9月26日 たまたま海外での試乗会が続き、またも2日から5日までの予定でフランスに行っています。ヨーロッパは依然として小さなバブルが進行しており、パリサロンも華やかなこと。バブル時代の日本を思い出す。気になったのは「新しい技術が無い」という点。元気な日本のメーカーは現在必至で新世代の技術を開発し、間もなく世の中にデビューさせてくる。例えばホンダの燃料電池車、燃料として純水素を使ってきた。これはホンダが「もうアルコール改質なんぞじゃハナシにならん!」と表明したようなもの。なのに未だにガソリンやアルコールから一度水素を取り出して電気を作る、なんてことをやっているメーカーもあるから面白い。パリ市街に2日間滞在したが、ディーゼルの排気ガスのニオイは激しい。丸刈り勝負の件、少しずつ騒ぎが大きくなってきた。現在9名も丸刈りを賭けている。帰国したら途中経過を報告します。留守中の日記は毎日「和やかな掲示板」にアップロードする予定。

9月25日 負けたら丸刈りの件(いい加減な毎日の21日を参考のこと)、続報。10月下旬にシビックとカローラを高速道路や一般道、渋滞路など混ぜつつ最低600キロくらい走らせて燃費を計測することにした。一緒にヴィッツやOPA、プリウスなども走らせ、10・15モードとの違いなどを明らかにしたいと思う。まだ細部を煮詰めている段階だが、コースや日程など決まり次第報告するのでお楽しみに。でもワタシは何だか楽しくなくなってきた。だってトヨタのために丸刈りになるようなモンだものなぁ。もちろん雑誌の企画として行います。ホンダの方へ。当日参加もOK。何なら隣に乗ってもいいです。それにしてもトヨタのカローラ担当の方、ここまでナメられて黙ってますか? ぜひともワタシと一緒にホンダと燃費勝負しましょう! 連絡いただければキチンと対応しますので。それともシビックより20%も燃費で負けるのか? だったらカローラもタイしたクルマじゃないです。30日までの予定でパリサロン取材など海外。

9月24日 三宅島から出る硫黄の酸化物、毎日2万トンを超えるそうな! 誰か硫黄分500ppmの軽油なら、何リッター分になるか計算してください(24日追記。計算してくれたヒトによれば、ほぼ1年分の軽油使用量に匹敵するらしい)。さすが自然が暴れると環境問題ドコロでない。なんせ巨大な火山が噴火したら、地球の平均気温まで変わってくるのだから。東京都は低硫黄の軽油を使うことにした。昭和シェル石油が供給するという。石油会社も低硫黄(50ppm)の軽油を出すことについて反対してないということ。と感心していたら、環境庁も2004年から軽油の硫黄分を50ppmにすると発表。こうなってくるとディーゼル車の排気ガスも大幅にクリーンになる可能性出てきた。それもこれも石原都知事のおかげ。

9月22日 三菱の『品質諮問委員会』が動き出す。これは欠陥車についての対応を協議し、三菱に提案するというもの。9人のメンバーで更正されており、外部の委員は3名。うち1名は自動車ジャーナリストの岡崎宏治さんとなった。岡崎さんはワタシら自動車ジャーナリストの大先輩。きっとキチンと意見を通してくれるだろう。良い人選だと思います。ただ三菱の販売状況は依然厳しい。9月がどうなるか? 同じクレーム問題で苦慮しているファイアストンは、少し展望開けてきたような気がする。というのも自動車メーカー側の責任を追及する声も大きくなってきたため。ファイアストーンに全ての責任をかぶせようとしているメーカーの姿勢に批判が集まっているらしい。

9月20日 今月末から始まる(プレスデーは28日)パリサロンに、日産はエクストレイルと次期型プリメーラを出展! ルノーの息掛かるヨーロッパから巻き直しか? 日本でもそろそろ日産が動き出す気配。どういう行動に出るのか不明ながら「秋を見ていて下さい!」という日産関係者は一人や二人じゃない。もちろん三人でもありませんけど。とにかく何かやりそう。やって盛り上がらなかったら、その時は一段と厳しい状況になるだろうから精一杯暴れて欲しいと思う。

9月19日 スズキがGMの資本を20%とした。その割には自動車好きの間で話題にならない。おそらくスズキというメーカーのイメージが極めて薄く、自動車好きにとってどうでもいいということなのかも。面白かったのは鈴木社長のコメントで「私が引退したら会社は潰れる」というくだり。正しくその通りだと思う。鈴木社長の辣腕でスズキは好調を維持している。ただワタシとしてもスズキというメーカーの印象は薄い。ファンが多い車種って、カプチーノとジムニーくらいだろうか? スズキといえば軽自動車の衝突安全性。今年度、64キロのオフセット衝突モードが加わり、ワゴンRも対象車としてリストアップされている。三菱は10月をメドに衝突安全性を向上させる予定だったが(認可凍結でどうなるか難しいところ)、スズキはいつ対応するのか? もし自信あるなら、変更せず衝突させて欲しいです。

9月15日 イギリスでガソリンが買えないという騒ぎになっている。ガソリン価格の高騰によるストライキらしい。世界的規模で湾岸戦争時と同じくらい原油価格が上がっており、社会問題化してきた。もし日本でガソリン危機になったらどうなるか? おそらく各社揃って燃費の良いクルマを開発し、2〜3年後は現在の3分の2くらいの燃費が普通になってしまうだろう。日本の場合、政治的要因だったとしても技術で解決したがるという国民性を持っているから。そうなると日本だけ低燃費技術が突出すること確実。当然、困る国が出てくるので、おそらく日本ではガソリン不足や高騰はしばらく起きないと思っている。起きたら神風。イッキに日本の技術は進む。燃費じゃ世界を圧倒し、再び日本車の天下が訪れる。

9月13日 いわゆる「クレーマー」と呼ばれる輩の存在が社会問題になりそうな気配。最初の失敗はたいてい企業サイドにあるのだけれど、トコトン妥協しない。普通なら「そのあたりでカンベンしてやろうや」というケースでも、最後まで突っぱねる。言うこと聞かなければマスコミに通報する。多くのクレーマーは善意の市民という皮を被っているから判らず、マスコミも乗ってしまう。先日、ワタシの所に「ディーラーの対応が悪いので相談に乗って下さい」と来たヒトがいた。確かにディーラーに落ち度あり、クレーム付けた。結果、ディーラーは折れ世間の常識より有利な条件を出してきた。なのに許さない。しまいにゃ無理難題をふっかける始末。言いがかりのプロフェッショナルよりタチ悪いと思う。どうやら「潮時」という観念を持っていないみたいだ。ヒトを殺すまで殴るのと根っこは全く同じだと思う。ここまでくると社会の害。マスコミはどちらが悪いのかしっかりと調べ、それから報道しなければならない。もちろん欠陥製品隠しを叩くのも仕事です。ウチのTV、火吹かないかな?

9月12日 ホンダが来月アメリカで行われるイベントに新型の燃料電池車を出展するらしい。もちろんハリボテでなく、キチンと動く本物。現時点じゃ世界トップクラスの性能を持つそうな。今や燃料電池を作ることについちゃ、ほぼ技術的に確立されつつあると思って良かろう。ただ実用化出来るかとなれば、またまた大いに遠ざかったと思う。ガソリンエンジンでも排気ガスを発電所並に浄化出来るし、ハイブリッドや車体の軽量化により熱効率だって大幅に引き上げられるようになったからだ。今や燃料電池車のブレイクスルーは、純水素を燃料として使う技術を確立することのみといえよう。その場合も、エネルギー使わず水素をどうやって作るかというテーマが残ってしまいますけど。とりあえず燃料電池は家庭用のコージェネからでしょう。といったことを全て判った上で、ホンダは燃料電池車を開発している。こういうことが一流企業の基本条件かもしれない。 

9月11日 三菱続報。現在内部は大混乱している様子。こうなると何から手を付けたらいいのかも判らないだろう。例えば新聞などの報道によると、新型車の認定については1ヶ月間停止などとも言われている。これまた情報が錯綜。期限は決まっておらず、三菱が運輸省に対し今回の報告書と今後の対応策を提出。その内容によって認定を再開するということになっているらしい。報告書を提出した後、もし違う事実でも出ようモノなら致命的。三菱サイドも今回は慎重な姿勢だ。もしかすると年内は難しいか? ディアマンテのワゴンやセディアのワゴン、ランサーエボリューションなども遅れるだろう。トバッチリを受けているのが他の自動車メーカー。各社「自分のクルマは大丈夫か?」みたいな問い合わせが急増しているみたいだ。 

9月9日 三菱はどうなってしまうのだろうか? 三菱グループの強力な支援も受けられず、実質的なリーダーはダイムラークライスラーからやってくる。さらに株価も値切られた。持ち株比率も現在の状況だと3年後に増やされ会社そのものが実効支配されてしまう可能性大きい。肝心の市販車も新規の型式認定を停止されてしまったため、4車種が中に浮いた状態とか(セディアベースのランエボやリベロ、オフセット衝突安全性強化型の軽自動車などか?)。まさに四面楚歌。こんな時こそ応援したいものだけれど、一体どうしたらいいのだろう。明るいニュースが欲しい。この際、先行研究してるような技術の一部を披露するなど思い切った作戦に出るべき。それにしても外資が入った自動車メーカーは活気がないです

9月7日 ここ2〜3日、リンククラブの調子が悪く繋がりにくかったようです(特にマック)。トップの部分のログを読みたい方は日付をクリックしてください。三菱関連の続報。やはりディーラーの販売状況は非常に厳しい模様。もしかすると9月は前年比20%以上の受注減になるという悲観的な情報も。継続的に販売台数が落ちてしまうようなことになれば、ダイムラークライスラーのテコ入れあっても工場やディーラーの現状維持が難しくなってくる。何より欲しい魅力的な新型車も当面無さそう。「これは厳しいかも!」と感じたのは、長年三菱を買っていたユーザーまで嫌悪感を持っていること。隠れ三菱ファンとしちゃ応援したいところだけれど、ジャーナリストとの窓口である広報からは何のお願いもこない。カローラとYRVの一言コメントは日記で。

9月6日 三菱の『主体』がダイムラークライスラーになってしまう。持株比率40%といえば、三菱グループより多い。もはやグループでの再建を諦めたか? すでに副社長はダイムラークライスラーから送り込まれるらしい、その後は日産やマツダのように社長だと思われる。ここ数日、三菱のディーラーはガラガラ。リコール対応のために来るヒトしか訪れる客もいない状況。聞けばキャンセルも多いとか。こうなると自力で信頼を回復するのは無理だろう。ディーラーにとってみれば、三菱がダイムラーに変わる方が結果的にいいのかもしれない。それにしても残念だ。大刷新が無い限り、三菱バッシングは続きそう。<緊急通報>ショッピングセンターなどに来た女性ドライバーに狙いを付けてタイヤをパンクさせ、親切な通行人を装いタイヤ交換。その間にカバンを盗むという事件が報告されています。周囲の女性にアドバイスしてあげて下さい。詳報は和やかな掲示板まで。

9月4日 この秋は4ドアセダンがドッとデビュー! 果たして売れるかどうか? いろんな意見あって、大いに迷う。そこで4ドアセダンの販売台数当てトトカルチョを行うことにしました。今年12月の登録台数を予想してください。対象車種はカローラとシビックフェリオ、そしてシルフィ。参加資格はありませんので(メーカーの方もハンドルネームでどうぞ!)、マナーの良い掲示板の方に書き込んで下さい。参加者多ければ、いろんな商品を用意しておきます。

9月2日 「ついに」か「残念ながら」か「当然ながら」か、三菱の大株主であるダイムラークライスラーが出てくる可能性が非常に高くなってきた。最新情報ではダイムラークライスラーから副社長(実質的な指導者になるだろう)が送り込まれてくるらしい。これまでダイムラークライスラーは「三菱の独自性を尊重する」と言ってきた。しかし、ここまで事態が悪化すれば、そうもいかないと思う。考えてみれば日産もゴーンさんは、全く同じ様なポジションで日産にやってきて、そして社長になっている。確かにダイムラークライスラーから副社長がやってきて今回のリコール騒ぎに対する大粛正を行えば、一件落着するかもしれない。三菱車を販売するディーラーなどにとってみれば、その方が良かったりして。ただ三菱ファンや日本車ファンにとってみれば大いなる痛手。もう自力で名誉回復することは出来ないのだろうか?

9月1日 三菱の欠陥車問題、まだまだ広がりそう。ここにきて欠陥なのか、性能の悪さからくる事故なのかという境目もなくなりつつある。ハンドリングやABSの制御による事故までが欠陥の対象となりそうな気配漂ってきたからだ。こうなってくるとドロ沼。最終的に評価を落とすのは三菱になってしまう。評価下げたといえば日産シルフィの広告も評判凄く悪い。せっかくホメているSULEVエンジンなのに、なんでハイブリッド車より排出ガスがクリーンだという宣伝するの? ハイブリッド車といえばプリウスとインサイトしかない。日産のハイブリッド車はすでに売り切れだからだ(100台販売したウチ、大半はメーカーが買ったらしい)。イルカの宣伝から始まり、フルラップ衝突でAの数多いと自慢したり、日産の良識はドコに行ってしまったのか?

8月31日 ファイアストンの欠陥タイヤ問題は、いろいろな要因が絡んでいるようだ。最も興味深いと思うのは、フォード車で多発している点。フォードのSUVは重心が高いためロールオーバー(横転)しやすい特性を持つ。そいつをカバーするため、タイヤの空気圧を低く指定していた。路面温度60度を超えるような高温下で空気圧低いまま高速走行すれば、やっぱりタイヤにとっちゃよくないだろう。だからといってトレッドの剥離が許されるということでないのだけれど、こうなってくるとファイアストンにだけ厳しい責任を負わせるというのも酷かもしれない。そのあたり、フォードも解っているらしく、ファイアストンに対し協力しているそうな。BSもタイヤを空輸するなどアフターフォローに懸命。何とかトンネルの出口は見えたか? そうそう。以前、トヨタが「6兆円の罰金を払え」と訴えられた件、記憶しているだろうか。どうやら「適正な金額」で和解する模様。

8月30日 新型インプレッサとMRSのセミATに試乗した。インプレッサはスバル車らしく抜群に楽しいハンドリングを持つ。テストコース全開で走ると、ワタシにカンクネンが乗り移ってしまったみたいになる。どんな姿勢でコーナー飛び込んでもコントロール出来てしまうのだから。狙ったラインを10センチ外さずに走れるほど。250馬力でも十分以上のパフォーマンスを持つ。スタイルさえ馴染んでくれば売れると思う。現行レガシィの時もそうだったように、スバルのデザインは理解出来るまで時間が掛かるのだ。MRSはシーケンシャルシフトという触れ込みだったものの、そうでなかった。4速から2速への飛ばしシフトも出来るので「シーケンシャル風シフトも可能なセミAT」ということになろう。シフトアップの遅さは賛否両論あると思うが(期待すると遅く感じる。でも決定的には遅くない)、ワタシなら迷わずマニュアルを選びます。ただF−1やWRCのような左足ブレーキをマスターすれば、マニュアルと同等の速さで走れる可能性大。2ペダル用のドラテクが必要じゃなかろうか。以上、全てテストコース内での走りです。

8月29日 三菱のリコール隠し問題はドンドン拡大している。ただ未確認の情報が乱れ飛んでおり、もはや私のような専門家でも全容が掴みきれなくなってきた。次々に出てくる不良個所は本当に欠陥なのか、それとも単なる不具合なのかということすら解らない。最近の三菱、大幅に体制が変わっており、会社から出てくる情報量まで急速に減っているのが気がかりだ。このままだと一段と悪い方向に進むような気がしてならないです。もし三菱に危機感があるなら、悠長に新型車のTVCMなど流さず、リコール対象の公表や改善時期など最新の情報をユーザーに伝えて欲しい。ただブレーキ踏んだら加速した、という状況は機構上考えられません。あの手のハナシがTVや新聞に取り上げられるようになると、マスコミの負け。

8月24日 北海道の帯広という場所は、ディーゼルが多い北海道の中でもイチバン販売比率高いということで知られていた。数年前までの10年間は、49%もディーゼルだったほど。しかし一昨年あたりから急激に販売比率が下がり始め、今年は平均で8%。6月と7月は6%まで落ちている。非常に人口密度の低い(個人的はこのあたりの北海道がけっこう好きである)地域にも関わらず、環境問題を考えているヒトが多いということだろう。ハイラックスとプラドに搭載されたトヨタの最新式直噴ディーゼル(ほとんど黒煙は見えない。ニオイも薄い)に試乗しながら「このクルマ、一体ドコで売れるのかしら?」と思った。

8月23日 三菱が依然大荒れである。ここまでくると「責任」という問題も出てくると思う。昨今の日本は、ほとんどのヒトが「よくない方向に向かっている」と考えているらしい。その大きな要因の一つとして「無責任」というものがあるんじゃなかろうか。そういえば最近の大人や親は責任感が薄い。自分が生んだ子供の責任さえ取らないんだもの。三菱自動車の社長も、何らかの責任を取るべきだ。もし改革を実行する自信がないなら「辞任する」という簡単かつオーソドックスな選択だし、逆に「完全に立て直せる!」という信念と実行力をお持ちなのであれば、強いリーダーシップを発揮してこの難局を何とか切り抜けて欲しい。もちろん「売れるクルマを作れない」という問題も含む。ただその場合「ダメでした」は通用しない。その後の責任の取りようがないのだから。三菱ファンのためにも、三菱社員とその家族のために、何とか責任を取って欲しいです。 

8月16日 ファイアストン騒動の続報。すでに書いた通り、リコールを掛けたもののタイヤの在庫が全くない状態らしい。情報によれば2001年の夏までかかるとか。高温とタイヤの空気圧低い状態で発生するといわれるトレッド面の剥離だが、乗っているドライバーにとっちゃ寒くて空気圧適正でも怖くなってしまうだろう。このままだと「ライバル会社のタイヤを購入する」という最悪のシナリオも考えなくてはならない。さらに法定に訴え出るユーザー急増とのこと。懲罰的賠償金という裁定になれば、想像を超える金額が出る可能性あり。依然として予断を許さない状況が続く。

8月14日 あまりに情けない! ハンガリーGPのBARホンダを見て、ホンダの上層部はそう思ったろう。おそらく昨日のレースで「ぶちっ!」だ。もちろん外に向かって感情を露わにすることないだろうけど、役員室のゴミ箱は原型を留めてないか? ホンダの創始者たる宗一郎氏も、納得できないことがあれば激しく爆発したそうだ。昨今、宗一郎氏みたいな熱血漢の経営者が少なくなったような気がしてならない。怒るべきトコロではキチンと怒る(いつも怒っていたという説もある。ただ外部のヒトには徹底的にやさしかった)。当たり前のようだが、実行するとなると難しいもの。スタッフの入れ替えを含め、大ナタがふるわれよう。幸いCARTの方は得意のロードコースということもあってワンツーフニッシュし、50勝に華を添えた。ただCARTもトヨタにパワーで押されている。踏ん張りドコロは今です!

8月13日 フォード・ジャパンからプレリリースが届いた。読むと「17期連続の収益改善。営業利益と売上高、販売台数の新記録」と買いてある。なんだ? 日本のフォードは全然仕事できない、ということを宣伝したいのか、と思ってしまう。フォードグループが健全な経営をしている会社だというのは知っている。普通なら日本で全然ダメなことを恥ずべきじゃなかろうか。依然フォード・ジャパンはクルマを売ることより、経済記者に記事を書いて貰うことがお好きらしい。このままだとフォーカス(けっこう良いクルマだと思う)さえ失敗しますよ、と書いておく。それにしてもGMといいフォードといい、日本の調査やってないのかな? 広報と宣伝を一新すれば、簡単に今の2倍は売れる。

8月12日 「今月号のCG誌読んだら燃料電池についてトヨタの渡辺さんという担当役員にインタビューした記事出ていたよ。読んでみたらどう」と知人からサジェッションされたので、どれどれ、とばかり本日本屋さんで購入。読んでみた。するとどうだ。以前お会いしたとき圧倒的な燃料電池信奉者だった渡辺さんが、すっかり現実的になっているじゃないの! 正直驚きました。しかもウソ偽り無く直球の答え。マジメに答えていらっしゃる。燃料電池や水素を燃焼させるエンジンについて希望を持っている方はぜひとも御一読を。ワタシの原稿と読み合わせていただくとより興味深いと思います。ちなみにGMは昨日、燃料電池車を販売するような計画を発表。まだ夢見ているらしい。

8月10日 引き続きファイアストンのリコールについて。親会社であるブリヂストンの株価がグングン下がっている。それだけ厳しいということなんだろう。特に外国勢の売りが多いとか。アメリカのアナリスト筋は今回のリコールに370億円程度掛かると評価しているらしい。しかも一度に500万本などというタイヤを生産することは難しい。大量生産しようにも、タイヤを作る最後の段階にある加硫工程(熱でタイヤパターンを作る)がネックになってしまう。その間、不安なタイヤのまま乗るのか、というユーザーだって出てくる可能性大。となればライバルメーカーのタイヤを買って装着することにもなり、さらに対策費用が嵩む。しかもすでに発生している事故の訴訟も難航すること必至。一件1億円として約100件100億円。ただアメリカは一人に対し10億円程度の支払い命令が出ることもある。昨日も書いた通り、ファイアストンは無条件で新品に交換する、言っているらしい。廃棄してあるタイヤを再度装着し、ディーラーに持っていけば新品に交換してくれるということでもあろう。火事場泥棒みたいな輩が続出しないことを願う。こんな時こそブリヂストンのタイヤを買ってあげたい。

8月9日 いや驚いた! 数日前「ファイアストーンタイヤがアメリカで大きなリコールを出すかもしれない」という情報は聞いていたけれど、予想以上の規模のようだ。対象となるタイヤはアメリカでのベストセラーシリーズであるフォード『エクスプローラー』と、兄弟車のピックアップトラック、GM車の一部なのだけれど、生産本数は4600万本!と言われている。ただ1990年あたりからのタイヤだから、すでに摩耗して廃棄された分も多かろう。大雑把に500万本(100万台)くらいあるとすれば、1台あたりタイヤ代6千円工賃4千円の計1万円としても100億円。さらに93件起こされている訴訟の賠償金(こちらの方が大きいかも)まで考えると、最小限の見積もりで200〜300億円という規模になってしまう。いや、タイヤの残り山に関わらず交換すると言っているから、捨てられたタイヤを再装着して持ち込むような輩もいるか。となれば、さらに増える。御存知の通りファイアストンはBSの子会社。参考までに書いておくと、大型SUV用のファイアストンブランドのタイヤは、BSの設計でなく、工場の生産設備もファイアストン側のもの。せっかく借金を少しずつ返せるくらいの業績を上げつつあったファイストンだが、これでイッキに厳しい状況になってしまうだろう。ちなみに欠陥の内容はトレッド面の剥離。高速走行中に発生すれば大事故の原因になる。