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1月20日
新型bBにまったり試乗!
ムスメがbB買ってオヤジと一緒に乗るとこんな感じ?
新:最初は1,5リッターエンジンに豪華装備の「Z・Qバージョン」です。師匠、どうッスかね?
国:俺には分からねぇよ〜。こういうのは新美の方が近いだろ?
新:そうですかね〜。まぁとりあえず音楽から試してみましょうか。お、ハードディスクにちゃんと新型bBのCMソングが入ってる。
国:おし! それにしよう。
新:う〜ん、重低音が効いてていいんじゃないですか? かなり迫力ある感じです。
国:新美にゃこのオーディオで十分かな。
新:十分です!
国:オヤジは満足出来ないけどね。
新:しかしなぁ、本当の音の良さが分かる若者なんているんですかね?
国:少ないワな。
新:そうですよねぇ。僕は第1印象で「いい音じゃん」と感じたから、それでいいとも思っちゃったりして……。
国:そう思っとけ(笑)。
新:もちろん本物を追求することは大事だし、bBの音質がウソってわけでもないですけど、なんかこう手軽に手に入る価値っていうか……。
国:ほうほう。
新:つまりですね。これはファストフードですよ。簡単に手に入る、ある程度ウマいものみたいな。個人的にはファストフードが苦手だけど、まぁそれは置いておいて……。
国:なるほどね。確かにお手軽に迫力ある音が手に入れられるかもしれないね。
「まったりモード」にしたらスポーツカー風の低いドラポジ。されど運転は禁止されてます
新:イルミネーションは、明るいとよく分かりませんね。
国:う〜ん、なんか夜のイルミネーションが体験できるようだから、それを後で試してみようよ。
新:そうですね。ところで師匠、運転していてどうですか?
国:別にこれといって悪いところはないね。元々走りをうんぬん言うクルマじゃないし、これでいいんじゃない?
新:そうですね。音楽を聴くだけあって静粛性も十分だし、乗り心地も悪くない。何も不満は出なさそうです。それにしても「まったり」モードってどうやってやるんだろ? ん? このレバーか? エイッ! エイッ! ん〜、できないです……。
国:なんだよ情けねぇなぁ〜。どれどれ。おら! くぬ! あらららら? 全然できないね。
新:なんか「まったり」モードにするための説明書があるんですけどね。全然できませんね。
ご丁寧に「まったり」のやり方がまとめられております。
国:まぁいいや。後でやってみよう。
新:それにしても師匠、今フロントシートを後端まで下げているんですけどね。この状態でも後ろの足元スペース十分ですね。
国:うん。パッソベースだって言うけど広い。じゃあ運転交代!
新:ラジャ。
以外にも広々な後席。ただ、シートは普通です。
国:運転してみてどうだい?
新:いいんじゃないですか。新開発の1,5リッターエンジンもしっかりトルク出てるし、なかなか軽快感があります。それにしてもボンネット短いっすね。なんか見切りが悪くてボディの先端が隠れているような錯覚に陥ります。もちろん見えている部分でボンネットは終わりなんですけど。
国:そうだね。ボンネットは確かに短いね。
新:車内は広々感がありますが、しかしフロントウィンドウが直角気味で前方にあるため、信号が見にくかったりします。それに広々感はいいのですが、逆に広く感じる分だけ車体が大きいような感覚もあります。これは女性ドライバーにっとてマイナスでしょう。
走ると軽快感が強いです。
国:新美、見てみなよ。タクシーの人もまったりしてるぞ(笑)。
新:うおおお〜! お休み時間みたいですね!(笑)。
一緒にまったりする? って男じゃなぁ……。
お次はエントリーグレード「S」に試乗
国:インテリア、なんか急に寂しくなっちゃうなぁ。
新:そうですね。先ほどのモデルと比べてかなり装備がない感じです。スピーカーも少ないし、イルミネーションもあまりない。ステアリングもツルツルになります。
国:まぁトヨタは上級グレードを買わせたいんだろうね。確かにさっきのモデルと比較すると寂しいけど、軽自動車からの乗り換えだったらこれで十分だよ。
新:実際軽自動車から乗り換える人というのは多いんでしょうかね?
国:多いと思うよ。
新:ステップワゴンからの乗り換えとかはないですかね?
国:それはないだろうなぁ。
新:それにしても、1,3リッターエンジンでも不足ない感じですね。
国:これで十分だよ。実際、購入者の大半はこっち(1,3リッターエンジン搭載車)になるんじゃない?
新:なるほど。足回りもグニャグニャじゃないし、本当に弱点という弱点がない車ですね。逆に走りに関して特にいいところもないけれど、走りを求めてるユーザーはbBを買わないでしょうから、別に問題にはなりませんね。
国:その通り。道具としてしっかりしてればいいんだよ。
新:しかし、新型bBにはやっぱりリップスライムのCMソングが似合いますね。
足回りも剛性高く、しっかり感があります。
コンセプトは「部屋」?
今更ですが、新型bBのコンセプトについて。「音・光・まったり」。これを聞いて「クルマのコンセプト」だと思う人はほとんどいないでしょう。それくらい新型bBのコンセプトは異端だと思います。僕なんか「音」はまぁ分かるとして、「光」で「ん? クルマに光ってどういうことだろう……」となり、「まったり」で「なんじゃそりゃ!」と驚くことになります。まぁ説明されれば分かるんですけどね。いきなりこの3つがコンセプトだと言われたらビックリしちゃいますよね。新美の独断で言い換えれば「音楽・イルミネーション・くつろげる室内空間」という風になりますか。最大で9つのスピーカーを装備し、さらに音質も4つのモードに切り替えられる「音楽」にこだわった空間。音楽に合わせて点滅し、かつ気分によって点滅パターンを変えられる、スピーカー周りに配された「イルミネーション」。シートを80mm下降させることで、外界から遮断されたプライベート空間を作ることができる「まったり」モード。クルマというより「部屋」という感じですね。
試乗を終えて
とまぁこんな感じで試乗は終了しました。発表会の時にトヨタの専務からコメントを頂いたのですが(ペーペーの僕がトヨタの役員に話を聞くなんて、なんとも怖いもの知らずというか……)、今回は茶髪にピアスの社員がbBの企画を担当したとのこと。上司の方々は「走る・曲がる・止まる」という基本の部分には口出ししたものの、それ以外は自由にやらせたらしい。やはり若者に支持された初代の売れ行きを新型にも期待したいとのことなのでしょう。そのためには若者の意見は重要だと。確かに初代bBは売れたし、今回の新型bBも悪くないと思う。しかし、前回は「ボックス型ボディに悪顔」といういたってシンプルなコンセプト(色々な人に受け入れられるという意味)だったのに対し、新型は音楽や光、そして癒し空間と、コンセプトの方向性がより細かく指定されている。だから初代が幅広い人々に支持されたのに対し、新型は「音楽の好きな人」や「イルミネーションを楽しみたい人」、「クルマを停めてゆっくりしたい人」などにユーザーを限定してしまう恐れがあるかもしれません。デザインも初代より個性強くなっており、好き嫌いがより顕著に出ると思いますし。ただ、手っ取り早く迫力ある音楽とイルミネーションが手に入るから、それらを望む人にはオススメでしょう。
横から見ると、カワイイ悪者みたいな感じ……?
僕が思うオススメグレードは、多くのスピーカーとイルミネーションが付く「Qバージョン」です。これが一番bBの個性を引き立てる。というか「Qバージョン」でないと、あまりbBを買う意味がないような気がします。もちろんデザインが気に入ったとか、自分にとって一番いい大きさだという理由があるならいいんですけど……。「クルマそのものを楽しむ」のではなく、クルマを移動空間と捉え、クルマの中でどう時間を過ごすか。ミニバンを見ていてもそうだけれど、最近そういう考え方がさらに増えている気がします。そしてクルマの中での過ごし方をユーザー自身が考えるのではなく、自動車メーカーが考え、そして提案する。なんか自動車メーカーがユーザーの面倒を見始めた気もします。……。なんか難しくなってきちゃいましたね。こういうのは苦手です(笑)。試乗後、ダイハツの方々と「今後のダイハツはどうあるべきか」について熱く語り合ったので、また別にレポートしたいと思います。お楽しみに!
一緒にまったりしたーい!
レポート/新美 瑛生
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