レクサスLS430がデトロイトショーで発表された。スタイルは写真を見る限りゴツゴツしておりイマイチのように感じる。ただベンツやBMW、ジャガーにも似ておらず個性的。驚くのが空気抵抗の少なさ。プレスリリースによれば空洞で徹底的にテストしたという。公表されたCD値は0,25。現行ベンツSクラスの0,27という数値も4ドアの限界と言われていたし、インサイトの0,25も市販車としての限界と思われていた。むしろイカツイスタイルなのに0,25とは! 早くも関係者に大きなショックを与えているらしい。
CDを少なくすると高速燃費を大幅に減らすことが可能。0,25ならセルシオ、じゃなかったLS430の大柄なボディでも、100キロ巡航時に必要とされる馬力は15〜20馬力くらいか? 最近のトヨタは直噴でなくとも極端な低燃費型エンジンを作るので(ヴィッツやMR−Sが好例)、100キロで巡航すればリッター15キロくらい走ると思われる。当然ながら最高速もイケる。速度リミッターが250キロに設定されるだろうけれど、200キロからリミッターまでの加速は強烈に違いない。リミッターを外せば270キロくらいまで出るか?
搭載されるエンジンは4,3リッターのV8。従来型エンジンの排気量アップバージョンで、290HPと発表された。日本仕様は直噴エンジンになる可能性も残されている。なぜアメリカ仕様が直噴でないのかといえば、厳しい排気ガス規制のためだ。LS430は『ULEV』(ウルトラ・ロー・エミッション・ヴィークル)カテゴリーをクリア。もはや汚い交差点の空気よりクリーンな排気ガスを出す。この規制をクリアするには、直噴だと不可能なのだ。日本では渋滞時の燃費を向上させる必要があるので、直噴エンジンの採用も十分考えられる。
動力性能は0〜100キロ加速だけ公表されており、6,2秒だという。現行レクサスLS400が6,9秒。ベンツS430は7,3秒。S500で6,5秒。600SLでやっと6,1秒。エンジンパワーが290HPしかないことから考えると、予想よりボディは軽いんだと思う。トヨタは真剣に軽量化と空気抵抗の低減に取り組んでいるけれど、予想外に進歩している可能性大。前述の通り高速域での加速は空気抵抗少ないLS430さらに有利。
ボディサイズはほとんど変わらず、全長4996ミリ×全幅1829ミリ×全高1496ミリ。キャビンスペースはベンツSクラスより広いと書いてあった。タイヤは標準が225/60R16。オプションで225/55R17となる。エアサスペンションの採用も従来通り。ハンドリングの向上にも神経を使っており、ベンツSクラスと勝負して負けない、とトヨタ社内の誰かが言っていたとか。そうそう。シートやダンパーの評価方法を従来と変えたらしい。もしかするとスタイルを除けばベンツを超えている可能性すらある。写真はwww.elitelexus.com/ls430.htmlで見られます。