。いや、日産じゃなくゴーン社長の姿勢でありました。

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November 14, 2006

レンタカーの任意補償

レンタカーを借りる際、皆さん任意の補償に入ると思う。レンタカー屋さんで契約する時に「任意の補償はいりません」と言うと「いいんですか?」という顔をされるから、利用率は極めて高いハズ。冷静になって考えて欲しい。レンタカーの任意補償、けっこう高額。加えて6時間以内のレンタル時間でも1日分(普通、千円以上する)取られてしまう。料金3千円のレンタカーなんか、30%以上が任意保険料金であります。しかも軽自動車まで同じ料金ときた。1年間に300日貸し出されたレンタカーは、軽自動車だって30万円の保険料が入ってくるワケ。どう考えても納得しがたい。けれど皆さん入らないと大きな問題になると考えている様子。確かに自分のクルマの場合、任意保険未加入で事故を起こしたら大騒ぎになってしまう。高額な輸入車に追突しようもなら全て自分で弁償しなくちゃなりません。レンタカーの任意保険も同じようなイメージを持つだろう。されどレンタカーはいわゆる任意保険に加入済み。というか加入していないとレンタカー業務として認可してもらえないのだ。ただ1事故あたり5万円程度の免責(5万円までの事故は保険が下りない。5万円以上の事故なら5万円を最低支払わなくちゃならない)が設定されているのである。逆に考えれば、事故を起こしても最高5万円だけ払えば良いと言うこと(車両と対物の両方なら5万円づつの10万円)。任意保険1日あたり千円なら、50日クルマを運転して1度事故起こすとモトが取れる計算。毎日運転していて、1年に7回事故を起こす人なら入ってトクと言い換えてもよかろう。私は幸いそんな高い頻度で事故を起こさないので、レンタカーの任意保険など100%ムダだと考えている。実際、今まで一度も使ったことがありません。ここで「任意補償は入らなくてよろしい」というつもりなど無い。何かレンタカーを借りるときの決まり事のように考えているなら、そんなこともないということだけ認識しておくのも良いかな、ということです。私なんかタイでレンタカー借りても任意補償には入りません。

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November 11, 2006

スポーツモデルの将来

今やスポーティモデルは氷河期を迎えている。高性能車を買っても今の日本じゃ能力を引き出す機会が無い。というか社会的に悪いこと、とされ始めているから当然だろう。そう遠くない将来「ワインディングロードをハイペースで走って対向車線にハミ出し対向車と衝突。ケガを負わせたような事故」を起こすと『危険運転致死傷罪』として訴えられるようになると思う。イメージとしちゃ安全と思われる速度を30km以上オーバーして走っていればアウトか? なのに未だ単なる高性能車を「クルマ好きの憧れ」と位置づける自動車メーカーもあるから興味深い。確かに制限速度が緩く、貧富の差もある海外では高額な高性能車の価値もあろう。しかし日本ではカッコ良い存在じゃ無くなりつつあると思う。もちろん憧れちゃいるものの、購入の対象とならないワケ。次期型GT-Rの対談の際にも出た話なのだけれど、今の日本で高性能車はどんな意義を持つのだろうか? 自動車雑誌的には「人気があるから」とスポーティモデルを積極的に取り上げ、自動車メーカーが行うアンケートの結果を見ると「スポーツカーに乗りたい」。けれどユーザーの価値観は、大きく変わり始めています。ちなみに私は「過度の性能についちゃ不要。けれど常識的な走行状況の中での楽しさや性能は大事」だと考える。

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November 10, 2006

ハイブリッドかディーゼルか?

気づいている方も多いだろうけれど、ガソリンと軽油の価格差が非常に近くなっている。一昔前はガソリン125円なら軽油65~70円といったイメージ。半分とまではいかないまでも、40円以上安かった。けれど今やガソリン125円なら軽油109円といった感じ。東京あたりだと16円差になってしまっている。こらもうレギュラーとハイオクの差に近い。このくらいの金額差なら、総合コストで「ガソリンより燃費が30%程度良くなるディーゼル」より「燃費半分となるハイブリッド」優勢。ちなみにガソリンに掛かる税金は1リッターあたり53,8円。軽油32,1円なので、「液体」の価格が同じなら33,2円(31,6円+消費税)以上安いハズ。もしかしたら軽油の方が原価高いのか? と思って調べてみたらその通りでした。直近の相場でレギュラーガソリンは53円。軽油61円という展開。精製コストや需給バランスなど様々な要因があるのだろうけれど、欧米じゃ「ほぼ同額か若干軽油は高い」。ただ先物相場を見ると、ガソリンは徐々に上がる傾向(アメリカも中間選挙終わった途端、ガソリン相場は上がり始めた)。軽油を見ると下がりそう。長い目で見ると、ガソリンより25円安くらいで落ち着くと思う。このくらいの金額差だと、ディーゼルとハイブリッドはコスト的にいい勝負。いずれにしろ両方の技術をバランス良く持っているメーカーが有利です。

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November 08, 2006

トヨタといすゞが提携

トヨタがいすゞの株式を5.9%購入し、資本&業務提携すると発表した。今回の件、トヨタからすれば「効率良い業務拡大」。いすゞから見ると「大いに助かる」というメリットを持つ。説明しよう。御存知の通り今やトヨタを見ると完全に「売るモノが足りない」状況。なかでも日米欧で販売シェア増えそうなディーゼルエンジンの供給体制には大きな問題を抱えている。一方、いすゞは乗用車用ディーゼルエンジンの販路に暗雲立ちこめてます。これまで資本提携していたGM系のオペルやフィアット、サーブ、系列違いのルノーや、ディーゼルを作っていなかったホンダなどにポーランドや北海道工場で生産するエンジンを販売していたけれど、長期的に見ると先細り(GMとは距離を置きつつあるし、ホンダなんか自社開発しちゃいました)。

しかも厳しくなる一方の排気ガス規制をクリアするために、さらなる投資もしなければならない。もしトヨタがエンジンを買ってくれるなら、全ての問題は解決する。トヨタにとっても新たな投資をせずディーゼルエンジンの安定供給を受けられるのだから文句なし。このあたりの流れ、アメリカの工場でカムリを生産するため富士重工と資本提携したのと同じだと思えばよかろう。乗用車用だけでなくトラック用エンジンの開発だって規模が大きければシナジー効果(提携によって生じるコストダウン)を期待できることだろう。もう1つ。世界的に見るとトラック業界は集約されつつある。三菱ふそうはダイムラークライスラー傘下に。日産ディーゼルもボルボ・ルノーグループの一員となった。いすゞと日野が提携すれば、世界の強豪と呉して戦える規模になります。意義のある資本&業務提携だと思う。

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November 07, 2006

新聞報道

読売新聞の朝刊に「セルシオのドアに付いているオートクロージャーで指を挟まれ9件は指の骨を折る重症。この機能はレクサスLS460にも引き継がれている」という記事が出た。当然ながら「レクサスLS460も危険じゃないのかよおい?」といった読後感になる。6年間で骨折が(調べてみたらヒビも含む)9件。もちろん無いに越したことはない。ただオートクロージャー本来の目的は「半ドア状態で走ること防止する」ことと「勢いよくドアを閉めて指を挟まれる事故」を減らすこと。こちらのプラス面はどう評価するのだろうか? 大型車クラスのドアになると、相当重い。したがって半ドア状態とならないよう確実に閉めようとすれば、相当強いチカラで操作しなければならない。その際、何らかの理由でドアに指が掛かっていたら(後から降りる人が居るのを忘れて閉める、というケースは少なくない)当然指を挟む。オートクロージャー無しのドアで発生する事故、どのくらいあるのか調べてから記事にするならマスコミとしてのバランス感覚はある。けれど一側面で起きた事柄のみ悪意を感じさせるようなカタチで取り上げ、しかもセルシオ以外の車種のオートクロージャーについちゃ事故の件数が解らなかったのだろう。「事故の多発が明らかになったのはセルシオ」とまで書いてある。読売新聞って割としっかりとした記事を書くというイメージが強かった。もしかすると編集責任者が変わったのかもしれません。

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格安車をリリース!

「スバルはレオーネを売っていた頃の雰囲気に戻った感じ」とTOPで書いた。驚いたことに、レガシィを発売する前の低迷期に売っていた『レオーネ・マイア』のような格安特別仕様車『インプレッサ1,5iスペシャル』を登場させてきたのである。何とほぼフル装備の1,5リッターモデルが111万円(消費税抜き)であります。ちなみにマイアはライバルと比べ魅力薄かったレオーネに、当時超お買い得価格の111万8千円(最終のマイア2)という価格を付けた苦肉の策。販売的に大成功しレガシィ投入まで主力モデルとなった。

おそらく昨今の売れ行き低迷を受け「マイアみたいなクルマを出せ」という意見が通ったのだろう。しかもマイア2よるはるかにお買い得です。マイア2の装備を見ると、当然ながらエアバッグもABSも付いておらず。現行インプレッサの基本スペックや(オーディオも良くアルミボンネットなんかも使っている)、5ドアワゴンの価格も同じだということを考えれば1,5iスペシャルの方がマイア2より実質的に20%くらい安い。というか現在の常識からすると信じられない価格だと思う。同じ装備内容のカローラと比べ50万円近く安いのだ。

注目したいのは「安いということが強力なセールスポイントになるかどうか」という点。17年前なら価格が武器になった。けれど今や120万円前後のクルマを購入するユーザーって、ボディの大きさでなく、燃費や「小ささ」を重視しているような気がする。もし予想より売れ行きが伸び悩むなら「安ければいい」という時代じゃないということです。何よりスバルのブランドイメージを落とす。

同じ安くするのなら、1,5iスペシャルの他、初級ラリーへそのまま出場出来るような装備を付け(サスペンションや必要最低限のロールケージ、バケットシート、シートベルト等)、40万円高くらいの『STIバージョン』なんか用意すればいい。で、実際に初級ラリーを開く。そしたらSTIバージョンがあまり売れなくても、ブランドイメージを崩さないで済みます。んなこと書いてたら「そんなクルマが出たら足グルマとして欲しいぞ!」と思う自分がいたりして。

Posted by kunisawa at 10:20 AM | トラックバック

November 05, 2006

ETC無料が普通に?

ついに無料のETC車載器が登場した。『セブンドリーム・ドットコム』というネット販売サイトの扱いで、無料にありがちな条件は全くなし。単純にETC車載器を無料でゲット出来るようだ(弟子永田にオーダーさせてみました)。現在5250円出ている補助金を原資にしているのだと思われる。不安だというならETC最安値の『イドサワ.com』を。三菱重工製なら(私も使ってます)980円だって! ここまで安くなれば、2台目や3台目のクルマ用として導入したっていい。三菱重工のETC車載器、性能が良いらしく今まで開かなかった事無い。気長に待てるなら無料を。すぐ使いたいならイドサワをすすめておく。●追加 ちなみにイドサワも会員(会費無料)になれば無料の車載器があるそうな。また、VISAのETCカードをイドサワから申し込むと2千円キャッシュバックしてくれるとのこと。ETC車載器はタダの時代になったということです。

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November 03, 2006

10月の販売速報

自販連から10月の販売速報が発表された。今朝の新聞を各紙を見ると「いろんな解釈があるんだなぁ」と感心しきり。いやいや。同じメディアでも数字が違っていたりして。日経などWeb版だと簡素ながら妥当な数字を出しているが、朝刊は乗用車の売れ行きを分析しつつ数字だけバスやトラックまで含めたものになってます。ということで自己流の分析を。まず白ナンバー国産乗用車の全需は前年比92,8%。こいつが好調と不調の分岐点になる。好調なメーカーというと、トヨタとレクサス、ダイハツでありゃま! トヨタグループ全勝! スズキも相変わらず強い。この4ブランドは、しばらく勝ち続けると思う。

このところ低迷していたホンダと日産の数字を見ると「事情の違いあれど、それほど悪いワケじゃありません」。というかホンダについちゃストリーム好調だし、新技術を積極的に発表するなど雰囲気も良くなりつつある。何よりクルマが良くなってきた。日産は「対前年比」の比較対象である昨年の10月が厳しい状況だった。すでに十分悪かったのだ。これ以上販売台数落とすと(10月は日産3万3064台。ホンダ3万2110台)、最後の砦である「国内の登録乗用車販売」もホンダに負けてしまうから真剣勝負に出てます。9月から値引きを拡大させ防戦中。ただ魅力的な新型車の投入までは薄氷の上という感じ。

厳しかったのが82,6%のマツダと77,9%のスバル。マツダの場合、良いクルマを揃えているのに伸び悩んでしまっている。開発陣の努力は報われていません。何度も書いてきた通りブランドイメージの確立を急ぐべき。スバルはレオーネを売っていた頃の雰囲気に戻った感じ。客観的に見ると問題点は明確なのだけれど(社内にも問題点を認識している人はたくさん居る)、こらもう大きな病気みたいなもの。「深刻な状態かもしれない」とハッキリ解るまで対症療法で切り抜けようとしているのだろう。実際、軽自動車まで含めた販売台数を見ると対症療法が効いている感じだし……。けれどステラの販売台数を冷静に分析すれば右肩下がり。eKワゴンやムーヴといった強敵もデビューしてきている。スバルって地味さが似合うメーカーじゃないと思う。良くないスパイラルに入ってしまうのか?

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November 02, 2006

10ベストカー決定

カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーがLS460/ストリーム/i/MPV/SX4/アウディTT/シトロエンC6/Sクラス/E320CDI/プジョー1007に決まった(順不同)。今年は最後の選考委員の開票まで同点10位が3車種という、いつにない激戦! こら12ベストカーになるかと思いきや(過去11ベストカーということも)、私の推奨であるムーヴとVWパサートは土壇場で落選してしまいました。両車素晴らしい内容を持つ優れたクルマだけに残念であります。ムーヴについちゃ試乗会が投票の締め切りと近かったため、乗っていない選考委員も少なくなかったかもしれない。また、ベンツが2モデル入っている。日本車と輸入車を分けなくなって以降、同じメーカーで2車種は初めてのこと。歴代最高の仕上がりだと感心するSクラスは当然ながら、E320CDIに驚く。皆さん最新のディーゼルを知らなかったんだと思う。昨日書いた通りE320CDIと同等のクリーン度を持つトラックは日本じゃ普通。乗用車用としても、トヨタやルノーが欧州で販売してます。実は当たり前になりつつある”黒船”を、鎖国していた役人達の目の前に突きつけたダイムラークライスラー日本の戦略が素晴らしかった。大殊勲でしょう! ホンダも面白い! LS460の絶対的優勢という流れを見ても全く諦めていない模様。「2番手でいいから高い得点を集めLS460の独走を許さないかんね!」作戦だと思う。「高額車には満点を入れない」という人も居る。ストリームに満点の10点を入れる人だっているかもしれない。もちろん1位になることは厳しいと認識しているだろうけれど、アピールし続けることにより結果的にストリームやホンダのイメージを高められることだろう。最近のホンダはホンダらしさが戻ってきた。いろんなことをやってると元気も出てきます。

Posted by kunisawa at 09:09 AM | トラックバック