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 1)ファイアストーム
 2)CBR600F4i
 3)XL230
 4)FTR
 5)CB1300SF
 6)CB400SF
 7)XR250モタード
 8)VTR250
 9)CB900
10)CB600RR
11)VFR
12)Vツインマグナ
14)ホーネット
15)R1150RS
16)F650GD
17)フォルツァ
18)スペイシー100
19)CBR1000RR
20)シルバーウイング

<おやじバイクその4>

20)シルバーウイング

アウトライン バイクにカムバックしようというオジサンの注目株が大型スクーター。なんだか気軽に乗れるイメージだし、気合いも必要なさそう。2人乗り解禁になれば、高速道路だって走れる。400cc以上あるスクーターなら走りだって期待できるということなんだと思う。ホンダも高い年齢層を狙っているようだ。シルバーウイングは400ccと600ccというラインナップ。それにしてもデカい! 全長の2275mmもさることながら、車体の幅からしてワイド。乾燥重量で228kgもあったりして。ま、シート低いため、走り出せば重さは気にならず。

エンジンフィール 水冷2気筒DOHCのインジェクションエンジン(PGM−FI。排気ガス基準の2分の1のクリーン度を達成)を搭載。400ccで38馬力。600ccになると49馬力というスペックを持つ。車重は同じだから、当然600ccの方がパワフルのハズ。どれどれ、とばかり両方試乗してみたけれど、1,5倍も排気量大きな感じはせず。400ccで十分だと思うし、600ccあるからと素晴らしくパワフルなワケじゃなし。バランサー付きとあって振動はほとんど気にならない。高速道路に入ると、400ccの場合おそらく6千回転以上回っているだろうが、グリップに振動出来るようなことはありません。

ハンドリング 一昔前の大型スクーターはボディの剛性不足が目立った。フロントだけグニャグニャする感じ。シルバーウイングも「完全に合格!」とまでいかないけれど、ほとんど気にならないレベルに仕上がっている。ブレーキは『ハイドロ・コンビ・ブレーキ』で左のブレーキレバーを握れば前後に油圧が分配されるシステム。フロントのキャリパーは3ピストンタイプ! で、右ブレーキを握ると前輪の2ピストンを稼働させるそうな。通常のブレーキなら左レバーだけでOK。予想外に素直だと思ったのだコーナリング。けっこう気持ちよく寝てくれるのだ。

ラインディングポジション アメリカンバイクと同じく、いわゆる”ホースバックライディング”。シートサイズ大きく、小さい腰もたれがあるため快適だ。ロングツーリングの時は、足を前に投げ出せる。ただ街中を走るなら、いち早く障害物を発見するためにも真っ直ぐの姿勢をすすめておく。アメリカンバイクと違って足の置き場所の自由度があるため、どんなポジションも取れるから便利。渋滞や狭い場所を走るときは、けっこうリアの横幅を感じてしまう。右側には小さくないマフラーも出てたりして。あまり渋滞を縫うような走りには向かない。大きいカウルが高速巡航した時にありがたい。

2人乗り リアシート用の腰もたれがあるので、これまた快適だ。リアにハードケースをセットしてやれば、ロングツーリングだって余裕。高速道路使って東京から軽井沢まで往復しても苦にならない。スクーターの得意技であるシート下の収納はタップリ。ヘルメットを2つ収納出来るほど広大なラゲッジスペースが出現する(テニスラケットだって2個積める)。夫婦で乗るならリアに大きなハードケースを付けると日常の買い物から泊まりがけのツーリングまでこなせるんじゃなかろうか。大型2輪を持っているなら、パワーに余裕ある600ccをすすめておく。

おすすめの乗り方 買うときに迷うのが400ccと600ccの価格差。基本的に同じボディとエンジンながら10万円も違うのだ。これまた大型2輪のライセンサーなら、諦めて600ccを選んでおくこと。高速巡航時に余裕です。5万円高の設定となるABSは通勤など雨の日に走ることが多いなら付けておきたい装備。逆に天気の良い日しか乗らないなら、付いていなくても決定的な差はないと思う。最大の悩みドコロは「本当にスクーターでいいのか?」という点。買う前にレンタルバイクを乗ってみたらいかがか? 参考までに書いておくと、スクーターの中古車は大人気。手放す時も高く売れます。 400ccで64万9千円

シルバーウイングの公式サイトプレスリリース

19)CBR1000RR

全体的な質感はさすがホンダ製。パーツにもお金がかかっている

アウトライン バイクにあまり詳しくない人は、排気量が大きいほど速いバイクだと思っているらしい。ホンダでいえば最も大きいのが1800cc。しかしそんなことありません。どこのメーカーも、最も速いモデルは1000ccなのだ。このクラスのパフォーマンスたるや「チョー凄い!」としか表現のしようがない。だって最高速300kmオーバー。0〜400m加速だって軽く10秒台に突入してしまう。ホンダの1000ccスポーツは、モトGP最強のマシンと言われるRC211Vのレプリカ的な存在。日本仕様で94馬力。輸出仕様だと178馬力という途方もないパワーを出す。車重はたった181kg!

エンジンフィール 日本仕様はエアのインテークなどを大幅に絞っているため、7千回転くらいからフラットトルクになってしまう。WRCのラリーカーの如くエアリストリクターが付くと思えばよかろう。ただ3万円ほどで輸出仕様のパーツが買えるため、割と簡単に170馬力まで出るそうな。しかぁし! 日本仕様の94馬力で何ら問題なし。というか日本仕様のままで十分。だって1速から3速は空ふかしのように加速するし、ワインディングロードで一生懸命頑張っても8千回転くらいしか回せない。自分で買ったら日本仕様のまま乗ると思う。テストコースで全開にしたら、あっという間に180kmのリミッター利きました。 

前後のサスペンションは調整式

ハンドリング コーナー走れば、どこまで寝かしていいのか解らぬ。少し攻めただけでムカシのバイクならとっくにステップ擦るくらいアマタが路面と近い。いや、強大なグリップ力を発生するピレリのスポーツタイヤのポテンシャルたるや信じられないほど高く、その気になればどこまでも寝ていくんだけれど、ほとんどレーサーみたいなサスペンションのため路面のアンジュレーションでスコンと荷重抜けしちゃう。バンク角40度を超えた当たりから、全く違う挙動が出てくるのだ。こら調子に乗って走ったらアカンです。ただフロントのトキコ、リアのニッシン製ブレーキの効き具合足や素晴らしい! BMWモーターサイクルがトキコのブレーキを使っている理由、よ〜く解る。電子式ステアリングダンパー『HESD』は、低速域でやや”重さ”を感じさせます。

ライディングポジション 写真を見て頂ければ解るとおり、ほとんどサーキット用。というか、オジサン達が若かった頃の鈴鹿8耐マシンよりレーシング。試乗したのは外気温32度という酷暑だったせいだろう。凄い加速と強力なブレーキに耐えるべくニーグリップしてると、熱気でズボンの内モモ側が汗だく。空気通すため隙間空ければウデの鍛錬になります。また、ウデの角度の関係でクラッチ操作を繰り返すと、握力の鍛錬にも。いずれにしろ渋滞する街中を走ろうとすれば厳しい。トットと高速道路でワインディングロードまで移動し(高速巡航は速度上がるほど楽)、曲がった道を味わうのがいいでしょう。

20年前ならノーマルで鈴鹿8耐に出て優勝できそう

2人乗り リアシートやタンデムステップが標準で付いているため、その気になればタンデムも可能。しかし! 上の写真のリアシートに座ったらどうなるか? とんでもなく前傾してしまうことに。したがってスポーツカーのリアシートの如く「遊びに来た友人を近所の駅まで送っていく」ためだと割り切りましょう。ただタンデムすると「すっごく前の景色がよく見えるわね〜!」だそうです。

幅は狭いので街中でも意外に楽チン

おすすめの乗り方 こらもう正真正銘のスーパースポーツである。バリバリ伝説でバイク好きになった人達にとっちゃ最高のアイテムだと思う。普通の道じゃ乗りにくいけれど、そんなこと気にならないだろう。サーキットの狼でクルマ好きになった人がミドシップにハマるのと同じ理由だ。CBR1000RRは、1000ccスーパースポーツの中で最も速いベースモデルを持つという点が最大の魅力。カワサキやスズキ、ヤマハの1000ccスーパースポーツに乗っている”若いオジサン”達と交友を深めましょう。間違っても峠でバトルしちゃいけません。コケると仕事に差し支えますから。  115万円

CBR1000RR公式サイトプレスリリース

18)スペイシー100

堂々としたデザイン。黄色が似合っていると思う。シートもゆったり

アウトライン 今や50ccのスクーターといえども高価。国産モデルなら15万9千円以上といったイメージ。しかも排気ガス規制により4ストロークエンジンでないと厳しい状況になっている。いくらパワフルになったとは言え、4ストロークの50ccだとパワー不足。少なくとも速いバイクを知っているおじさんにゃ物足りないと思う。そんなユーザー層をターゲットとしたのがスペイシー100である。中国で生産することによってコストダウン。何と19万9千円と、原付スクーターと同じくらいの価格に抑えた。もちろん二人乗りも出来ます。

エンジンフィール 空冷単気筒102ccエンジンを搭載。最高出力7,1馬力と、パワフルな2ストロークの50cc(最高で7,2馬力)に負けているものの、環境にやさしい4ストロークの50cc(5馬力)よりパワフル。しかも低い回転域から太いトルクを出すため、扱いやすい。50ccの倍の走りを期待するとガッカリするかもしれないが、普通に乗っていて何ら不満はなかろう。素晴らしいのが燃費。2スト50ccのスクーターより良好である。エンジンの騒音や振動はそれなり。

キーはカバー付き。盗難防止アラームもオプション設定

ハンドリング 割とソフトなサスペンション(ダンパー)を持つ。特にリアサスが柔らかい感じ。荒れた路面を高い速度で通過すると底付きすることもある。このあたりが中国製ダンパーのクオリティか? もし乗ってみて不満ならリアショックの交換を考えてもいいんじゃなかろうか。ブレーキはフロントがディスク。リアブレーキレバーを握ると前輪にも制動力与えるコンビネーションブレーキなので、なかなかバランス良い。テストコースで全開にしてみたら90kmくらいまで出た。

ライディングポジション ごく普通のスクーター。50ccモデルより一回り大きいものの、小柄な女性だって気軽に扱えると思う。ちなみに重量は乾燥状態で94kg。メーター回りなどのデザインや樹脂パーツ、スイッチ類などのクオリティは残念ながら日本製スクーターのレベルに達していない。この価格で日本製スクーターと同等の製品が作れれば逆に困ってしまう。セキュリティ面も重視しており、メインスイッチ、シートオープナー、ハンドルロック機構を1ヶ所に集約して鍵穴をふさぐシャッターを装備。アラームキットやイモビアラームキットもオプション設定されている。

ナンバーはピンクになります。リアキャリア付き

2人乗り シートのサイズなどは十分。エンジントルクもあるため2ストロークの70ccクラスのスクーターと同等の動力性能を持つ。近所までの買い物や、軽トラックなどに積んで観光地に肉薄。そこからの足として使うのに向く。私の場合なら鎌倉とか軽井沢の観光にスペイシー100を軽トラック積んで行きます。ただハンドリングの項でも書いた通りサスペンションがソフト気味。体重ある二人だと常時底付きしながら走ることになっちゃいます。シート下のボックスはフルフェイスが入る22リッター。二人分のヘルメットを入れるなら標準装備されるリアキャリアにハードボックスを装着すればいいと思う。

おすすめの乗り方 やはり19万9千円という価格設定は魅力的である。今や50ccバイクといえどもヘルメットは被らなければならぬ。しかも50ccって制限速度だって低く、右折の制限だってある。通行できない立体交差など迂回するのも面倒。100ccスクーターなら全てをクリア出来ます。また125ccまでの排気量であれば、自分のクルマに加入してある任意保険にわずかな金額を加えるだけで(年額5千円程度)、原付もカバーしてくれるから有り難い。とりあえずバイクでも買ってみるか、というヒトにおすすめしたい。

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