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4月から10万円値下げ?

 

 暫定税率が4月から本来の税率に戻ることが確実となった。自動車ユーザーとしてはガソリン税の見直しによるガソリンの値下げばかりに目を奪われがちながら、自動車絡みの税金といえば取得税と重量税(4月30日が期限切れ)も暫定税率である。つまり取得税と重量税の税率も改定されるのだ。

取得税と重量税の現行の暫定税率と本則税率(登録車の場合)は以下の通り。

暫定税率 本則税率
取得税

5%

(3月31日まで)

3%
重量税

0.5トンにつき年間

6300円

(4月30日まで)

0.5トンにつき年間

2500円



 取得税だけを見ても、消費税率が2%下がるのと同じ。クルマが100万円単位の買い物であるのを考えれば結構な金額。おまけに4月からは自賠責の値下げも決まっており、クルマを買う際かかる諸経費は一気に下がりそう。というわけで新車を買う場合を想定してザックリと計算して見ると……

※取得税は本来車両本体価格の90%×税率だが、ここでは単純に車両本体価格×税率で計算。自動車税は今まで通りなので含まない

・車両本体価格200万円前後、車重1500kg以下の場合

●サンプル
「ストリームGスタイリッシュパッケージ」
(車両本体価格、消費税税込みの価格はそれぞれ200万円/210万円、車重1380kg、排気量2000cc)

3月まで
重量税   5万6700円(3年分)
取得税  10万0000円
自賠責   4万4410円(37ヶ月分)
合計   20万1110円

☆年間の自動車税は優遇税制なしで3万9500円

4月以降(重量税のみ5月1日以降)
重量税   2万2500円
取得税   6万0000円
自賠責   3万1600円
合計   11万4100円

差額 −8万7010円!

・車両本体価格300万円前後、車重1500kgオーバーの場合

●サンプル
「スカイラインセダン250GT TypeS」
(消費税税抜き、消費税税込みの価格はそれぞれ306万円/321万3000円、車重1580kg、排気量2500cc)

3月まで
重量税   7万5600円
取得税  15万3000円
自賠責   4万4410円
合計   27万3010円

☆年間の自動車税は優遇税制なしで4万5000円

4月以降(重量税のみ5月1日以降)
重量税   3万0000円
取得税   9万1800円
自賠責   3万1600円
合計   15万3400円

差額 −11万9610万円!

 カー用品に例えるならそろそろ季節外れだが、差額はそれぞれのスタッドレスタイヤを新品で買えるくらいの金額になる。

 また、「重量税と自賠責」という言葉と切っても切れないのが車検。2年間の継続車検にかかる法定費用をスカイラインで計算してみると

3月まで
重量税   5万400円
自賠責   3万830円(24カ月分)
合計    8万1230円

4月以降(重量税のみ5月1日以降)
重量税   2万0000円
自賠責   2万2470円
合計    4万2470円

4万円程度安くなる。今まで税金を搾り取られていた分(というより本来の姿に戻っただけだけど)、クルマを乗り換える人、長く乗る人どちらにとっても嬉しい改定となるはず。
ただ1つ心配は世の中がガソリンばかりに集中して、他の暫定税率についてはあまりに話題に挙がらないため、役所やクルマ屋さんは4月の改定に向けた準備をしているのか? ということくらいでしょうか。

レポート/永田恵一