<おやじバイクその1>
10)CBR600RR
アウトライン 何でもCBR600RRは昨年からモトGPで大暴れしているRC211Vと兄弟関係にあるそうな。RC211VのコンセプトをCBR600RRに投入した、と表現する方が適当か。バイクのジャンルとしちゃバリバリの「スーパースポーツ」である。このままの状態でサーキットを走っても十分通用する内容と言ってよかろう。20年前なら8時間耐久レースにそのままの状態で出ても(もちろんタイヤはスリックに交換)、かなりの成績を残せたんじゃなかろうか。
エンジンフィール 素晴らしいのがエンジンである! 誉めても誉めても誉め足りないくらい良い。クルマも含め、今まで乗った4気筒エンジンの中じゃ最も質感高く官能的。何より高級感あります。エンジン掛けた時から気持ちいいのだ。こういったエンジンを「普通に走っていても楽しい」と評す。情けないことに上手く表現できず。こらもう見たことのない人にゾウやキリンを説明するが如し。乗らないと解らないというレベルです。CBR600RRのために設計したということだが、開発陣は素晴らしい仕事をした。4輪のエンジン担当者はみんな味わってみるべきだ。
ハンドリング レーサーのようなライポジということもあり、白バイがこれミヨがしにやってるパイロンスラロームはニガ手。でも60キロ以上のコーナリングになれば敵無しである。テストコースで高速コーナー攻めてみたら、見事なまでの安定感。バイクが喜んで曲がっていく感じなのだ。もちろん限界まで攻め込んじゃいないけれど、それだって楽しい。ホンダの販売目標を大幅に上回る売れ行きらしいが、まぁ当然でしょう。世界最強のコーナリングマシンだと思う。
レーサーのようなセンターマフラーを採用。
ライディングポジション 完全なるレーサーポジション。またがった途端「GPレーサーそっくり」である。シート高は普通のバイクより一段高く、シート幅大。そのまま状態を前に倒していくと、低い位置にセパレートハンドルが付く。フルロックでのターンするのにコツを必要とするくらい思い切ったポジションなのだ。このバイク唯一の弱点はシート素材。レーサーの場合、ウレタン素材を使うため腰の位置はズレず。普通のシート素材使うCBRでフル加速すると、腰が後ろにズレてしまう。その状態のままフル制動すると、お宝がタンクに激突。ニーグリップをしっかりせねばなりません。
ブレーキは信じられないくらい効く!
2人乗り 写真を見て解るとおりタンデム向きじゃありません。エンジン特性やハンドリング、ブレーキ性能などはタンデムでも問題ないのだけれど、いかんせんポジションが。一人で乗っていてもベッタリと前屈みになっている。一段高いシートポジションに座る後ろの乗客は、さらに前屈みにならねばなるまい。もちろんしっかり抱きついて走ればいいのだが、ロングツーリングとなれば厳しいでしょう。基本的に一人用。
おすすめの乗り方 こんなに仕上がり良く、しかも高性能なバイクが89万円で買えることに驚く。「最高のバイクに乗りたい」と思うなら、迷うことなくCBR600でしょう! ただロングツーリングには向かない。少しガマンすればどんな用途にも使えたムカシのバイクと違って、相当スパルタンなのだ。自動車で言えばポルシェよりフェラーリやロータス・エリーゼに近い存在だと考えればよかろう。それにしても感心するのみ!
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9)CB900ホーネット
砂型みたいなエンジンが迫力満点! ホーネットの250を大きくしたみたいだ
アウトライン ホンダのネイキッドシリーズ(カウルの無いバイク)であるホーネットの親分。ちなみにホーネットは250ccと600ccがラインナップされている。900は600のシャシに、スーパースポーツであるCBR900RRのエンジンをデチューンして搭載したもの。したがって車重は194kg。大排気量バイクとして考えればコンパクトで軽量である。本来カウリング付き用だったエンジンが妙に迫力だ。
左はワタシのホーネット(250)
エンジンフィール インジェクション(PGM−FI)なので、チョークも不要。セル一発でいともたやすく始動する。さすがに900ccもあると低回転域からトルク太く、街中から高速道路までシフトダウンする必要など無い。単にアクセルを捻ればよろしい。試乗車のコンディションのせいかピックアップが良すぎる傾向だったものの、慣れれば気にならなくなると思う。最高出力は88馬力! ロングツーリングでも疲れないエンジンである。
ハンドリング ホーネットシリーズの特徴がぶっといタイヤ。リアは180/55ZR17というサイズ。クルマみたいでしょ? ちなみにフロント120/70ZR17。寝かし込みは900ccと思えないくらい軽快だ。このあたり、楽しい操縦性を売りにするホーネットシリーズの長兄だけあって、気持ちいいの何の! ワインディングロードはもちろん、街中でも安心して曲がっていけます。ついつい楽しんでしまう。
900ccの中で最もタイトなボディ。マフラーの場所がイイ!
ライディングポジション ムカシなら十分に低いハンドルなれど、今のバイクの中じゃアップハンドルか。街中からロングツーリング、ワインディングロードまで、オールラウンド使える。サーキットだと前輪荷重が足りない、なんて評価になるのかもしれませんが。オジサン世代だとちょうどいい感じ。ホーネットシリーズ全てに言える事ながら、オジサンが最も自然に乗れると思う。だからワタシもホーネットです。
2人乗り 最近のロードバイクの中では2人乗りに向いている。運転手のポジションが割とアップライトだから、リアシートの乗客も前屈みにならずに済む。これならロングツーリングしても大丈夫。パワフルなエンジンと合わせ、オトコらしいお父ちゃん向きか。40歳のお母ちゃんにしがみつかれるのも乙なものかと。ああ〜トシを取りました。でもバイクに乗ったら若いモンにゃ負けないぜよ。でも転ぶとイタイから勝負しません。
レッドゾーンは9500回転から
おすすめの乗り方 文句なしのファーストバイク。その気になってアクセル開ければメチャクチャ速く、ワインディングロードだってしっかり走れる。久々のロングツーリング(北海道などいいですね〜!)や、タンデムだってOK。どんな使い方をしても非常に高いレベルで応えてくれます。価格も88万円と、リッター級バイクの中ではリーズナブル。CB1300じゃデカ過ぎる、という方にすすめたい。ワタシなら相当迷います!
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8)VTR
VTR1000によ〜く似たスタイル
アウトライン ムカシ懐かしVT250の後継モデル。当時250ccの水冷V型2気筒って革新的なモデルだった。憧れた人も多いんじゃなかろうか。84年の2型は40馬力で44万9千円。VTRと全く同じ値段だ。エンジンパワーこそ32馬力にダウンしたものの、シャシやブレーキ、タイヤなどは圧倒的にVTRの方がいい。そう考えると実質的に安くなったのかも。ちなみにVT250ってインボードディスクブレーキでしたね。
エンジンフィール VT250は3型で43馬力/12500回転に達した。32馬力/10500回転というVTRのスペックを見ると、物足りなく感じるかもしれない。でも常用回転域のトルクは太くなっており、大幅に扱いやすくなっている。2千回転くらいからアクセル開けてもついてくるほど。ガソリンはレギュラー仕様ながら、暖まってくるとノッキングが出やすくなる。ハイオクを使えば快適です。
ハンドリング いやいや乗りやすい! これほど軽くバンクするバイクって珍しい。それでいてフラフラしないのだ。寝かし易いバイクはハンドルが妙に軽いものだけれど、直進安定性良好。おそらく基本設計がいいんだと思う。久しぶりに乗った人でも安心して寝かし込んでイケます。パワーもオジサンにとっちゃ適度。アクセル全開でコーナー攻める楽しさが味わえることだろう。年甲斐もなく遊んでしまいました。
レッドゾーンは11500回転から
ライディングポジション 現代のロードバイクの中ではアップライトに座る感じ。ロングツーリングにもワインディングロードを攻めるのにも向くポジションだと思う。オジサン世代にゃちょうどいい。レーシーなセパレートハンドルは、自動車で言えばピュアスポーツ。VTRくらいのポジションだとGTカーのようなイメージです。高速からワインディングロード、渋滞路までいろんなタイプ道路を走ったが、扱い易かった。
とってもタイトなボディ幅
2人乗り 車体サイズが小さく、エンジントルクも少ないため余裕の走りとは言えない。でもリアシートの乗客にとってみれば加速Gも少なく乗りやすいとのこと。薄そうに見えるシートも案外クッションあって快適みたいだ。250ccクラスのバイクとして評価するなら十分合格点だと思う。リアにキャリアでも装着し荷物を積めばロングツーリングの疲れは大幅に低減するハズ。たまにゃ夫婦でツーリングなども出来ます。
おすすめの乗り方 基本設計が古いため、内容を考えればリーズナブルな価格設定だと思う。久々に買うバイクとして考えればベストか? ワタシなら軽トラックに積んで高速道路を移動。目的地で降ろしてタンデムツーリングを楽しんだりするだろう。もちろん毎日の足として街中で使うのも良い。車体幅狭く渋滞で苦にならないし、ブレーキだってよ〜く効く。VT250が好きだった人なら文句なしに気に入ると思う。44万9千円。
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7)XR250モタード
抜群にカッコイイと思う。若い人に人気なのも解ります
アウトライン オジサンのバイク好きにとっちゃ「なんだそれ?」と思ってしまうのが『モタード』と呼ばれるジャンル。簡単に言えばオフロードモデルのタイヤをロード用に交換したもの。考えてみればワタシも初代XL250のタイヤをオンロード用に交換して乗ってました。SL250をオンロードタイヤにしてるヒトも多かったなぁ。メーカーの仕事とあって、前輪の径を変更。アライメントも全て見直している。
エンジンフィール 4バルブOHCの空冷単気筒。ライバルは水冷が多いけれど、空冷を使い続けている。冷却間に合わなければ水冷を採用すべきだろうが、ずっと全開で走るような使い方をしない限り問題なし。ただヘビーに使うならレギュラーよりハイオクを使うことをすすめておく。チンチンになった時のノッキングは全然違います。テストコースで高速巡航してみたが、140キロくらいまで出た。とは言え基本的には高速道路より一般道が得意。
メーター回りはXR250と同じ。リッター30キロ走ります
ハンドリング ムカシはバンク角メチャクチャ深いTS125でステップ擦れる気合い入った走りも出来たが、さすがオジサン。明日のことを考えるとそこまで試せず。しかも箱根に行った日は半ウエットと来た。ロードタイヤの性能をフルに引き出すことは出来なかったっす。ただオフロードタイヤより圧倒的に”腰”がある感じ。タイトコーナー攻めたら楽しいだろうな、と思う。街中の取り回しは文句なし!
ライディングポジション オフロードモデルと同じく直立した姿勢。高速道路で100キロ巡航すると、モロに空気抵抗となってしまう。反面、街中での使い勝手や、信号待ちの時の姿勢変化(低いハンドルのバイクは止まるたびに上体を起こさなければ鳴らず面倒)もしなくていい。都会派のオフローダーと言ってよかろう。ま、トレッキングシューズのようなものか? 身長170センチくらいあれば足付き性も問題なし。
この”細さ”が街中でモノを言います!
2人乗り 写真で見るとリアシートが短いように感じるものの、運転手はタンクの直後くらいに座る。けっこうリアシートも広い。加えてサスペンションストローク長いため、乗り心地は上々。また、2人乗りするとサスペンションが沈み込むので、足付き性は大幅に向上する。また、エンジンパワーもマイルドだから、加減速Gに悩まされないで済む。街中での2人乗りだって快適だ。XR250よりブレーキ効きます。
おすすめの乗り方 これ一台で全て足りる。悩むのは普通のXR250にするかモタードにするか、だろう。25年前のワタシなら迷わずモタードにしたと思うが、オジサンになってみるとXR250で林道ツーリングでもしようかな、という魅力も大きい。ムスコと一緒に乗るバイクを買う、ということになればモタード。自分専用ならXR250というチョイスか? 51万9千円。
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6)CB400SF
カラーリングと雰囲気はCBX400っぽいです
アウトライン バイクブーム全盛期の1983年に発売された『CBR400F』の直系モデルである。当時はREVと呼ばれた可変バルブ(低回転域で2バルブ。高回転域になると4バルブ)の4気筒を水冷化したエンジンを搭載。CBR400Fは当時絶大な人気を誇ったバイクということもあり「若いオジサン」(30歳代)の郷愁を誘うらしい。いろんな編集部に乗っていくと、皆さん激しい興味を示す。
エンジンフィール REVは現在4輪と同じくVTECと呼ばれるようになったが、基本的にREVである。6300回転で4バルブに切り替わるや「コーッ!」という音が「ターッ!」に変化。トルクもハッキリ盛り上がるから面白い。最高出力はCBRの58馬力から53馬力にダウンしたものの、トルクが向上。むしろ扱い易いエンジンになった。クロスレシオの6速ミッションも気持ちよく決まり、VTECの音を存分に楽しんでしまった。
ハンドリング やはりCBRの時代と比べると、圧倒的によく曲がってくれる。おそらくタイヤの技術も向上したのだろう。ムカシだとビビリながら曲がるような速度も、今や余裕のよっちゃん。ビシッと路面を食い付く。ブレーキの効き具合や、シャシの剛性感なども明らかに違う。時間がなかったのでワインディングロードへは行けなかったものの、今後機会あったらぜひとも味わってみたいと思う。
レッドゾーンは1万3千回転から。盗難防止装置付き
ライディングポジション もしかしたら基本的なフレーム構成はCBRの時と同じなのかもしれない。最近のバイクと比べるとステップの位置が前より(タンク後端が後ろよりなのかも)。ハンドルも懐かしい位置にある。ボディはコンパクトにまとまっているから、街中での取り回し良好。やっぱり400クラスのロードバイクは、街乗りからロングツーリングまでどんな使い方をしても楽チンだと思う。
2人乗り さんざん2人乗りしたなぁ、という若いオジサンも多いんじゃなかろうか。トラッドなライディングポジションのバイクとあって、タンデムツーリングをしても疲れにくい。リアシートの高さ自体低いため(CB1300と見比べてください)、ブレーキ掛けた時の”ノメリ感”も少なくて済む。また、250ccよりトルクあるため、2人乗車した時のアクセルワークは楽。高速道路の2人乗り、早く解禁ならないかなぁ。
後ろから見てもカッコいいですね!
おすすめの乗り方 当時CBXやCBRに憧れた人!ぜひとも買っちゃいましょう! CBRより4バルブに切り替わった時の変化が大きく(特に音質)、気持ちよいったらありません。中型免許でも乗れるし、多少体力落ちてたってこのサイズなら大丈夫。若いオジサンのための推奨バイクです。また、その気なれば相当速いバイクでもある。エアバッグ付きのウェアなど購入し、安全に留意して乗ってください。62万9千円。
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5)CB1300SF
写真では解りにくいくれど、細部の仕上がりも美しい! エンジンはPGM−FI
アウトライン CB750K0から始まる「ビッグバイク」の系譜は、バリ伝のグンちゃんが乗っていた『Fシリーズ』あたりから「威風堂々」というより「スポーツ」路線に入って行ってしまう。ホンダ社内でも「直列4気筒のビッグバイクでKシリーズの味を残したい」という声が多かったそうな。そんな経緯から1992年に『CB1000SF』というモデルで具現化。そして1998年から1300ccになる。
エンジンフィール 正しく直列4気筒大排気量エンジンの味である。低回転域からスムースなトルク特性を持ち(5速1000回転でアクセル開けても満足出来る加速をしてくれる)、回せば回したでスムースなだけのV4と違った濃い味を感じさせるから不思議。また、CBRシリーズに代表される高回転型4気筒とも違う。ちなみにレッドゾーンは8500回転から。自動車のエンジンに近いトルク特性なのだ。
速度計は260kmまで。ただ180kmでリミッターが作動
ハンドリング ビッグバイクだけあってドシッと安定感あるコーナリングである。コーナーで腰を落とするような走りでなく、いわゆる「リーンウィズ」がよく似合う。しかもCB750のKシリーズと比べると圧倒的に高いコーナリング性能を持つ。ブレーキだって止まることが楽しいと思えるくらい良く効く。握力計を握るつもりで掛けないと効かなかったムカシのバイクからすれば隔世の感あり。楽しいです!
マフラーが大きいです
ライディングポジション 走り出すと意外にステップの位置が後ろにある。馬術で言えば「アブミを引く馬場のポジション」。残念ながらワタシは美しくないけれど、乗っている人間がカッコよく見えるポジションだ。もちろんロングツーリングにピッタリ! ただマフラーは大きく張り出しているため、狭い場所を走る際に十分注意したい。アップハンドルで大きめのカウル付きのモデルがあると、CHPSみたい。
ステップはちょうど馬場馬術のアブミの位置です
2人乗り ポジションとしちゃモンク無し! エンジンも低回転から太いトルク出すため、2人乗りしててもパワー不足感皆無。やがて高速道路の2人乗りが解禁されたら、最高のタンデムバイクになると思う。注意すべきは前後方向のG。トルクでかく、ブレーキ効くため、ラフにアクセル操作したり強くブレーキングするとタンデムシートはたまったモンじゃないです。丁寧に運転して大吉。
おすすめの乗り方 オヤジバイクの王道です! いろんな乗り方をしてみたけれど、取り回しはムカシのナナハンより良いくらい。ボディの剛性感など、圧倒的にCB1300である。強いて「これが直れば」と感じたのは「シュルシュル」という50キロ以下で感じるブレーキの引きづり音くらいか。大きなバイクに乗ってみたい、という気合いと体力ある方はぜひどうぞ! 内容を考えれば98万円は安いと思う。
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4)FTR
シックなモノトーンカラーモデルもあります
アウトライン アメリカでは昔から「フラットトラックレース」というモータースポーツが人気。日本のオートレース(オーバル走るギャンブルです)のコースを土にしたものだと思えばよかろう。レース中はほとんどカウンターステア当てた状態でのバトル。そのため車両もアップハンドルに、足付き性のより低いシートポジションという独特のスタイルをしている。最近再びフラットトラッカーが人気。
エンジンフィール 基本的にはXL230に搭載されるのと同じ空冷のOHC単気筒。ルーツを辿れば、大昔のCB125である。なんだか妙に懐かしい感じ。ただ最新の排気ガス規制に合致させるため、若干パワーダウンを強いられてしまった。エンジンマウントの関係か、振動はXL230より大きめ。70キロを超えたあたりからグリップに伝わる振動を無視出来なくなる。最高出力は19馬力。セル付きです。
ハンドリング 「ザ・軽快!」といった感じ。さすがフラットトラッカーレプリカだけあり、面白いほど取り回しが良い。ハンドル幅が広いため渋滞に弱いものの(ハンドル幅の狭いモデルもあります。街中で乗るならそちらをプッシュ)、都内の足に使うならとっても楽。もちろん多少のダートならしっかり走れるタフさも有す。フロントブレーキがディスクだから、ストッピングパワーも強力。オンロードのコーナリングは得意。
ライディングポジション 背中を伸ばして座り、手元まで曲がり込んだハンドルを握るという独特のポジション。明らかに普通のバイクと違う感じ。街中をノンビリ流すのもよし、フラットなダートを探してその気になってテール滑らせて乗るのもよし! どんな使い方にも向く。シート高が低いため、身長158センチの女性でも楽々乗れました。XL230同様、奥さん一緒に乗るのもいい。
幅が広く手前に曲がり込んだハンドル形状を持つ。トリップメーターは標準装備
2人乗り エンジントルク強力、と言えないため2人乗りを得意とするような排気量じゃない。でもリアシートに座った時の快適性はなかなか。このクラスのバイクじゃベストかもしれない。嬉しいのがブレーキ。2人乗りした時は前輪ディスクブレーキで良かった、と思う。近所までの買い物や、別荘の足として使うなら最高です。ワタシも軽井沢あたりに別荘買って、FTR置きたい。湯沢の合宿所用に買うか?
おすすめの乗り方 ムスコに見せたら「このバイク、流行ってるよね!」どうやら若者に人気らしい。このシリーズ(オヤジのためのバイク選び)を始めてから、親子でバイクに乗れたらいいな、というメールを頂く。皆さんぜひコドモと一緒にバイクを楽しんだらいかがか? ジックリ教えてやれば安全も確保出来ます。価格も34万9千円(写真のカラー)と手頃なので、バイクカムバック第一弾にいかがか?
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3)XL230
SL250と初代XL250に似た雰囲気
アウトライン 最近バイクの値段が大幅に上昇。今や250ccクラスで50万円を超えるモデルだって珍しくない状況。「それじゃ気軽に買えるコスト最優先のモデルを作ってやろうじゃないか」とホンダは思ったのだろう。かくしてデビューしたのが34万9千円というプライスタッグを付けたXL230である。写真を見て頂ければ解るとおり懐かしのSL250をイメージさせる、オジサン世代にとっちゃキュートなデザイン。
エンジンフィール 223ccのシングルカム単気筒で、18馬力を発生。セル付きだから始動は簡単だ。回転フィールもクラッシック。ワタシが若い頃のバイクみたいである。絶対的なパワーは街中や一般道のツーリングなら十分。60キロくらいまでなら単気筒特有の「た・た・た・た・た!」という気持ちよいトルク変動を楽しめるから嬉しい。高速道路はガマンの一手。一般道で帰るのがイヤになった時には高速道路も走れます、といった感じ。
とってもタイトなボディ
ハンドリング 車体のサイズは250ccクラスと125ccクラスの中間的存在。これなら女性でも気軽に運転できるだろう。奥さんも免許持っているなら一緒に楽しめます。小回り利くので、街中の渋滞を抜けるのも楽チン。なんたって満タンで120キロしかないのだから。ブレーキはフロントがドラム。リアを多めに掛けてやれば、けっこうしっかり止まる。もちろん林道のトレッキングくらいなら軽くこなすオフロード性能を有す。
ライディングポジション 背中を伸ばして座り、ハンドルはワイド。素直なポジションです。体格大きいと、やや車体が小さすぎる感じもあるけれど、これなら長い時間乗っても大丈夫。信号待ちでハンドルから手を離すときも大きな姿勢変化せずに済む。ムカシ風の大型リアキャリアなど付ければ、数日のツーリング用荷物も積めるだろう。コストダウンは徹底しており、トリップメーターまで省略されている。
シンプルなメーター。タンク容量は6リッター
2人乗り ポジション的には何の問題もなく、気持ちよ〜くリアシートに座れる。ただエンジンパワーが厳しい感じ。もちろん近所までの移動なら気にならないだろうけれど、国道など走ろうとすれば物足りない感じ。絶対的なブレーキ性能も2人分の重量に対しては足りない。ま、このクラスのバイク全般に言えることですけど。2人乗るするときは早めのブレーキを心がよう。別荘に置いておき、スクーター代わりにするのも良し。
おすすめの使い方 何たって自動車税や自賠責保険といったライニングコストが安い。車検も無いし。あまり乗らないかもしれないけれど手元にバイクを一台置いておきたい、みたいなオジサンにゃピッタリだろう。その気になればオフロードなど走りに行けるし。ちなみに高速道路は軽トラックと同等の動力性能。90キロくらいから加速が緩慢になっていく。でもツーリングの帰り道、疲れたら高速道路で楽して帰れるから便利です。34万9千円。
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2)CBR600F4i
アウトライン 4気筒の600ccエンジン(PGM−FI)を搭載しながら、車重は196キロ(乾燥重量だと168キロ。オイル類まで全部入っていない乾燥重量ってのがバイクらしい表現ですね)と軽い。こいつに69馬力を搭載する。2001年から始まった『ST600』というモータースポーツのベース車両になっているのを見ても解る通り、極めてスポーティなモデル。オジサン流に表現するなら「現代のザッパー」である。
エンジンフィール 高回転型のエンジンながら、6速ギアで1000回転/20キロくらいからアクセル開けても街中なら十分に加速する。普通に走っているなら5千回転も回せば交通の流れを完全にリード出来ます。アクセルを大目に開けた時の「コーッ!」っという吸気音が素晴らしく、ついつい楽しんでしまう。エアクリーナー付きバイクで吸気音が楽しめるのって、初めて。吸気音ならヒトに迷惑を掛けずに楽しめる。100キロ巡航時は5千回転。
レッドゾーンは14000回転!
ハンドリング 600ccと思えないくらい軽快。ブレーキで前輪に荷重掛けてやりながらのバンクも素直に出来る。これといったクセがないのだ。立ち上がりの加速もエンジントルクの出方がマイルドだから、突如ズルリとくるようなこともない。ただ8千回転以上までブン回すような乗り方をしようとすれば、サーキット走ったことがある程度のテクニックが必要。ブランクのあるオジサンだと1万回転以下で満腹です。面白い面白い面白い!
ライディングポジション 写真の通りセパレートハンドルのセミレーシング。20年前ならピュアレーシングですけど。シートを見ても解るとおり、アンコだってほとんど無い。これまたレーサーみたいです。またがると驚くほどコンパクトで、これまたレーサー風。サイズも雰囲気も一昨年乗ったNSR500に近い感じ。走り出した瞬間からその気になります。したがって長距離ツーリング向きじゃありません。
2人乗り 一応リアシートが付いているから2人乗りも出来る。インジェクション仕様のエンジンだから、暖まらないウチに走り出してターンの時に失速し2人分の重さを支えきれず立ちゴケする、なんて心配も無し。ただ運転してるニンゲンが凄い前屈みになるため、リアシートも前屈みになる。走っているときはいいけれど、信号待ちの度にヨイショ。夫婦で遠乗り用するならすすめません。スポーツカーのリアシートだと思ってください。
おすすめの乗り方 400ccじゃ物足りないし、かといってリッターバイクだと取り回しが大変、と思うヒトも多いじゃなかろうか。実際、ムカシの750ccより軽くなったとは言え、リッターバイクって重い。CBR600のサイズなら、取り回し簡単。オジサンのコシだって痛めずに済む。で、走り出せばメチャクチャ速い! おそらくワインディングロード走らせたら、このクラスが最も速いんじゃなかろうか。82万円。
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1)ファイアストーム(VTR1000)
アクセル全開にしようモンならおったっちゃいます。ワタシと違い元気っす!
アウトライン 218キロとリッターバイクとしちゃ驚くほど軽いボディに、コンパクトなVツインを搭載。最高出力こそ93馬力で驚くレベルではないが、さすが2気筒。アクセル開けると速いのなんの! 1速で全開にしたらフロントが浮く! オジサン風に表現すると、RZ350(ワタシ以上の年代だとH2とかマッハ3の方が解りやすいか?)みたいな感じ。4ストでこのパンチ力は凄い。
エンジンフィール 2気筒なので2千回転以下だとギクシャクします。6速ギアでの巡航だと70キロくらいから実用可能になる感じ。4千回転くらいからスムースな連続爆発となり、そのまんま9500回転まで回りきる感じ。高回転域での振動は”ほぼ”気にならず。なぜなら連続して8千回転以上回すような場所はないから。100キロ巡航は約3千回転で快適。
ハンドリング 軽快! ヘンなクセがなく、とっても素直だと思う。ムカシのバイクのイメージでコーナーに入ると、250ccみたいな感じ。バンク角は十分深く、2人乗りでも簡単にゃ接地せず。ステップにバンクセンサー付いているから、サーキット走ったらコスるんだろう。サスペンションセッティングは堅めだから、ギャップを通過するとハネます。
ライディングポジション 昨今の評価基準で言えば「準スポーツ」なんだろうけれど、ワタシらの世代からすれば「ピュアスポーツ」である。ほとんどレーサーのポジションと言ってよかろう。高速道路主体のロングツーリングだと、風圧でちょうどいい感じ。ただ街中やアベレージスピード遅いロングツーリングだと手首が疲れるかもしれない。コーナー攻め出せば最高です!
2人乗り けっこう座り心地の良いタンデムシートが付く。これまた欧米のように高速道路の2人乗りが可能なら高速ツアラーになってくれるかもしれない。日本のアベレージスピードだと、手首に負担が掛かってしまう。どちらかと言えば一人で乗りたいバイク。しかしブレーキは強力だしフレームも剛性高く、エンジンのトルク特性も良好。アップハンドルのツアラー仕様を作ったら面白いと思う。
おすすめの乗り方 ムカシRZ350に代表される2ストの大排気量モデルに乗っていたヒトなら激しく満足すると思う。休日にワインディングロードを楽しみたいヒトにすすめておく。一般道は得意としないものの、若い頃と違って気軽に高速道路を走れますから。車重が軽いため、体力が落ち始めたオジサンだってイケます。燃費は一般道を231キロ走って14、1リッター(16、3キロ/L)。92万円。
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