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『ハイブリッド大王』を自称する国沢光宏にとって大いに不満なことがある。そいつぁ「プリウスへの関心、薄れつつあるんじゃないの?」という点。1年前、あれほど話題になったのがウソみたいな状況だもんなぁ。じゃ駄作だったのか、となれば答えは「チガイマ〜ス!」だ。世界中の自動車メーカーに与えたインパクトたるや、この行数などで書ききれるモンでない。100年余にわたる自動車の歴史を遡っても、プリウスほど飛び抜けた技術が使われた市販車は存在しないのだから。 まずプリウスの実力について冷静に分析したい。この際、バッサリ本音を書いちゃいましょう! プリウス最大の特徴であるネンピだが、基本的には三重マルくらい付ける。タマゲるのが東京都内などのように渋滞した状況。普通の1、5リッター車だと、平均ネンピはリッター当たり5〜6q程度といったところ。軽自動車でも同じようなモン。なのにプリウスは12〜15qくらい走ってしまう。停止時にエンジンを止める、といのが効いているようだ。 むしろ冬がニガ手! 5分くらいのチョイ乗りだとエンジンを暖気している間に目的地に着いてしまう。つまりエンジンは停止しないのだ。雨天や降雪時だと、窓ガラスのクモリを防止するためエアコンを『Fullモード』(エンジンは停止しない)に使わねばならず、これまたガソリンを喰う要因に。ハイブリッドのメリットを生かせない状況ばかりになるワケ。冬場はチョイ乗りが続くとリッター当たり10qを割ることも珍しくない。 クルマ好きにとってイチバン気になるのが「ノロイ」と評判の走行性能だと思う。確かにプリウスってノロイ。バッテリー満タン時の最高速160q/最大巡航速度140qは、絶対的な速さからすると1300tクラスだろうか。でも1年間走り回って出した結論は「そんなに遅くないぞ」というもの。アクセル踏むとタイムラグ無しでモーターがパワー出すためレスポンス鋭く、ほとんど不満を感じることもない。 当初、弱点として指摘され続けてきた「カックンブレーキ」と高速直進時の安定感不足だが、現在販売されているプリウスについては改善されているようだ。初期モデルでも慣れれば実用上問題ないレベルにあったけれど(シビアなブレーキタッチはプリウスの味である、と言い切るヒトさえ存在するけれど……)、良い方が好ましい。おそらくマイナーチェンジの時に大幅に対策されると思う。 以上、冷静なる分析をしてみた。そんじゃ果たしてクルマ好きにとってプリウスはいかがな存在か? 自分で書くのも何だけど、ワタシはこのギョウカイでもイチニを争うクルマ好きだ。もはやクルマで身上潰している状態(シンショウツブス、と読む)。ウチのコドモなど朝は納豆しかオカズが無いと思っているほどである。クルマバカ選手権が有ったら出てもイイ。情けない自慢になるだろうけど。 初期型では突如充電しなくなってしまうというトラブルが出ることもあった。ワタシのプリウスも出た。カメマーク点灯の後、徐々にパワーダウンするという症状。オタンコな某自動車雑誌(BCでない)の編集部員は、長期テストで購入したプリウスに乗っていてカメ点灯した後も走りまくり、夜中にエンコしたそうな。バッテリーがカラになると、エンジンの始動まで出来なくなるのだ。エアコンスイッチを『Full』にしておき、エンジン止めなければ少なくともエンコはしないのにね。トラブッた時のサービス態勢は万全。正月やお盆の休み期間中にも、プリウスだけ専用の対応をしていた。 新しいモノ好きなら迷わず飛びつくべきだろう。乗っていて楽しいのが何よりも好ましい。地球に優しいというのも大きな魅力の一つ。今年夏くらいからガソリン価格が上がりそうな雰囲気になってきたけれど、そうなってもプリウスならダメージ少ない。一台のクルマに長く乗りたいというヒトは、絶対ネンピの良いモデルを選ぶべきだと思う。そのウチ、プリウスの兄弟車種も出てくるらしいのでよろしく。 |