ウイングロードというモデル、コレまで全然イケてなかった。なんせ古すぎる! 途中でマイナーチェンジを行ったものの、ベースとなったモデルは3世代前のサニー。もはや12年以上間だぞ! よくぞ引っ張ったモンだと感心する。そんなことで感心されてどうする、日産! 情けないと思って欲しい。それでも売れ行きはソコソコだったのが面白いけど……。ま、スモールサイズを買うヒトの多くは、走って不具合なければイイと思っているのだろう。それでも旧型ウイングロードくらいになると「もはやアカン」だ。
前置きはこのあたりにしておく。さて新型ウイングロードである。写真を見て欲しい。ワタシ的に評価するなら「三菱入っている」。どうだろうか?皆さんもそう感じないか? 特にエッジの利いたヘッドライトの形状や、前から後ろに向かって徐々に高い位置になっていく、サイドのキャラクターラインなんぞクリソツだ。悪くないデザインだと思うけれど、も少しオリジナリティあってイイと思う。別に三菱をパクッんじゃないだろうが、それだけに惜しい。
フロントグリルには×を付けておく。グリル形状まで端正な形状にしちゃうと、カンペキにランサー風。何とか個性を出そうと頑張ったのかもしれぬ。その努力は認めるけれど、あまりカッコ良いとは言えない。どこがだ? もはや読者諸兄も見抜いていると思う。そう。グリル中央に入っているタテの棒。この棒、どう考えてもジャマ。真正面から見ていれば、まぁ何とか納得できる。しかしナナメ横から見ると、何だか妙。おそらくデザイナーも苦労したんじゃないかな。
ただ最近の日産車によく見られるヒゲのようなグリル(日産はウイング=羽根と呼んでいる)でなかったのが救い。ヒゲのグリル、とにかくアカンです。プリメーラやマーチはイッキにカッコ悪くなっちゃったし、ティーノが売れない理由もフロントグリルが影響してると思う。ヨーロッパで販売される日産車のイメージらしいけど、日本で使うことないでしょう! あのグリルを日本にも導入しようと決めたヒトは、全然センスない。だからこそ日産は低迷しちゃったんだろう。
afの読者なら、もう買った瞬間にモディファイを考えるに違いない。幸い、フロントグリル部分だけ簡単に外せる。簡単にドレスアップするなら、取り外してネットなど張るだけでイメチェン可能。ただ、それだけだとやっぱランサーっぽくなっちゃういか? ここはダメモトで(純正グリルのスペアを買ってもたかがしれている)最初から付いてるグリルを加工し、自分好みのタイプに仕上げればよかろう。やっぱし中央部分のタテ線はカットするか、横方向に細く。前後方向は薄くした方がいいと思う。
グレード展開はベーシカルな1、5リッターと、スポーツグレード的存在の2リッター。そして4WDと組み合わされる1、8リッターの3タイプ。最初に2リッターからハンドルを握る。ミッションは日産自慢のハイパーCVT。Dレンジをセレクトし走る出すと、これがパワフル。そりゃそうだ。エンジンは1*0馬力でプリメーラワゴンと同じ。なのに車重ときたら**sも軽いのだ。ノンターボのFFステーションワゴンじゃ、イチバン速いと思う。思う、じゃなく実際速い。
ほとんどスポーツモデルの動力性能で、ガンガン走る。コーナリングの良さは日産車だからしてモンクないレベル。ジツはこのクルマ、今までの日産FFと比べ、一回り進化した。これまでの日産FFって、どちらかといえば安定性重視。テールを流して走ろうとすると、けっこう苦労しちゃう。なかり高い速度で、大げさなタックインを決めてやらないとダメ。個人的には好みでなかった。でもウイングロードの味付け、案外スポーティなのだ。テールのコントロールも自由自在。こうでなくっちゃ!
素晴らしい仕上がりの2リッターながら、弱点はオネダン。時節柄、いくらスポーティといっても、コンパクトサイズのステーションワゴンに1**万*千円は出しにくい。車庫の関係で、大きなクルマ買えないヒト向き。よってウイングロードのメイングレードは、1、5リッターだと思う。排気量小さいと走らないと思ってるヒトも多いだろうが、そんなことない。最近のエンジンは大幅に進化しており、もはや1、5リッターでも不満ないレベルに達している。
例えば最高速は楽に170qまで届く。テストコースなら160qでの巡航だって余裕。ステップワゴンとかに代表される2リッタークラスのミニバンなんかより確実に速いし、ネンピだってよいのだ。もし毎日の足として使う、という場合、全ての点でこのエンジンがおすすめ。少しローダウンしてリアウイングなど装着。フロントグリルに手を加えてやれば、コンパクトでオシャレなステーションワゴンになると思う。1、5リッターのオネダンは1**万*千円。