ワインディング試乗は雨になってしまったが、ラッキーなことに締め切りギリギリ
の日程で谷田部のコースが取れた。となれば当然ながらフルテストでしょう! 果たし
て 1、6リッターバージョンを大きく引き離すだろうか?
まずは0〜400m加速。ハンドルを握ると1、8リッターは明らかにパワフル。
従来型の記録は16秒**なので、15秒台への突入が期待された。気合いを入れて
スタートすると、1回目は16、**秒。従来型に勝てないじゃないの!
どうも高回転域でのパワーがないのだ。そこで2回目以降はのシフトポイントをレ
ッドゾーンより200回転ずつ下げてアタックしてみた。結局2回目の7千回転がベ
スト。かろうじて従来型のタイムを短縮できた。ただ当日は気温が高かったため、冬
場になれば15秒台に入る可能性はある。
1、8リッターバージョンは確かに低中回転域でのトルクこそ向上しているものの
、0〜400m加速では高回転域しか使わないのだ。だから10馬力増えた分も車重
のアップでほぼ帳消し。加速が変わらなくて当たり前なのかも知れない。
一方、ハンドリングは格段によくなった。ジムカーナテストをしてみると違いは歴
然。従来型は強い横Gを掛けたときの剛性感がなく、タイヤの限界も低い。それにビ
スカスLSDの反応もイマイチ。
新型は完全に3ランクくらいシャープだ! ジムカーナやワインディングロードは
、中回転転域でのトルクがモノをいって素早い立ち上がりを見せる。トルセンLSD
の効果も加わり、思った通りに走ることが出来た。絶対的な動力性能の向上はないも
のの、ずっと楽しくなった。
BCロードスタ2(ここから)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ユーノス・ロードスターも、最近はだいぶ仲間が増えてきた。信号で並ぶことだっ
て珍しくないくらいだ。そんなこともあって、なかには「多すぎてつまらない」とい
った評価をする人も出てきたようである。
しかしこのクルマの魅力はそんなに底の浅いものではない。ドライバーの思うとお
りにコントロール出来るコンパクトなボディと、カッチリしたドライブフィールは気
分最高。クルマ好きの心にグサッと刺さるインパクトを持つ。
サイズはほとんどシビック3ドアと同じ。実車を見ると非常に小さく感じる。幅は
案外あるから、決して貧弱ではないと思う。サスペンションもワザワザユーノスロー
ドスターのため開発するなど、技術者のいれ込みが解るというもの。
エンジンは120馬力。1、6リッターのツインカムながら、このボディにはジャ
ストフィット。ワインディングをかっ飛ばすと、イヤなこともすっとんで行く。
ただ、確かにノーマルのロードスターではちょっと悲しいかもしれない。その証拠
に後から追加された渋目のVスペシャルは大人気となっている。
さて、このあたりでベースになるユーノス・ロードスターの説明をしておこう。
このクルマのコンセプトは、人とクルマの一体感を出そう、ということ。ここ20
年というもの、クルマはどんどん大きくなってきた。実用性を高くするために車内寸
法を広くとれば、ボディサイズも大きくなる。
大きくなれば重くなるから、よりパワフルなエンジンが必要。といった具合いでシ
ビックより小さかったフェアレディなどは、ついにポルシェ928のサイズになって
しまったほど!
メーカーのエンジニア達も思いは同じなのだろう。「手頃なサイズのスポーツカー
を現代の技術で作りたい!」という願いが込められ、企画されたのが、このクルマな
のだ。したがって機械的には新機構がなく、ほとんど20年近くまえのクルマと変わっていない。
サイズは全長3948ミリ、全幅1676ミリと、ほとんどシビック3ドアと同じ。車高は1224ミリしかないので、実車を見ると非常に小さく感じる。ただ幅は案外あるから、決して貧弱ではないと思う。
サスペンションはマツダ初のWウィッシュボーン。今まではストラットにこだわっ
たせいで、マツダ車はすべてボンネットが高くなってしまっていたが、Wウィッシュ
ボーンならどんなスタイルも可能である。
ワザワザユーノスロードスターのためにサスペンションを開発するところなど、こ
のクルマに対するいれ込みが解るのではなかろうか。
エンジンは120馬力。1、6リッターのツインカムながら、このボディにはジャ
ストフィット。ワインディングをかっ飛ばすと、イヤなこともすっとんで行く。