|
ヴィッツ
とりあえずサックリ紹介した後に、試乗インプレとバイヤーズガイドをお届けしよう。まず基本スペックだが、エンジンは70馬力の1リッター4気筒。ボディサイズ並べると全長3610mm×全幅1660mm×全高1500mmで、ロゴを少し短くして幅広にしたようなシルエットを持つ。エンジン&シャシ共に全くの新設計ながら、サスペンションやエンジン、ミッションなど、取り立てて新しいメカニズムは登場していない。「安っぽさを感じさせないコストダウン」を最大のテーマとしているのである。
なのに実車を見たら質感は高い。ヨーロッパのコンパクトカーと比べたって負けてないと思う。乗ってどうか?これまた特筆すべき点を持ってなかったりする。新エンジンは840kgのボディにマッチしており、過不足なく走らせてくれるし、サスペンションセッティングも常識的な範囲内。ブレーキだってキッチリ効く。「こらアカン」も「こら素晴らしい!」もないワケね。イチからジュウまで平均点を稼ぐ。ストイックなジドウシャ好きだとモノ足りなさ感じるかもしれないが。
いや、素晴らしいブブンもあった。そいつぁネンピだ。ハイブリッドでも直噴でもないのに、流れの良い一般道を流れに乗って走ると、リッター当たり20kmくらい走っちゃう! 高速道路も100km/h前後の巡航なら、リッター当たり20kmオーバー。通勤などの足として使うことを考えているなら、こんなに経済的なクルマはない。しかも排気ガスレベルは『LEV』。環境にやさしいということだ。このあたりが最近のトヨタの凄いブブン。ワタシだって驚くほどの低燃費ぶりを見れば、思わず買おうかと迷ってしまう。売れ行き好調と言うが、当然かもしれない。
クルマの紹介はこんなモンいいでしょう。特に書くこと無いから。となればバイヤーズガイドである。グレードは大きく分けて4つ。パワーウィンドゥや電動ミラーさえ装備しない超ベーシックな『B』と、ソコソコの装備持つ『F』に、豪華装備の『U』。残る一つはディーラーで売っていない。インターネットを通して販売するグレードで、ほとんどヨーロッパ仕様の『ユーロスポーツエディション』だ。4つめについちゃ後で紹介する。このウチ、Bは迷うことなくパス。乗用車でなく、商用車として使われることを考えているんだろう。大きな荷物を運ばない業種など、このサイズのクルマを仕事用として使うことが多い。
ワタシのおすすめは『F』である。豪華装備の『U』になると、オーディオなどが標準で付いてしまう。聞いてみたら、あまり納得できない音質。シロウト向け、と評価してもよかろう。af読んでるようなヒトだったらクルマと別に対応するべき。ちなみに上級グレードだとオーディオはビルトインタイプの専用設計品になってしまうが、ベーシックグレードなら2DINサイズの汎用タイプ。最近はMD/CD/ラジオ一体型の2DINサイズも出回っているので、オーディオのグレードアップするなら『U』じゃない方がよろしい。スピーカーもキチンとしたものを選ぶこと。
装備以外で『U』と『F』で違うのはスピードメーター。デジタルとアナログのチョイスとなる。個人的にはアナログの方が見やすくて好きだ。インテリアをドレスアップする時も、デジタルよりアナログだと思う。ややこしいけど『F』のDパッケージというのがあって、これだとメーターはデジタルになる。ただオーディオまで付く。Dパッケージは『F』の6万3千円高。普通のヒトならコッチをすすめるんだが……。前述のヨーロッパ仕様は、ハードサスと空力向上パーツが付く。走りを重視するヒトならベストチョイス。価格は『U』とほとんど同じ132万8千円だ。とりあえず100万3千円の『U』で攻めて欲しい。
|