以前このコラムで「インチキなカーコーティング業者にヤラれて轟沈あへあへ」と自らの修行話を書いた。良い業者知ってたら紹介して欲しい、と読者諸兄にメッセージ送ったトコロ、数多くの情報いただきました。親切な読者が多くて感謝多謝。すぐさま続編を書こうと思ったんだけれど、やっぱしコーティングの効果確認には時間が必要である。加えて首を突っ込んでみたら案外気合いの入った世界だったりして。
おおよその状況が判明したのでレポートしてみたい。まず効果の有無だけれど、こらもう前より一層明確に「あるぞよ!」と言い切れる。というのもワタシのクルマを評価の高い磨き屋サンに頼んだら、あらまあ素敵。ユデタマゴの殻をプルンと剥いたようになり、その効果が半年後も持続してるのだ。今でも水洗いでピカピカになってしまう(ドアヒンジのグリスなど流れて黒い筋になったところだけ専用クリーナーで落とす)。
そんなら絶対エエのんか、となれば答えは明確に「いんや」ざんす。作業するヒトのウデに大きく左右されるのだ。意外にもコーティングに使う液剤自体は、カー用品店で売っている製品と近いそうな(市販品を使っている業者も少なくない)。ナニより大切なのはキッチリ仕事する、ということ。とてもでないが、昨日とか今日入ったアルバイトじゃ無理なテクニックを必要とする。
例えて言えば「ドリフト」と同じくらいのテクニックか? 慣れればたいていのヒトがマスター出来るけど、やっぱり簡単でないって具合。達人と評価されるヒトは、その中でも飛び抜けた技術を持つ。ホントに上手なヒトになると、最初は専用のキカイ使ってボディ各部の塗装の厚さを測り、それに見合った磨き方まで行う。いや、達人になれば見ただけで事故歴まで解ってしまうほど。正直なハナシ、タマゲた。
じゃ、どんな業者を選ぶべきか? この際、大手チェーン店か個人経営かは関係ないと思っていい。大手チェーンでもキチンとした仕事をしてくれているケースが少なくないから。だからといって「どこでもいい」ということでもなかったりする。やっぱりハズレだって多く混じっているようだ。となれば、仕事の内容で判断したらよかろう。以下、具体的なチェック方法を並べてみよう。
1)キチンと仕上げようとするなら、一台分で最短6時間掛かると思っていい。3人で作業しても2時間掛かる。
2)ボディのスミを丹念にチェックしてみよう。もし汚れが残っていたりすれば、そこは未コーティング。すぐ水垢付く。
3)エンブレムやモール部分に拭き残しがあるようだと、作業したのは限りなくシロウト。
4)達人は口を揃えて「洗車は水だけでいい。落ちない汚れは専用のクリーナーで」という。ワックス掛けして下さい、みたいな店はコーティングが解っていないそうな。
費用はコンディションにもよるけれど、おおよその目安として1,5リッタークラスで3万円。2リッタークラスだと4万円。3リッタークラスなら5万円といったあたり。コンディションが良いなら、マイナス5千円くらいで仕上がると思う。驚くほど高いネダンを出してきたり、逆に激安だったりする業者も不安。なんせほぼ1日分の作業なんだから。そうそう。達人は口を揃えて「新車買ったらすぐコーティングするべき」と言っている。