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11月23日 

イベントレポートvol.1

「Honda Racing Thanks DAY」

 栃木県のツインリンクもてぎで開催された「Honda Racing Thanks DAY」。イベントガイドでも簡単に紹介致しましたが、「紹介しておくだけではもったいない!」ということで、取材に行ってきました。早速こうしてレポートとしてお送りするわけですが、今回のレポートは長いです。だって本当に盛り沢山なイベントだったんですもの。皆さん覚悟して読んでください! とりあえずまずは会見編から。

 朝9時から行われたのは、F1ドライバー佐藤琢磨選手の記者会見。いーっぱい記者さんがいると思っていたのですが、意外とそうでもなかったです。生で見たのは初めてなのですが、第1印象は「小さっ!」。芸能人とかもそうですけど、生で見ると意外と小さい。確かに「身長162cm」ですからね。大きいわけはないんですけど……。まぁそんなことはどうでもいいですかね。
 会見の最初に始まったのは「オフは忙しいか」という質問から。琢磨選手曰く「いつもとあまり変わりません。来年のことも色々と高いハードルがありますしね」とのこと。高いハードルとは何かという質問が出ると、それは新チームのことだという。皆さんも興味があると思いますが、来年佐藤琢磨選手は一体どこのチームに所属するのか。鈴木亜久里さんが発足させる新チームの可能性が高いと言われておりますが、それは果たして本当でした。「FIAからの(チーム)承認がまだされていないので、最終契約はまだです。でも、気持ち的には新チームでやりたい」とのこと。ただ他チームとの交渉自体は今後も続けるよう。しかしレースシートということを考えると、他チームの可能性は低いでしょう。亜久里さんの新チームについてですが「亜久里選手と(新チームに関して)初めて会ったのは、最終戦が終わってしばらくたってから。電話では何度か話していた」そう。新チームがオールジャパンであることの価値を問われると「それは実際に皆でやってみて感じることだと思う。チームスタッフも全て日本人というわけではなく、F1のノウハウを沢山持ったヨーロッパの人達が多数参加するでしょうし……。」う〜ん、まぁ。確かにそうですよね。ただ、日本人としてはやはりどうしても思い入れが強くなってしまうでしょう。

会見する琢磨選手。終始笑顔でした!

 次に、来季の新レギュレーションについて。来季は新しい予選方式が採用されると共に、タイヤ交換も復活。新しい予選方式はノックアウト方式。最初にタイムアタックをし、遅い方から5人を除き、再度タイムアタック。またまた遅い方から5人を除いて、最後にポールポジションを争うというものです。この新方式について琢磨選手は「フルスピードで走れるのはいいこと。(今季の方式のように)前戦のペナルティを受けなくてもいいから、精神的にも楽ですね」。うむうむ、前戦のペナルティがないのは大きいでしょう。もし前戦の成績が振るわなくても、それを引きずることなく次のレースに臨めますから。タイヤ交換復活については他のF1ドライバーと同じく「大賛成です。安全性の面でも、レース中の駆け引きという面でも歓迎すべきことです」。
 まぁこんな感じで会見は終了。琢磨選手は終止笑顔で何ともいい感じでした。僕も何か質問しようと思ったのですが、写真を取りながら発言のメモを取ったりしている内に会見が終わってしまった。それに、ベテラン記者さん達の迫力にも圧倒されておりました。まぁ何とも情けない。「次こそは何か質問してやるぞ!」と思っております。あ、ちなみに今回のイベントについて琢磨選手は「今日はBARの走り納め。3、0LのV10エンジンのF1マシンも最後の走りになります。BARのメカニックと共に、いい走りをしたい」とのことでした。

メランドリ選手。けっこうゴツイです。ケンカしたくない感じ(笑)

 琢磨選手の次に会見が行われたのは、今季モトGPで年間2位に輝いたマルコ・メランドリ選手。メランドリ選手は今季のレースについて「2004年は悪いことが続いたが、2005年はとてもよい1年だった。本当は年間チャンピオンになりたかったが、ロッシ選手との差はやはり大きかった」とのこと。今季ロッシ選手は昨季ほどの圧倒的強さを見せることができませんでしたが、それでもやはり強いのでしょう。しかしロッシ選手の強さを認めつつもメランドリ選手は「彼を負かそうとするのではなく、自分の走りで結果的に勝てればいい」と、ロッシ選手に対して過度に意識することはない様子。
 メランドリ選手は日本人ではありません。となれば当然通訳がいるのですが、今回の会見ではその通訳さんも、僕と同じくどうやら修行中の身みたいでした(違うかもしれないけれど)。若いお姉さんで、横にはもう少し年のいった(失礼!)指南役と思われる方がおり、その方が何度か補足している場面も。頑張れーっ! 同じ修行中の身として、大きく共感。お互い頑張りましょう! っていうか、マジでかわいい(笑)。こんな出会いもあるのか……。

通訳さん。ス、ステキです……

 いかんいかん。遊びに来てるんじゃなかったったんだ。真面目に取材しなきゃ! お次は同じくモトGPに出場した玉田選手の会見。今季は怪我をしたこともあって、正直あまりパッとしなかった玉田選手。本人もそれは重々承知で「今年は厳しい1年だった。もてぎで表彰台に上がれたのは良かったが、面倒くさいところを骨折してしまっただけに、なかなか治らなかった」そうです。メランドリ選手の会見レポートでも触れましたが、昨季まであれほどの強さを誇っていたロッシ選手の強さが今季はそこまで見られなかった。これはロッシ選手が衰えたわけではなく皆が速くなってきたとも考えられ、勢力図が変わってきていると言われています。これに関して玉田選手は「皆それ(勢力図が変わってきていること)は感じている。自分も上に食い込んでいかなければならない。マシンはいい方向へ行くと思うし」と気合い十分! 来季も頑張って下さい!

玉田選手。なんとなくトボけた感じに親しみが湧きました!

 最後はインディで活躍した松浦選手の会見。今シーズンについて「今年は色々と苦戦した1年。いい経験になった。(苦戦の要因として)シャシーがダメだった。インディはシ空力パッケージを含め、シャシーに大きく左右される、特にアンダーカバーを選択ミスしてしまった」とのこと。「今年いい経験になったとのことですが、何か得たものはありますか?」との質問には、笑顔で「今年得たものは……あまりない(笑)」と。え? そんなんでいいの? 
 来年についてはまだ何も決まっていないとのことですが、注目されるのはF1参戦。知っている人も多いとおもいますが、松浦選手は鈴木亜久里選手の愛弟子。本人もF3参戦経験があり、BARHondaでテストドライバーを務めたこともある。「F1には行きたいと思っている。亜久里さんの下で長くやっているから、自分のことをよく分かっていると思う」と述べています。期待されるF1参戦ですが、しかし「今年はあまり成績が良くなかったので、自分からは何も言えない。IRLで優勝したら、自信を持って色々言えるのですけど……。F1はやはり夢! IRLで優勝で優勝したらやはりF1ですね」と、F1への情熱を熱く語ってくれました。それにしても松浦選手、とーっても気さくな人。色々とジョークを飛ばし、記者さん達が笑う場面も度々ありました。僕も一気に松浦選手のファンになっちゃいました!

松浦選手。カッコイイです! 

レポート/新美瑛生