5月10日 議員の秘書から頼まれ、交通違反点数をモミ消し逮捕された警察官が出た。一般市民レベルの感覚からすると「なんだよそれ! 当たり前にやってるコトじゃん!」と思ってしまう。案外知られていないことながら、交通違反すると普通、二つの罰則を課せられる。刑事処分と行政処分だ。このウチ、刑事処分については反則金か罰金を支払うことによって終了。ややこしいのが行政処分の方。基本的に罰金無いものの、点数取られる。したがって交通違反のモミ消しするにゃ二つの罰則をどうするか、ということになるワケ。もし強烈にコネがあり、違反当日であれば「違反そのものが無かった」ことにするウルトラC級のワザが使える。つまり取り締まった警察官に命じ、キップを破棄させてしまうのだ。これだと違反そのものがこの世から消えてしまうから凄い。
 今回新潟県警で問題になった行政処分のモミ消しは、この「超モミ消し」でない。割と簡単な方、だ。普通、取り締まりを受けると、違反キップは翌日までに署長がチェックし、刑事処分の処理ルートに乗る。ヘタすると検察庁や裁判所まで届く問題なので割と厳密に進む。こうなると簡単にモミ消せない。一方、行政処分は、その性格上、運用が極めて緩かったりする。下請け会社の職員(運転免許試験場にいる職員の中にも警察官でない人間が大く存在する)により、1週間後くらいにコンピューター入力されるシステム。したがって入力しなければ、それでオシマイになってしまう。極端なハナシ、入力するヒトが入れなければ減点もない。



 議員サンに頼むと警察から入力する部門に連絡が行き、打ち込まない。コレで終了という猛烈に簡単な作業となる。減点さえなければ、何度違反を繰り返してたって免停も免取もなくなからタイしたもんだ。夜の銀座に行くと路駐の嵐。ホンキで取り締まれないのは、電話一本で違反を無くせるヒトが多いから。ナンでこんなこと知ってるかと言えば、一度取材したことあるから。実際、点数をコンピュターに打ち込むヒトにまでハナシ聞いた。いずれにしろ困った時は議員サンに頼むのが日本の常識だったんじゃなかろうか。なのに逮捕者や、懲戒免職者まで出る騒ぎに。ハラハラしている議員や秘書、警察官は日本中にいることでしょう。ちなみにワタシはやったことないし、頼もうとも思わない。この際、悪い習慣は無くすべきです。