6月28日 「一体どうなってるんだぁ?」と言いたいのが、高速道路の料金自動収受システム。景気良く開発に着手。もはや千葉県を中心に実用化されているハズなんだけど、現実的には全然らしい。6月上旬もアクアライン通って木更津方面に出かける機会があり、自動収受ゲートをチェックしてみたら、なんだよ! ほとんどの料金所でクローズしているじゃないの! ある料金所はロードコーンで進入禁止措置。ある料金所は作業車が入ってナニやらやっている。
 専用ゲート(現金払い併用と専用ゲートの2タイプある)がある料金所のオジサンに「あそこのゲート、使うヒトいる?」と聞いたら、いや〜テストで使っている時とか、関係者以外、クルマ通ったの見たことないねぇ」だって。もっと驚いたことに、モニターとなっている台数が、まだ三桁の前半しかないとか。つまりこのシステム、全く信頼性無く、使い物にならんってことです。



 ワタシはこういった現象、いわゆる発展途上国が無理矢理海外の進んだ技術を取り入れてしまい、扱えなくなった時に発生するんだと思っていた。だってそうでしょ? 地下鉄完成しました、と大規模な開通式やったのに、いつまで経っても試運転さえ出来ないんだもの。なんせITS事業といえば技術立国を歌う日本の、政府が絡む大プロジェクト。現状は恥をさらしているだけ。加えて責任の在処がハッキリしない。
 公団に聞くと、いろいろ言い訳をする。電波がハネ返って異常なデータ出る、とか、通過中に一回止まるとこれまた異常なデータ出る、等々。でもそんなこと、事前に解ってることでしょ? クルマを発売しました。しかし「たまにエンジンが掛からないこともある」とか「ブレーキの効きがまちまち」なんてことあったら、誰だって許さんぞ! 完成した段階で売ってくれ、です。公団がやってることは、それと同じ。

 日本人は役所に甘いと思う。民間だったら絶対許されないことでも、役所だったら何でもOK。今回みたいなテイタラク、民間企業でやったら、責任者はタダですまないだろうし、企業としての責任だって問われるだろう。少なくともムカシの日本なら、こんなこと許されなかった。こういった弛んだ雰囲気が、現在の日本をダメにしている根本かも。誰も怒らないのが不思議なくらい。
 参考までに書いておくと、自動収受システムは世界的に見るとジョウシキとなっている技術。格別最先端の技術じゃない。日本のITSはガソリンやSA内での飲食といった決済機能などまで持たせるなど幅があるようだけれど、基本的にクルマを認識し、そこから料金を収受するという点では同じ。残念ながら技術がない、としか言えまい。

 さて、国沢光宏はナニがいいたいのか? こらもう長期作戦である。皆さん少しづつでいいから、役所や警察に対する不満を貯めて行って欲しい。人間の特性として、ある程度まで我慢するが、限界に達するとバクハツしてしまう。ここで大切なのは「貯める」ということ。東京近郊のヒトは、自動収受ゲート見るたびに「情けない」と思うべき。そして徐々に役人対して甘い、という考え方を変えていきましょう。
 そして不満があれば、率直に言うことだ。政府や公団の事業は税金でまかなわれている。すでに何百億円も掛けて改修した収受ゲートは、使われないまま。その間、掛けられた建設費は、金利だけかさんでいく。対応策第一歩が代議士選び。間もなく衆議院の総選挙が行われる。ぜひとも今回は真剣に考え、良いヒトを選び、キチンと投票していただけたら、と強く思います。
 

6月22日 ノンストップで料金所を通過できる『ETC』と呼ばれるシステムの実用化が始まった。このシステム、珍しいものでも何でもなく、ヨーロッパじゃ10年以上前から当たり前。技術的にも問題ないとされている。なんで日本は遅れたか? くだらないことに役所間の調整が付かなかったから、だ。ヨーロッパのシステムをそのまま使おうとすると、使用している周波数が郵政省によって管理されており、ダメだという。じゃ、ということから日本のメーカーで試作することになったが、ここから次第に混乱していく。
 首都高と東名高速は別の組織。それぞれ別の会社と組んでETCの開発を始めたと思って欲しい。当然のごとく各社の方式にゃ一長一短あるに違いないです。でも首都高と東名高速で違うシステムにしたら、ワタシら使う側にとっちゃ辛抱タマラン。じゃ、首都高のシステムを採用しましょうか、とは絶対ならないのだった。だって東名高速側も別の会社と組んでETC開発してきたろうから。日本のジョウシキを当てはめると、会社と東名高速側の間には”深い付き合い”があるに違いない。誰かがオイシイ思いをしてるってことですね。



 それもやっと片づいたのだろう。めでたく4月24日からアクアラインと京葉道路の料金所54カ所でETCの運用を開始している。ただ問題もいくつかあるようだ。最大のモノがETCの受送信機コスト。現時点で3〜4万円するそうな。そんな高額の機械取り付けようってヒト、いないでしょう。また、日本版のETC、性能イマイチのようで、高速での通過が出来ない(ヨーロッパ製だと250qで通過しても判断可能)。40qくらいまでスピード落とす必要がある。初期トラブルも少なくないらしい。
 とは言え将来的には一般的になること間違いないと思う。早期の定着を計るべく、ETC使用者は高速料金を14%以上安くすることを考えているとか(現在の5万円ハイカで14%割引なんだから、もっと安くしてくれないと魅力無いと思うけど……)。また、駐車料金の精算や、ガソリンの支払いまで出来るようにするという構想もある。そうなると3〜4万円する受送信機も携帯電話と同じで、タダという時代が来るだろう。今年度末までにETC料金所の数は580カ所くらいになるというから、普及するには案外早いんじゃなかろうか。

 <ベストカーのコラムより>

 以前、コーティングについて読者諸兄の情報を求めたら、数多くの貴重なFAXが届いた。簡単にまとめると「コーティング自体の効果は確かにあるものの、作業に問題のある業者が少なくない」というもの。やっぱり技術で大きな差が出るらしい。FAXで紹介された業者のいくつかに頼んでみるつもりなので、近々効能の紹介を兼ねてレポートしてみたいと思う。自薦、他薦問わず個人でやっている業者ばかりで、意外にも大手が無かった。
 今号もぜひ皆さんの御意見をお聞きしたいと思う。メール頂けたらありがたい。テーマは『高速道路でのゴミ捨て』である。ムカシからそうなんだけれど、基本的に高速道路のサービスエリアにあるガソリンスタンドが好きでない。理由は簡単。競争がないためなんだろう。街中のガソリンスタンドよりトンでもなく高いからだ。最近はリッター当たり20円違うことも珍しくない。いわゆる「アシモトみやがって!」といった感じだな。



 しかしガソリンが足りなくなったらエンコする前に入れなければならない。数日前、久しぶりに間に合わなくなりそうになり、イヤイヤ補給するハメとなった。会社払いのガソリン代だったこともあり満タンを頼む。その際、車内にあった一握りのゴミを捨ててもらうよう頼むと「ゴミは捨てられない」だって。何でもゴミ出すのは有料なので、持ち帰ってくれと言う。おいおい。正気か? 高いガソリン代を払い、さらにゴミまで捨てられないってか?
 考えて欲しい。今や街中のガソリンスタンドで出すゴミも、事業用だから有料処理だ。でも断られることなどない。むしろ「捨てるモノはありますか?」と聞いてくれる(2000年6月現在、断られることも多くなった)。そりゃそうだ。ガソリンスタンドでゴミを捨てられなければ、ドコに捨てる?家まで持って帰るのか。サービス業たるモノ、お客さんのためになるのなら、多少の出費はやむを得まい。コンビニにだってゴミ箱あるでしょう。スタンドで断られたワタシは、仕方なくサービスエリアのゴミ箱に捨てることにした。

 こう書くと「サービスエリアにゴミを捨てるのもマナー違反だ」などと思う人もいるようだ。おそらく道路公団のPRを見てそう判断したんだと思う。確かに自分の家で出たゴミを高速道路のサービスエリアに捨てるのは、筋違いかもしれない。自分の住んでいる場所にあるゴミ置き場に自分のゴミを捨てるのは、税金で賄われる。税金を払うことによって生じた「権利」といってもよかろう。
 じゃオートキャンプなどに行き、その時に出たゴミをサービスエリアに捨てるのはどうだろう。一番適当なのは、ゴミになるものを買った場所で捨てること。つまり途中のスーパーマーケットで買ったなら、帰りに捨てていけばよろしい。もし帰りに寄れなかったらどうする。通りがかりにあったゴミ箱に捨てるのは最低だ。ゴミを処理するのに掛かる費用は、通りがかりの自治体が負担することになっるから。

 帰りに使う高速道路のサービスエリアならどうだろう? ここで出るゴミは、世界一高い高速道路料金で処理される。つまり利用者が負担していることになるワケ。しかも競争がないため高くてマズいレストランや、メチャクチャ高いガソリンスタンドがあるサービスエリアの一角にあるのだった。となると、ドライブ帰りに出たゴミの捨て場所としちゃ最も迷惑が掛からないような気がしてならない。