読売新聞の朝刊に「セルシオのドアに付いているオートクロージャーで指を挟まれ9件は指の骨を折る重症。この機能はレクサスLS460にも引き継がれている」という記事が出た。当然ながら「レクサスLS460も危険じゃないのかよおい?」といった読後感になる。6年間で骨折が(調べてみたらヒビも含む)9件。もちろん無いに越したことはない。ただオートクロージャー本来の目的は「半ドア状態で走ること防止する」ことと「勢いよくドアを閉めて指を挟まれる事故」を減らすこと。こちらのプラス面はどう評価するのだろうか? 大型車クラスのドアになると、相当重い。したがって半ドア状態とならないよう確実に閉めようとすれば、相当強いチカラで操作しなければならない。その際、何らかの理由でドアに指が掛かっていたら(後から降りる人が居るのを忘れて閉める、というケースは少なくない)当然指を挟む。オートクロージャー無しのドアで発生する事故、どのくらいあるのか調べてから記事にするならマスコミとしてのバランス感覚はある。けれど一側面で起きた事柄のみ悪意を感じさせるようなカタチで取り上げ、しかもセルシオ以外の車種のオートクロージャーについちゃ事故の件数が解らなかったのだろう。「事故の多発が明らかになったのはセルシオ」とまで書いてある。読売新聞って割としっかりとした記事を書くというイメージが強かった。もしかすると編集責任者が変わったのかもしれません。
「スバルはレオーネを売っていた頃の雰囲気に戻った感じ」とTOPで書いた。驚いたことに、レガシィを発売する前の低迷期に売っていた『レオーネ・マイア』のような格安特別仕様車『インプレッサ1,5iスペシャル』を登場させてきたのである。何とほぼフル装備の1,5リッターモデルが111万円(消費税抜き)であります。ちなみにマイアはライバルと比べ魅力薄かったレオーネに、当時超お買い得価格の111万8千円(最終のマイア2)という価格を付けた苦肉の策。販売的に大成功しレガシィ投入まで主力モデルとなった。
おそらく昨今の売れ行き低迷を受け「マイアみたいなクルマを出せ」という意見が通ったのだろう。しかもマイア2よるはるかにお買い得です。マイア2の装備を見ると、当然ながらエアバッグもABSも付いておらず。現行インプレッサの基本スペックや(オーディオも良くアルミボンネットなんかも使っている)、5ドアワゴンの価格も同じだということを考えれば1,5iスペシャルの方がマイア2より実質的に20%くらい安い。というか現在の常識からすると信じられない価格だと思う。同じ装備内容のカローラと比べ50万円近く安いのだ。
注目したいのは「安いということが強力なセールスポイントになるかどうか」という点。17年前なら価格が武器になった。けれど今や120万円前後のクルマを購入するユーザーって、ボディの大きさでなく、燃費や「小ささ」を重視しているような気がする。もし予想より売れ行きが伸び悩むなら「安ければいい」という時代じゃないということです。何よりスバルのブランドイメージを落とす。
同じ安くするのなら、1,5iスペシャルの他、初級ラリーへそのまま出場出来るような装備を付け(サスペンションや必要最低限のロールケージ、バケットシート、シートベルト等)、40万円高くらいの『STIバージョン』なんか用意すればいい。で、実際に初級ラリーを開く。そしたらSTIバージョンがあまり売れなくても、ブランドイメージを崩さないで済みます。んなこと書いてたら「そんなクルマが出たら足グルマとして欲しいぞ!」と思う自分がいたりして。
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