塗装について

 つまらないミスからプリウスのリアバンパーを擦ってしまった。当然ながら修理したのだけれど、このあたりは転んでもタダじゃ起きないヒョウロンカ。せっかくだからと、補修について調べてみたら、いろんなことが解ったのでレポートしてみたい。まず検討したのは「修理方法」である。現時点で選べる対応法は三つ。1)時間優先の修理。2)ムカシながらの再塗装。3)バンパーの新品交換だ。それぞれメリットとデメリットあるので挙げておく。

リアバンパー左角。擦った瞬間「やっちまったぁ!」ざんす。


 ちなみにバンパーの損傷度合いは、穴や変形無いもののプラスティック素材まで削れてしまった、といった程度。1)は最近人気の『カーコンビニクラブ』など。驚くべきコトに早ければ1時間。待っても3時間で修理可能だというから驚く。価格は2〜2万5千円といったあたりが相場である。取材してみたら「ダンナさんのクルマを奥さんが擦ってしまったようなケースは多いですね」。ただ早い分、仕上がりは普通。半年も経てば解ってしまうかもしれない。



 一般的には2)の方法が多いんじゃなかろうか。作業内容はカーコンビニクラブと同じながら、時間を掛ける分、丁寧な仕上げになる。職人気質の塗装工場ならバンパーを取り外して全部塗装してしまうから、色合わせさえ上手に行けば相当満足する仕上がりになるという。価格は2万5千円前後。最近増えてきたのが3)。トヨタ車など補修用バンパー取ると、塗装済み。しかも安い! プリウス用のバンパーなら2万8000円で買えてしまう(プラス工賃が5千円程度)。
 今回は時間もあるためオーソドックスな2)の方法を選択。続いて業者探しだ。以前ベンツ300SEのトランクリッドに引っ掻き傷あったため塗ったのだけれど、色合わせがヘタ。明るい日ならハッキリ解ってしまう。後日塗装に詳しい磨き屋さんで見て貰ったら「塗装屋さんはウデの差が大きいですから」だって。下手ってことね。しくしく。そこで今回は磨き屋さんが紹介してくれた塗装工場に持ち込んでみた。ネダンを聞いてみたら「2万5千円です」。

 塗装作業をジックリ見たこと無かったので見学させて貰う。バンパーの左隅に受けたダメージだから、そのままチョイチョイ塗ってオシマイかと思ったらそうじゃない。「バンパーの場合、傷付いた場所だけ再塗装すると目立ちます。だから右隅に近いあたりまで吹くんです。だから全部塗るのも手間は同じ」だと言う。作業はバンパー外すことから始まった。流れを辿れば、キズの部分をサンダーで削り、パテで削った分を盛る。乾いたら削って整形。

色合わせも重要。試し塗りをして様々な方向からチェックする。


 そして下地のサフェーサー吹き、乾いたら細かい紙ヤスリ使い水研ぎ。その上にやっと塗装となる。色合わせも時間掛けていた。いろんな方向から光を当て、ボディの曲面の色合いまでチェック。納得出来たら、さらに実車と同じくクリアー(塗装表面の透明な層)吹いて再調整する。塗装したら発熱するライト当てて強制的に乾燥させ、仕上げのクリア塗装で終了。手を抜こうと思えば簡単かもしれない。でも真剣にやろうとすると大変です。有り難いことにバンパー全部塗ったので、荷物積むときにキズついたバンパー上面までピカピカに。天気の良い日に色をチェックしてみたけれど、ワタシのレベルだと全然解らない。