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ゴーゴーガス

ガソリンスタンドの対応は?

 ガソリン価格高騰に悩んできた多くの自動車ユーザーにとっては待望の4月1日がやってきた。しかし、ガソリンにかかる税金は製油所を出た時点で課税される「蔵出し税」のため、対応はスタンドによってまちまちとなり混乱が生じるとの懸念もあり注目を集めていた。そんな状況の中で東京都西部のガソリンスタンドではどんな対応が取られたレポートしよう。

 

3月31日午後8時頃のガソリンスタンド、さずがにクルマもまばら

<ケース1> 赤字覚悟でも値下げ!

 利用者にとって有難いのがこのパターン。客としてはきっちり下がれば嬉しいし、スタンドとしても客離れや仕入れ価格の高い在庫を長期間抱えてしまうことを考えれば、しばらくは赤字が出てもやむを得ないといったところなのだろう。

一夜明けた冒頭のスタンド、さほど混雑せず

 本日給油したスタンド。午前10時という時間を考えればまずまずの盛況

 ちなみに練馬区下石神井のエネオスは午前10時過ぎに見ると強気にも据え置き。周りが安いのに強気の価格を付けていると案外気分悪いモノ。しかし周りの様子を伺っていたのか、表示の変更が間に合わなかっただけなのか、それとも客足が鈍って慌てたのか、午後3時には値下げされていた。

時間は午後3時過ぎ、ちょっと出遅れたか

<ケース2> 中途半端な値下げ

 ケース1のスタンドがレギュラーガソリンで145円前後から130円前後に値下げしたのに対し、「141円」とか「137円」で売っているのがパターン2。客としては中途半端に見えてしまうが、スタンドからすれば「在庫がなくなるまではこのくらいにさせてよ」といったところなのだろう。

注)午前中は中途半端な価格だったが、他店の様子を見てケース1程度の価格に変更したスタンドも見られた。

<ケース3> とりあえずそのまま

 厳しい競争の中では実行しにくいけど、商売として考えれば3月仕入れ分の在庫切れまではそのままの値段にするのが理想的。不思議だったのは杉並区の青梅街道沿い。写真右のスタンドの近くにあるライバル店の価格も3月と同じ。まるで「しばらくは値下げしない」という申し合わせがあった感じ。でも、その割にはいつもの習慣で入ってしまうのかあまりクルマを使わないためガソリン価格をそれほど気にしない人が多いのか、利用者は意外に多く見えた。

安めのスタンドと大規模スタンドの値段据え置きにはちょっとビックリ

<ケース4> ステルス作戦

 客としてはギャンブルなのが微妙な価格表示。写真のスタンドに入って価格を聞いてみたら「20リッター以上で128円/リッター、それ以下だと131円/リッター」とのこと。店舗スペースや在庫が厳しいため、お客さんが集まり過ぎても困るという意味で明確な表示をしないのかも。

このパターンは小さめのスタンドで見るような気もします

 在庫といえば「今後1週間くらいはローリーが1回につき2キロリットル(2000リッター)しか卸してくれないみたい」(スタンドマン談)という話も。もちろん店舗によって違うのだろうけど、しばらくはガソリンの入手難が起きないか心配である。

注)明確な価格表示がないだけに「すごく高かった」という可能性もあります。

<ケース5> 売り切れ御免!

 おおよその基準となるケース1より安く売ったスタンドも。比べれば安さが一目瞭然の写真のスタンドは本日午後3時にはレギュラーと軽油が品切れとなった。品切れというのは困るが、考えようによっては仕入れの高い在庫の調整が早めに済んだという見方も出来るかもしれない。

「安い、偉い!」と言いたい価格設定

※レギュラーガソリンと軽油の価格差は3月までのおおよそ20円に対し、4月からは暫定税率の期限切れにより15円程度となった。

<混乱はまだまだ続きそう>

 暫定税率切れ初日だけ見てもガソリンスタンドの対応は様々。しばらくはスタンド側の価格の変更や仕入れ、そして福田首相が暫定税率を復活させる方針を確認するなどガソリンを取り巻く動きは予断を許さない状況。今月末からの連休も控え、東京の自動車ユーザーとしては「ガソリン税は本則で続けるように早めに決定して」と声を大にして言いたいところだ。

レポート/永田恵一