思い起こして見るに、今までのカペラ、もはやデビューした瞬間「アカンでしょう!」と判定を下したのだった。理由は簡単。めっちゃカッコ悪かったから。もちろん評価するヒトもいたけれど、主流でなかったようだ。その証拠に売れ行きたるや惨憺たるもの。マツダの中からも「キチンとデザインして欲しい」という声が多かったのだろう。マイナーチェンジでフロントとリアを徹底的にいじっている。フロントマスクなどフルモデルチェンジと言ってもよいくらい。
サイドパネルはさすがに変更出来なかった。いや、ここまで変えるとフルオデルチェンジになっちゃうな。ただ基本デザインの悪さをそのまんま残したんじゃダメということから、ワゴンの上級グレードはフロントからリアまでアンダースカートを標準装備。ボディを上下方向に薄く見えるよう狙っている。つまり最初のデザインだとボッッテリ感じてしまうということ。また、タイヤを16インチにするなど、最初からドレスアップしちゃってる。結果、ずいぶんスタイリッシュになった。ドレスアップ効果絶大か?
インテリアも反省した様子。従来型カペラは「広ければモンクないだろ」的コンセプト。シート素材などアイソなかった。よく言えば「簡素」なんだけど、普通「安っぽい」と感じてしまう。そこでステアリングからメーターパネル、シート地に至るまで変えている。売れ筋モデルとなりそうな2リッターのFFは『アクティブマチック』とネーミングされたスポーツシフトを採用するなど、これまたライバルに追いつくべく機能アップ。最初からこの程度の内容が欲しい。
エンジンは2リッターのFFモデルを全て170馬力のハイパワータイプに換装。それでいて価格上昇を抑えた。『SE』と呼ばれるグレードは、ほぼフル装備で205万6千円だ。マツダ車のバアイ、値引き頑張ってくれるから、半年もすれば条件が緩みけっこう安く買えるようになるだろう。残念なのは環境対応技術が追いつかなかった点。イマドキのクルマなのにLEVじゃないのだ。その他、1,8リッターのベーシックエンジンと、2,5リッターV6もこれまで通り選べる。
技術面では”やっと”スピン防止装置が導入された。横滑りを感知すると自動的にブレーキ掛けたりして姿勢を立て直す機能のこと。トヨタを皮切りにホンダ、三菱、日産、スバル、ダイハツと続く7番目。ムカシのマツダなら先を争って出してたろう。こういった点をみてもマツダの元気なさや存在感の薄さが見える。日本のメーカーって、たとえ効果薄くたってドンドン新しい技術を出していかないと評価されないのだ。マツダも早く体力を回復さえ、勝負に加わって欲しい。
試乗していないので走りについての評価を出せないが、カペラのハンドリングは案外レベル高かった。今回のマイナーチェンジで足回りの剛性アップなど行っているから、おそらくキチンと走るクルマに仕上がっていると思う。マツダファンで次に乗り換えるクルマを探しているなら、良いチョイスだろう。おすすめグレードは2リッターFFの上級グレードである『SX』。アンダースカートなど標準装備してるので、軽くドレスアップして乗るならピッタリ。しっかり値引きさせてから買って下さい。